ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナの条件(38)田中さん、あなたもそういう考えの持ち主だったのですね…

¡Hola amigos!

今回は毒オトナの条件・第38回。

 

田中さん、あなたもそういう考えの持ち主だったのですね…

今回は本ブログでたびたび取り上げている「田中俊英」氏のYahoo!!ニュースページの話。

news.yahoo.co.jp

最近、この方の綴る記事の内容がだんだん怪しくなってきている。

最近はずいぶん「共同親権」というものに取り組んでいるようだ。

要は両親の離婚によって子どもに不利な状況を与えてはならない、ということでまあ「子供若者支援」のテーマに沿ったものではあるが…

残念ながらわが国ニッポンで「共同親権」を唱えている人たちのほとんどは
「『共同親権』を盾にして自分の前から逃げ去った妻子に『本来の意味でのリベンジ*1』を企んでいる人たち*2」だからなあ…

「キレイゴトでは通用しない」あなたもその論を受け入れますか…

そして一番ショックを受けたのはこちらの記事。

news.yahoo.co.jp

ここの概要欄

きれいごとの嘘よりも、汚い真実のほうが、負け組には納得できるということだ。

ということで大体お察しなのだが、

僕は、彼ら*3は「汚れ」を直視することが、その人気の理由なんだと解釈している。

この世の中にはびこる汚れと偽善、表面的には綺麗事とポリティカルコレクトネスで硬く覆われているが、その蓋の下には汚れと偽りがあらゆる箇所でひしめいている。

その、「この世の現実」を、ひろゆき氏は独特の視点で時々突くから、人気が衰えないのではないだろうか。そして、差別(ヘイト)だらけではあるものの、時々その「板」の隙間から顔を覗かせる「真実の言葉たち」に惹きつけられていまだ利用者が絶えない2ちゃんねるも、「汚れ」から逃げないメディアだと支持者には捉えられているのではないだろうか。

はあ…そういう風にお考えですか…

まさに本シリーズ連載以前の記事で綴ったことそのものじゃないか。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 そんな「キレイゴトばかりではない『真実の言葉たち』が集まる掲示板サイト」で人生をめちゃくちゃにされた人だっているんですよ。*4
「匿名」「相手の顔が見えない」ことをかさに着て。

そしてそうやって「キレイゴト」がないがしろにされた結果が「ヘイトスピーチヘイトクライム」の蔓延じゃないか。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 

まあ、人の考えというものはいろいろあって、一部では合致するが別の面ではすれちがうなんてことはよくあることだ。
たとえばHIKIKOMORI当事者の「ぼそっと池井多」氏も「HIKIKOMORI論客の大先輩」として尊敬する一方、「ミソジニー大全開」な文言を述べることもあるし。

しかし、「キレイゴトなんてくそくらえだ」などと述べるなんて、ほんまにうちの親父とそっくりやわ。

あとほんま、「ひろゆき」なんて名前使うのやめてほしいわ。
全国の「ヒロユキ」さんが困るわ…

そんじゃまた。

*1:日本ではいわゆる「雪辱を果たす」の意味でつかわれることの多い「リベンジ」だが、本来は「暴力や虐待を伴う復讐、仕返し」という意味である。最近問題になっている「リベンジポルノ」が本来の意味での「リベンジ」の用法といえる。

*2:実際、「共同親権」確立を目指すとある団体の催し物のイラストにあの毒オトナ好みのイラストを描き続けてきた「はすみ某」が手掛けていたことが話題になった。s://twitter.com/2104ztikrsmn/status/1217737987565375488?s=20

https://twitter.com/2104ztikrsmn/status/1217737987565375488?s=20https://twitter.com/2104ztikrsmn/status/1217737987565375488?s=20

*3:引用者注、「ひろゆき」こと「西村博之」氏と「ホリエモン」こと「堀江貴文」氏のこと。

*4:たとえばタレントの「スマイリーキクチ」氏。

もはや恒例。

9年目の3月11日がやってきた。

やはりこの日も、この動画を貼り付ける。

もはや恒例や。

やっぱり私はこの曲の方が好きだ。

www.youtube.com

ちなみにこちらを作詞・作曲された「影法師」の公式サイトはこちら。

www.kageboushi.jp

「決してプロにはならない」ってええなあ。
プロになったらスポンサー様の意向に逆らえなくなるからなあ…

そんじゃまた。

グループホームに住んでみた(25)今回は近況のお題二つ

おはようございます。¡Buenos dias!

今回は前回に引き続き「グループホームに住んでみた」。

最近起こった出来事を綴りたい。

世話人以上に世話好きな入居者」が去ることになった

以前の本シリーズで綴った「世話人以上に世話好きな入居者」。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 やはり3月は別れの季節なのだろうか、今週いっぱいで本グループホームを去ることになり、別のグループホームに移り住むとのこと。

以前から本グループホームへの不満をよく愚痴っていたからなあ…

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 でも、彼がいなかったら他の入居者さんとの関係は本当にぎくしゃくしていただろうから感謝でいっぱいだ。
ただ、彼が去ってからがどうなるか…

ごみの分別ができていない。特にプラスチック容器

けさの出来事だ。

今日はプラスチック容器・包装の処分の日。

一週間溜まったそれを出すのだが…

ぜんぜん分別ができていない。

空き缶やら牛乳系紙パックはもちろん、汚れの付着した包装などが放り込まれていてもはや普通のごみと変わらない。

こんなことをして、仮に「このごみは回収できません」ステッカーを貼られていたら近所に迷惑をかける。
最悪、近所から「グループホームは出ていけ」と言われるかもしれない。

私は憤慨し、ぶつくさ言いながら別の袋に分別をし直した。

それにしても、これで問題なのは入居者さんはもちろんのこと、世話人さんもこの辺の認識が甘すぎることだ。

たとえば、レトルトカレーや麻婆豆腐の素、ラーメンの液体スープの小袋など、使い切ったとしても具材が容器に残るものは可燃ごみとして出すように、というのが各自治体の通例である。

判断がむつかしいのは菓子パンやスナック菓子の容器包装。
あれ、けっこう汚れが付着することが多い。中身のクリームやシュガーコーティング、スナック菓子であれば当該商品のかけら。
これらもできればきちんと除去してから出したいところである。
汚れを取るのが面倒くさいというのであれば可燃ごみとして出すべきだ。

今度それをまとめた印刷物をつくろうかと思う。

参考リンク

www.excite.co.jp

次回に続く。

グループホームに住んでみた(24)急にこちらのフロアに移り住んできた…

おはようございます。¡Buenos dias!

今回はグループホームに住んでみた・第24回。

 

急にこちらのフロアに移り住んできた…

うちのグループホームはアパート風で、1階4部屋、2階3部屋になっている。

私は2階に住んでいて、ほかの4人は1階に住んでいる。

先月までずっとこの状態だったのだが、先月中旬状況が変わった。

Aさんが2階に移り住んできた…

それは、あまりかかわることの少なかったAさんが2階の、私の隣の部屋に移り住んできたこと。

理由を聞いてみると、どうも隣室の「寡黙なHさん」が深夜にコンビニなどに出かけたりしてうざくてたまらない、とのことらしい。
私はあまり気にならなかったのだが、Aさんにとってはとても気になることらしい。

そして今度は私が悩まされる…

そういうことで私の隣室になったAさん。

このAさんの「困ったちゃん」が露わになる…

この人、とにかく怒りっぽいのだ。

自室に入ったとき、誰かに電話かなんかしているのか、常に怒鳴り声でまくし立てている。

あと、アパートの廊下の明かりを常につけていてくれ、という。
深夜、共用トイレに行くとき怖いからだという。

そうなると廊下から自室への明かりが深夜にも入ってくることになり、私が眠れなくなってしまうのだ。

かなり厄介やな…

次回に続く。

毒オトナの条件(37)「もしあなたが同じ目に遭ったらどう思う?」が通用しないわけ

こんばんは。¡Buenas noches!

新型コロナウイルスの状況が深刻だ…
うちの甥っ子の通う小学校も今日から臨時休校なんだって。

さて、今回は「毒オトナの条件」第37回目。

「もしあなたが同じ目に遭ったらどう思う?」が通用しないわけ

毒オトナたちが「下」に対して繰り出す差別や侮蔑。

この手の行為に対してよく、

「もしあなたが同じ目に遭ったらどう思うの?」

などと反論がされる。

たとえば、「あなた、身体障害者を馬鹿にしているけど、自分も事故などで手足を失うなどして身体障害者になる可能性を考えないの?」というふうに。

しかし残念ながら、毒オトナたちにこの手の反論は通用しないだろう。

毒オトナ「俺は絶対にならないから!!」

なぜなら、毒オトナたちは、

「俺は絶対にそんな風にはならないから!!」

と思っているから。

たとえば私の父親は「オレオレ詐欺」に代表される「特殊詐欺」について、

「あんなのはなあ、騙される方が悪いねん!!」

といつも言う。

私が、「モシ、実際ニアノ手ノ電話ガカカッタリシタラドウナルカワカラナイト思ウヨ?」と言うと、

「そんなんなるかいな!俺を馬鹿にしてんのか!?俺は絶対に騙されないったら騙されへんねん!」

と、なんとも自信にあふれた返答をするのよね。

差別や貧困問題についても同じことが言える。

そしてこういう態度は、差別や貧困問題についても同じことが言える。

  • 「もしあなたが仮に差別される側に立っていたとしたら?」
  • 「あなたが生活面で困窮に陥り、福祉制度にお世話になる可能性を考えないの?」

と言ったところで、

  • 「うるせえ。今の俺はそういう立場にはいねえから」
  • 「俺はきちんと節制生活をしている。困窮なんて絶対ならねえよ」

と返されるのがオチ。

この手の「反論」の根底には「そっち側(障がい、被差別、困窮)に入ってしまうことへの恐怖」があると思う。

以前に綴った「年越し派遣村への侮蔑」も同様な理由だろう。

「自分はちゃんと努力しているから『派遣村』のお世話になんか絶対ならない」という感じで。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 ほんま、毒オトナって厄介やで…

そんじゃまた次回。

【近況報告】毒オトナ国語辞典、鋭意制作中。

おはようございます。

また前回記事から間が空いた…

現在、「毒オトナ国語辞典」の第一回目のスライドショーを鋭意制作中。

今回はこれだけ。

それではまた。

うちの友人が農業をがんばっているが、ニッポンの農業(特に都市・郊外型農業)は崩壊状態だ。

こんばんは。¡Buenas noches!

前回予告した、私の友人のことについて綴りたい。

農業をやっているうちの友人

 

前回にも掲載した、「大阪民主新報」に載っていた農業をやっているうちの友人。

兄妹で営んでいらっしゃるのだが、兄は実はXBOXユーザーであり、うちの唯一のXBOX仲間(フレンド)でもある。

単純に「農業をやっている」と話を聞いていたのだが、「民主新報」の記事で具体的な内容を初めて知ったわけだ。

記事より一部引用。

2人は50アールの農地で多品種を育て、先の春以降、コメ作りの他、トウモロコシ、カボチャ、枝豆、トマト、ナス、キュウリ、ダイコンなどを栽培。9月に水稲ヒノヒカリを約1トン収穫し、現在は、サトイモブロッコリー、白菜、キャベツ、ホウレンソウや空豆、アスパラガスなど、冬野菜の耕作に忙しい日々を送ります。

 まさにリアル「牧場物語」やで。

しかし都市・郊外型農業の実態は「大東建託」に…

記事によれば作物は好評で、激励が相次いで寄せられているようである。

しかし、ここ大阪はもちろん、ニッポンの都市・郊外型農業は崩壊状態と言ってもいいかもしれない。

記事にはこうあるんだけどね…

近年、大阪など都市部における農業は、食料の安定供給や国土と環境保全など、多様な役割、機能が再評価されています。2015年4月には「都市農業基本法」が全会一致で可決・成立しました。国際連合は2017年12月の国連総会で、2019年~28年までの10年間を、「家族農業の10年」とする決議を採択。人類史の中で長く受け継がれてきた伝統ある家族農業と小規模経営が、世界の食糧生産の大きな役割を担うとし、各国の振興策強化が呼び掛けられています。

 こうあるんだけど、ニッポン、大阪の足元を見てみたら大体、

耕作放棄→「大東建託」によってアパートに変えられる*1

 のが実態なんだよな…

 

(↑阪南市内で見かけた耕作放棄地に建てられた「大東建託」の計画表示板。プライバシーにかかわる部分は画像加工で隠した。)

鍵は農福連携

こういう「耕作放棄からの『大東建託』」に対してどうすればいいのか…

鍵は「農福連携」だと思う。

古くからの農地を「大東建託」に渡したくない農家と、主に「就労支援施設B型」などの福祉作業所がタッグを組むのだ。
これは以前「ハートネットTV」でも放送されていた。

ちなみに私も小さいころ、福祉作業所の農場で芋掘りをしたことがあるし、また以前綴った「大人の幼稚園」でも農作業をやった。

適切な指導があれば、やりがいのある作業になると思う。
矯正収容所」による矯正作業に利用されるのはまっぴらごめんだが。

そんじゃまた。

*1:10年くらい前までは「レオパレス」が多かったが、最近の同社不祥事で現在はもっぱら「大東建託」が手掛けるようになった。