ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

「紅白歌八百長ショー」に伍する大晦日のバラエティ番組について。

こんばんは。Buenas noches!!

今回は「紅白歌八百長ショー」に伍する大晦日のバラエティ番組について。
例によって私はこの番組を見ていないが、友人がとても好きでねえ…

で、このバラエティ番組の内容が物議をかもしている。

lite-ra.com

まあ、紹介した記事の件も問題であるが、私がこのバラエティ番組(の大晦日企画)について不快に思うのは、出演者の誰かが「吹き出し」でもしたら「アウト~」というかけ声とともに、

「ケツバット」

で臀部を叩かれるというもの。
中には「タイキック」で蹴られる場合もある。

なにをかくそう、「ケツバット」というのは、
私が小学校時代に実施されていた体罰だったからだ。

忘れ物や学校内の規則を破ると「ポイント」が蓄積され、一定の水準に達すると、黒板用定規や木製バットで臀部を叩かれるのである。
その「ケツバット」を実施した担任が、4、5、6年生の3年間私のクラスの担任だったというのもトラウマに拍車をかけている。

友人が「この番組とても面白かったよ」などと食事会などで話しているとき、私はとても共感できなかった。

まあ、友人が素直にあの番組を楽しめるのは、
自身が私より10歳年下で、体罰もだいぶ規制されていた時代にいたからだと思う。

まあ、「紅白歌八百長ショー」に伍する番組がこれしかないのも悲しいよね…

それではまた。

「年末年始のバカ騒ぎ」に疑問を持っている人が他にもいた。

こんばんは。Buenas noches!!

昨日、私が「おすすめ」としているブログ「ぼそっとプロジェクト」で、年賀状や年末年始のバカ騒ぎを批判している記事が綴られていた。

blogs.yahoo.co.jp

特に次の一文が「全くその通り」と思ったわ。

時計の針が0時を超えて、
日づけが12月31日から1月1日になっただけなのに、
なぜ、みんな、
「めでたい! めでたい!」
と喜んでいるのかが理解できないのである。

そうなのだ。ただ、いつもと同じように1日が過ぎるだけなのだ。
こちらのブログに寄せたコメントにも綴ったが、この「疑問」を父親にぶつけてみると、

「大体の仕事は年末締めで、きちんとやらんと決算にも響くんだから年末はやはり特別だろ?」

と返してきた。

そうですよねえ…仕事している人たちにとってはねえ…
東京証券取引所では「大納会」なんてのもあるんだし。

やはり、引用した一文のような感慨を抱くのは、
「HIKIKOMORI」であるがゆえ
なんだろうな。
なにせHIKIKOMORI当事者は「毎日が日曜日」「毎日が冬休み」なんだから…

「年賀状」への侮蔑もまたすさまじい。

「昨年はお会いする機会がなかったが今年は会いたい」→「本当は会う気もない」
写真付きで「子どもが大きくなりました」→子供の写真を見せつけて何のつもりだ

後者は私も経験したなあ…

本当に年賀状の習慣を廃止すべきだと思うわ。
紅白歌合戦という八百長歌謡ショーとともに。

それではまた。

久々に元日休みの小売り・サービス業を見た。

こんばんは。Buenas noches!!

昨日の元日、飲み物を買おうと思って近くのスーパーに行った。
なんと休みだった。
昨年の元日は開店していたのだが。

他のスーパーや、飲食・サービス業も軒並み休みだった。
唯一、少し遠い所にあるショッピングモールだけが開店していた。

しかし、この感覚は久しぶりだなあ。
いわゆる「働き方改革」の実践かなあ。

コンビニエンスストア以外でも元日店を開けるべし、という風潮が高まったのは2000年代だったなあ。
いわゆる「リストラ」が推し進められる一方、利益最大化のために小売り業やサービス業がこぞってやり始めたんだよね。

その後、小売業では「コンビニエンスストア以外でも24時間営業」にも着手する。
これも利益最大化のためなのだが、こちらは早々にして取りやめる企業が続出した。
実はあまり利益=費用対効果が芳しくなかったようで…

さて、私の母親は元日から出勤である。
少し遠い所の雑居系ショッピングモールなのだが、テナントに「ミゲル・デ・セルバンテスの代表作品の名前を冠したディスカウントストア」が入っているんだよね…
先述の「元日からも店を開けるべし」「24時間営業をコンビニ以外にも」の先駆者である。

それではまた。Adios amigos!!
やはりせめて元日は休みにしたほうが健全だと思う。

もう一度、「権利求めるなら義務果たせ」の愚かさについておさらい。

こんにちは。Hola amigos!!

2018年が始まった。
姉妹ブログにも綴ったが、私は「おめでとう」という言葉はとても使う気になれない。
「喪中」という方もいるだろうし、私もそうだが自分の境遇を考えたらとても「めでたい」気分になれない人もたくさんいるだろうからだ。

さて、今回は以前綴った「権利と義務」についてのおさらい。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

こちらの過去記事に、わが国の人たちがよく言う「権利を求めるのなら義務を果たせ」という言説への批判を綴ったが、もう一度このことについて考えてみたい。

義務を果たさなければ、生きることも許されないのか

ここでいう「義務」とは、主に「労働」「納税」である。

何らかの事情でこの「労働」「納税」ができない人たちが、生きるための「権利」を行使しようとすると、周りからこの言葉を浴びせられる。

「義務を果たしていない奴が何を言うか」
「働かざるもの食うべからず」

しかし、私は思う。

「これらを果たしていないからと言って、生きることすら許さないというのか」

「黙って義務を果たしていれば、権利は後からついてくる」?

もう一つのおさらいは、この「御恩と奉公」的権利観が「受け身」「指示待ち人間」的な思考に陥ってしまうということ。

「黙って義務を果たしていれば、権利は後からついてくる」

つまりはこういうことである。

しかし、「障害基礎年金」の解説本の書評記事でも綴ったように、「現代的権利」というものは「自らが申請なりアクションを起こすこと」が基本である。
逆に言えばアクションを起こさなければ享受することができない。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

「黙って義務を果たしていれば…」という言説は一見もっともらしいが、「申請」「要求」「権利行使」することを許さない、封じ込めてしまう、ということにつながってしまう。

本日は大体こんなところである。
それではまた。

高齢HIKIKOMORI当事者の親たちよ、「あぐり」を目指そう。

こんにちは。Hola amigos!!

前回記事で「今月=今年最後の記事」と綴ったが、やっぱり今日も更新しようと思う。

さて、2017年も「HIKIKOMORI」のことについていろいろ綴った。

今回は「高齢HIKIKOMORI」という言葉で検索して見つけた面白い記事について綴ろうと思う。

news.yahoo.co.jp

今夏、105歳で亡くなった「日野原重明」氏を引き合いに出して、「高齢HIKIKOMORI当事者の親御さんたち、105歳まで生きましょう」と綴られているのだが、私はこの場合「日野原重明」よりもふさわしい例があるんじゃないかと思う。

それは「吉行あぐり」。
NHK連続テレビ小説の題材にもなったお方である。

吉行あぐりは、「吉行淳之介」「吉行和子」「吉行理恵」三きょうだいの母親である。
こちらは一昨年(2015年)、107歳でお亡くなりになった。

特筆すべきは、子どもである吉行淳之介・理恵両氏が、
親より先にお亡くなりになっていることである。*1

最近も、40代から50代でお亡くなりになる著名人が後を絶たなかった。
親よりも子どもが先に亡くなることなんて何も珍しくない。

もはや40代がボリュームゾーンとなったHIKIKOMORI当事者も、とても長生きできる状況にはないと思う。

だったら、もはや絶望しかない子どもよりも長く生きてやろうじゃないか。

私はそう思うのである。

それではまた。2018年も宜しくお願いします。

*1:淳之介氏は70歳、理恵氏は66歳没。

近況のお題2つ。

こんばんは。Buenas noches!!

今回は近況のお題2つ紹介する。

また憎悪ポルノか

先日、日本テレビ系列でまた「憎悪ポルノ」番組が放送された。
こちらの記事に詳しい。

news.yahoo.co.jp

要は「生活保護の不正受給をしているこんな奴らを許すな」というものだ。

ああ、本当に懲りないやっちゃなあ…

CMを見せるためなら何でもアリやで…

私は今年に入って本当にテレビを見る頻度が減った。
民放はもはやこの手の「憎悪ポルノ」「日本スゴイポルノ」コンテンツばかりだし、NHKも民放コンテンツの真似をしている。

年明け以降はさらにテレビを見る頻度が減るだろうね。

フェミニズムミサンドリーイズム(女権帝国主義)だと思っておられる方々に見てもらいたい記事

これも最近ツイッターなどをはしごして見つけた記事。

www.buzzfeed.com

前回紹介した「#MeToo」に対して悪態をついておられる方々に読んでほしい記事である。

印象に残った言葉を一部引用する。

当然ながら、#MeToo は「反男性運動」ではありません。反暴力、反ハラスメントのキャンペーンです。

 

#MeToo は女性のためのもので、性暴力なんて自分とは無縁だと思っている男性も多いでしょう。でも、ちょっと待って。

男同士で性的な嫌がらせをされたことはないでしょうか。性器をからかわれたり、服を脱がされたり、性体験の有無を無理やり聞き出されたり、買春を強要されたりしたことはないでしょうか。

子どもの頃に受けた嫌がらせや「いじめ」には、そうした仲間内の性的な虐待が含まれています。大人になってからも、酒の席や先輩からの「可愛がり」でそんな目にあった人は少なくないでしょう。

 

こうした問題*1に対応するため、1986年にヨーテボリ市に初めて「男性危機センター」が設立され、現在はスウェーデン全国およそ30カ所の同様の施設で、人間関係や離婚や子育て、感情をコントロールすることの困難さや暴力などの問題を抱えた男性を、自治体やNPOが支援しています。

問題を抱えている男性には暴力行為の加害者としての側面と、女性との関係性の変化がもたらす危機の側面の二つがあり、両方を視野に入れて支援しているそうです。

 

もう、長くなって「引用」ではなく「記事転載」になってしまうが、とにかく読んでほしい。本当に読んでほしい!!

ところで、記事冒頭にこういうエピソードがあるのだが…

22年前、深夜番組で新人アナウンサーに催眠術をかけて、過去の性体験の人数を言わせる企画がありました。私は催眠術にかかりませんでした。

だけど、かかったふりをすることが求められているのはわかったので、下手な芝居で人数を答えました。目を開けると、スタジオは白けていました。朦朧としながらも、言いそうになるのを必死で堪えるリアクションが求められていたのです。

この「催眠術をかけた人」って、もしかして現在はベストセラー作家らしい、

M岡K祐

 のことですかね?
彼が「催眠術師」という名の「インチキ奇術師」としてテレビに出演していたことなど今は黒歴史みたいだけど…

それではまた。

*1:引用者注・スウェーデンにおいて女性の社会的地位が高まる一方で、男性が「男性的役割の押し付け」に苦しめられてしまう問題。

「#MeToo」で、一番声を上げてほしい職種。

こんばんは。Buenas noches!!

今年、2017年、世界で一番話題になったことは、

「#MeToo

だと思う。
「TIME」誌でも「今年一番の話題」として認定されたし。

www.bbc.com

要は性的強要、性的暴力、強制性交*1等の被害者たちが声を上げた、ということである。

以前綴ったこの記事を思い出した。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

今回の「#MeToo」ムーブメントにおいて、国内で私が一番声を上げてほしい職種こそ、「セックスアピールアイドル」である。

雑誌の表紙等で、水着や露出度の高い服装を身につけ、性欲を掻き立てる画像を提供されている女性たちだ。

ハリウッド映画女優たちもプロデューサーなどから被害を受けたと告発しているのだから、セックスアピールアイドルたちがこの手の被害を受けていないはずがない。

私自身ファンだったT氏も、いつの間にやらカメラマン氏と入籍していたことなど被害を想起させる事実が発覚したのだから…

それにしても、いわゆる「セクハラ」なるものは、「パワハラ」の一形態なんだと思うなあ。
「社会的地位の差」をダシにして「性的強要」を図ろうとしているのだから。

それでは。

*1:旧名「強姦」。今年の刑法改正でこの名称に変更された。