ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

昔「キレる少年少女」、今「高齢HIKIKOMORI」

こんばんは。

先月末から今月にかけて、「HIKIKOMORI」傾向だとされる30代の事件が報道される。

そして、やはり、「こういうのには自衛隊などの軍隊教育がいい」などという「識者」まで登場した…

lite-ra.comうわあ、20年以上前を思い出したなあ…
あのとき、

  • 「10代の凶悪犯罪」*1
  • 「キレる少年少女」

などというのがクローズアップされたよね…

そして、一部メディアで「こういう問題には軍隊教育がいい」という「識者」がいた。

あの時と同じだね。

20年以上前の10代、といったら、まさに現在は今回事件を犯した人たちと同じ30代から40代や。

この間は何をしていたんだろうなあ…

  • 2000年代に注目された「HIKIKOMORI」を面白おかしく各種メディアが取り上げる
  • 大学教授猊下様が「NEET」なる言葉を発明。「憎悪ポルノ用語」として大ブレイクを果たす。
  • etc…

結局、ほとんど何もしていない。
一部カテゴリーに所属する人たちを「モンスター」扱いし、「マウンティング」をしているだけ。
昔は「キレる少年少女」、そして今は「高齢HIKIKOMORI」をカテゴライズして「自分はこういう人間では決してない」「当該カテゴリーのあいつらには『矯正収容』が必要」とか言ってね…

そんじゃまた。

*1:神戸市の事件や、京都の「てるくはのる」事件など。

就職氷河期戦線異状あり・番外編③例の阪急電鉄炎上の件で、思い出したこと

こんばんは。
前回、堺市長選を綴ったが、案の定ここも「浪速のトランピズム政党」が勝利したね…
前の「大阪府知事大阪市長ダブル選」とは違い接戦だったけど…

さて今回は久しぶりにシリーズ連載「就職氷河期戦線異状あり」の番外編を綴る。

例の阪急電鉄炎上の件で、思い出したこと

先日、阪急電鉄が中つり広告の企画として実施した「はたらく言葉たち」とのコラボ企画が「炎上」した。

joshi-spa.jpこの中には「『ありがとう』という言葉が大好きで、社員を過労自殺に追い込み、そして現在は政権与党の参議院議員をしている」あの外食チェーンの言葉もあったり。

さて、紹介した記事の中で、私が気になったのはこちら。

月収50万円の生きがいのない生活より月収30万円の仕事が楽しくて仕方ない生活がいい。 研究機関/ 研究者 80代」

この言葉に対し、ツイッター上ではハッシュタグ「#手取り30万」が誕生。

「手取り30万円が欲しかったら、90万円分の結果を出せ」

私もこうツイートした。

「手取り30万円が欲しかったら90万円分の『結果』を出せ。手取り以外の内訳は企業経営(維持・利益)、そして株主配当だ」

これ、本当に言われたことだからね。
まあ、もっともなことなんだけど、バブル世代はこんなこと言われなかったんだろうなあ…「就職戦線異状なし」のような。

注目すべきは企業利益のほかに「株主配当」が入っているということ。

私が就活した西暦2000年代から、「株主を向いた経営」「物言う株主」などといったことが頻繁にメディアで取り上げられるようになった。

その中で企業が株価を上げる=株主から称賛される手っ取り早い方法が、
「リストラ」「新規採用の抑制」
であった。

「月収50万だとか30万」という言葉を見て、ふとこのことを思い出した。

それではまた。

明日は堺市長選の投票日です。

こんにちは。
ここ数日、暑い日が続いて睡眠の質も一定ではなくなり、日によって朝眠いときと眠くないときが不安定に訪れる。

さて、以前、堺市のことについて綴ったことがあるが、前市長辞任にともなう市長選が明日投票日を迎える。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

ここもやっぱり「浪速のトランピズム政党」の公認候補者が勝つんだろうなあ…

以前、全く同じ道をたどった大阪府内の自治体がある。

岸和田市

ここも「浪速のトランピズム政党」と距離を置いていた市長が政治資金問題で騒動となり辞任、市長選で「浪速のトランピズム」が大勝利した。

その市長の下で岸和田市がどうなっているのかは、こちらの記事が詳しい。

note.mu「浪速のトランピズム政党」は常々、
「身を切る改革」
という言葉を口にするが、身を切らされるのは常に地域住民のほうであることがわかると思う。

それではまた。

またHIKIKOMORIの「ステレオタイプ」が作られるのか…

こんにちは。

ここ数日、「HIKIKOMORI(と思われる人)」が絡んだと思われる事件報道が目立つ。

そんな中でも、元事務次官が「HIKIKOMORI(と思われる人)」を殺害してしまった事件において、殺害されたHIKIKOMORI当事者(と思われる人)の「人となり」が話題になっている。

あーあ、これでHIKIKOMORIの「ステレオタイプ」がまたつくられるわ。
あるいは固定化。

  • やっぱりHIKIKOMORIはゲームに入り浸っている
  • やっぱりHIKIKOMORIは家庭内暴力など「社会に迷惑をかける存在」
  • やっぱりHIKIKOMORIに対しては「矯正収容」が必要だ
  • etc…

 「ステレオタイプ」でモノを語ることは本当に楽ちんで、共有もされやすいからなあ…

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

本当は私が弊ブログで綴っているように、「適切な社会福祉を受けること」を案内するべきなのになあ。

実際、テレビ朝日は「矯正収容」業者をほめちぎっているらしい…

それではまた。
近々、新たなシリーズ連載を考えている。

*1:韓国や中国の人に対する差別発言など。

毒オトナの条件・第14回「違う立場の意見も聞け」

おはようございます。

昨日、障がい者就労支援施設の方と話し合った。
私が作ったパワーポイント資料、一部ページを丸ごと削除することになった。
まあ相手に合わせる必要もあるので、「我を通す」わけにはいかないもの…

さて、「相手に合わせる」「相手の立場も考える」。
たしかに大事なことではあるけれど、これを「押し付け」るとなると途端に「毒オトナしぐさ」となってしまう。

今回はそのことを綴ろうと思う。

違う立場の意見も聞け

私の父親からよく聞かされたことである。
繰り返しになるが、たしかに大事なことではある。

しかし、これを「上」の立場からの押し付け言葉として聞かされると、途端に「嫌味」になる。

要はトーンポリシング、「主流秩序に合わせろ」という圧力

私が父親から聞かされる「違う立場」、これは「主流秩序」とほぼ同義である。
少なくとも父親は私の立場をとことん否定する。
そして、この言葉が政権与党など「上」に対しては絶対に向かわない。
たとえば、竹中平蔵が大臣だったころ、「共産党」の国会議員の質問に対し常々、
「あなた方とは考え方が違うので」
と仰っていたが、これに対しては父親は何も言わなかった。

要はトーンポリシングだ。
「違う立場の意見も聞け」、これは訳すと「主流秩序に合わせろ、不満を言うな」ということである。

たとえば、「違う立場」の中身が、「差別はあって当然」「公認されない社会的弱者(HIKIKOMORIなど)は社会的制裁を受けるべき」などというものであっても、素直に聞かなければならないのだろうか。
これらは聞いていたら最悪「自分自身が殺されてしまう」。

父親のやってきたこと、「モラハラ」というらしい…

テーマとはずれるが、今まで「毒親の条件」「毒オトナの条件」で綴ってきた父親の行為。

最近、これが「モラハラ」という言葉で表現されていることを知った。

woman.mynavi.jpこちらの記事はいわゆる「彼氏」「パートナー」のことについて綴られているが、「自己愛が強い」というあたりは父親に当てはまる。

父親は身体的虐待はしない。実際私が反論なりをすると、
「俺が何か暴力を振るうことなんてあったか!?」
と返すし。

しかし、父親は何かと私の人格を否定する言動をする。
いまだに私が「発達障害持ち」であることを認めないし。*1

父親の言動は常に「主流秩序」の側だけを向き、私自身には向いてくれることがなかった。

それではまた。

*1:あるいは「治せる」ものだと思っている。

【メモ】「ひきこもり支援論」読んでいます。

こんばんは。

今日はメモ。

いま、こちらの記事を読んでいる。

www.webchikuma.jp「『石川良子』さんって、どこかで名前を見たなあ」と思ったら、「ハートネットTV」の「平成が残した宿題・ひきこもり編」に出てた人だ。

www.nhk.or.jp「ひきこもり支援論」の第一回目に、こんな一文を見つけた。

さらにもう一言だけ書いてしまえば、支援とはどうしても暴力性を孕んでしまうものだと私は考えています。たとえば、どんなに相手の意を汲もうとしても汲みきれるものではなく、したがって、支援する側の押しつけや決めつけを完全に取り除くことはできません。

(太字強調は引用者)

 まさに、シリーズ連載「毒オトナの条件」で綴った「アドバイス・支援という名のマウンティング」ですなあ。

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HIKIKOMORI当事者への暴力支援、そしてそれを是とする「毒オトナ」たちへの理論武装として読もうと思う。

それでは。

【近況報告】結局、あのフリーアナウンサー氏は「生粋の毒オトナ」だったのですね。

こんばんは。なんか昼は夏っぽくなってきたなあ…
今回は政治・社会問題の近況報告。

例の「フリーアナウンサー」氏のこと

この前、「言論の自由は保障されるべき」というサイト運営者のご厚意の下で言い訳を綴っておられた例の「フリーアナウンサー」氏。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

舌の根も乾かぬうちに今度はいちいち言葉を綴ることも憚られる言葉を使ってまた差別発言をしていたことが発覚した…

lite-ra.comああ、結局このフリーアナウンサー氏は「生粋の毒オトナ」だったわけだ…
こんな奴がいるからこそ、あの「植松某」も「自分のやったことは間違っていない」と現在も確信していられるわけだ…

それにしても、一番問題なのはこのフリーアナウンサー氏のことを「浪速のトランピズム政党」が「党員*1」として今夏の参議院議員選挙に立候補させようとしていることだろう。

こんな事件が起きてもなお同党(の候補者)に投票することは「自分は毒オトナでござい」と喧伝しているに等しいと思う。

山本太郎氏が立ち上げた新党のこと

さて、このフリーアナウンサー氏とは対極に立っている(と現時点では思う)山本太郎氏が先日新党を立ち上げた。
「れいわ新選組」。

www.reiwa-shinsengumi.com

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 このたび、私もこの「れいわ新選組」にカンパをした。
2千円ぽっちだけど…

それではまた。

*1:以前、フリーアナウンサー氏について「正式な党員であるかは不明」と綴ったが、正式に「選挙区支部長」として同党公式サイトでも紹介されており、正式な党員である模様…だったのだが、現在は消滅している。