ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

グループホームに住んでみた(43)グループホーム利用の「資質」

こんばんは。¡Buenas noches!

今年ももう9月。一年の3分の2が過ぎた。

さて、この9月中に、私はグループホームを去る予定である。

そこで今回はグループホーム利用の「資質」について考えてみたい。

 

グループホーム利用の「資質」

以前、グループホーム利用者二つのタイプということで、

  • 自立生活の足掛かりとして親元から離れて暮らす訓練のため
  • 自立生活には著しく欠けるが、せめて親元から離れて暮らしたいため

ということを綴った。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

しかし、前者として利用しようとすると、やっぱり後者たちの存在によって時が経ってくると苦しくなることが今回分かった。

どのように苦しくなるかというと…

後者たちの生活能力のあまりもの欠如ぶりに苦しめられるということ。

実際、昨日もあの怒りっぽいAさんが世話人の一人に「オ前ガ二度トココデ仕事デキナイヨウニシテヤルカラナ!」と意味もなく言いがかりをつけていた。

ほかにもまともに掃除やごみの分別もできなかったり、煙草の吸殻を平然と自室やダイニングの床に捨てたり、OBUTSUの処理やコントロールもできなかったり…

どちらのタイプとして利用するにしても、必要な資質は「鈍感力」

で、私が思う「グループホーム利用に必要な資質」はずばり、

「鈍感力」

だと思う。

つまり、ほかの人が何をしていようが気にしない、ほかの人の行為をいちいちなじらない、床の汚れなど気づいたら粛々と掃除すればいいし、問題があったら粛々と運営会社事務所に連絡すればいい。

そういう「心がけ」が私にはできなかった。

父親から引き継いでしまったのか、自分から見て「おかしいことをしている」「できて当たり前のことができていない」と感じると、「オ前一体ナニヲヤッテンネン!」などとなじってしまう。

実際今晩、Tさんが手を洗った後に拭かず滴がぽたぽた落ちているままダイニングにやってきて私は「オイ、何デ手ヲタオルデ拭カヘンネン!馬鹿カヨ?」と叱責してしまった。

次回は日常生活でぶつかった困難について綴る予定。

それではまた。

毒オトナの条件(50)毒オトナのモデルケース~「国際政治学者」の女性

こんばんは。相変わらず猛暑日が続くなあ…

もう日本の夏はこれが普通になるんだろうなあ…

私が小学生の頃は夏場でも朝夕は涼しかった記憶なんだけどねえ…

さて、今回は毒オトナの条件・50回目。

先日「Amazonプライム」で有名になった「国際政治学者」の女性について綴る。

 

国際政治学者」の女性

先日、その「国際政治学者」の女性がCMに出演した「Amazonプライム」が「炎上」した。
具体的に言うと、彼女の日ごろの言動を問題視し、「不買(契約解除)運動」にまで発展したというものだ。

lite-ra.com

政権与党擁護、民族差別…

しかしこの「国際政治学者」、まさに「毒オトナ」というべき言動を繰り返しているんだよなあ…

で、同じ毒オトナを顧客とする各種メディアで彼女は引っ張りだこ、NHKにすら出演している。

今では「功績」が評価され、内閣の「未来投資会議」のメンバーに選ばれるにいたる。

中には比較的まともなものも…

一方で、彼女の言動には比較的「まとも」なものもあったりする。

特に性暴力・性差別問題については自身も被害者であることをカミングアウトしている。

www.nhk.or.jp

また毒オトナ「ジャーナリスト」に性被害を受けた「伊藤詩織」氏についても同氏を応援するツイートなどをしている。

どちらにも「いい格好」したいわけか…

しかし、政治や民族問題については毒オトナ好みの言動をし、性差別問題についてはそれに対峙する側につく…

まるでイソップ寓話の「コウモリ」やなあ…

まあ、こういう「処世術」をとるのもわからないでもない。
どちらにも「いい格好」をし、「万人に受け入れてもらえる」存在になりたいわけだから。
「私は安易に『サヨク』的言説には与しませんよ」というアピールとして。

今回の「国際政治学者」氏のみならず、こんなスタンスをとる人たちはニッポンという国には本当に多い。

しかし本当にわが国ニッポンにおいては「学者」「弁護士や公認会計士などの『士業』」「ジャーナリスト」がいずれも「芸能人(タレント)」の延長上…

しかしこの「国際政治学者」氏を見ていて思うのは、

「学者」「弁護士や公認会計士などの『士業』」「ジャーナリスト」などがいずれも企業CMに出過ぎだろう…

ということだ。

まるでこれらが「芸能人タレント」の延長上みたいに…
中には政治家・国会議員まで…*2

これで思い出すのが、「鎌田慧」氏の著書「自動車絶望工場」についてのエピソード。

同作は「大宅壮一ノンフィクション賞」にノミネートされていた。

しかし、受賞審査に際し、「いわゆる『潜入取材』をとっており、フェアではない」と評され受賞は見送られた。

このことを「本多勝一」氏は「審査員の一人が自動車メーカー*3の広告に出ている。さぞかしこれは『フェア』なのだろう(意訳)」と批判、若手記者だったころに北極の先住民族を取材して受賞した「菊池寛賞*4」を返上すると宣言した。*5

あの頃から変わっていないんだよなあ…

この「国際政治学者」氏を見ていて、ため息つきまくりだわ…

次回に続く。

*1:しかも具体的な根拠も示さない。

*2:かつてテレビ朝日の「TVタックル」では「平沢勝栄」氏などが番組中のコントに出演したりしていたなあ…

*3:ちなみに鎌田氏が「取材」した自動車メーカーとは別のメーカー。

*4:大宅壮一ノンフィクション賞」と同じ団体が出す賞。ちなみにこの団体は「芥川賞」「直木賞」も出しており、また「文藝春秋」の外郭団体でもある。

*5:のちに「イザヤ・ベンダサン」こと「山本七平」氏の菊池寛賞受賞と同時に返上を実行した。

グループホームに住んでみた(42)Aさんの「確変チャンスタイム」、あと報告を

こんにちは。

正式に職場で休職手続きを取り、2ヶ月休ませてもらうことになった。

さて、今回はグループホームに住んでみた・第42回。

今回の休職にまつわる話と、一つの報告をしたい。

Aさんの「確変チャンスタイム」

私がうつ症状で職場を休職しているここ最近、Aさんはやけに生き生きしている。

この間、私がお風呂場を掃除している時、Aさんが世話人さんにこんなことを話しているのが聞こえた。

「アノナア、人間トイウノハナア、働カナアカンネン。働カズニ『食っちゃ寝』シテイタラ確実ニ堕落スンネン」

「オレハ一生懸命ニ働イテオ金ヲ稼イデルカラナア」

私に直接言った言葉ではないが、7割がた私に対するあてつけであろう。

まあ、私もAさんやHさん、Tさんに対してはいろいろ見下していたところもある。
こんな風に言われても仕方がないと思う。

そう考えると、現在は私に対する反撃の、いわば「確変チャンスタイム」に突入しているんだろう。

もっとも、Aさんの「働いている」ところというのは運営会社が経営する「デイセンター」の内職作業である。
以前綴った「大人の幼稚園」とほとんど同じ。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

報告です

で、ここ最近、ほかの同居人たちとの関係が悪化していること、グループホームでの度重なるストレス蓄積イベント発生から、私は9月をめどに本グループホームを退去することにした。

具体的には、現在抽選に申し込んでいる府営住宅の抽選結果が9月に発表されるので、それを待ってから退去する予定。

というわけで、本シリーズ連載「グループホームに住んでみた」も、数回程度で終了予定である。

次回に続く。

私と「共産党」番外編&毒オトナの条件(49)「親世代の価値観」への反発

こんにちは。ここ大阪は連日36~37℃の猛暑日が続いています…
まあ僻地はもう少しましであるが…

今回は「私と『共産党』」番外編にして「毒オトナの条件」第49回。

「ひきポス」で見たある記事について考察する。

 

「親世代の価値観」への反発

www.hikipos.info

詳しいことは記事本編に譲るとして、ここには、

毒親への反発」から軍国主義・極右思想に傾倒した人の例

が綴られている。

毒親」かつ「社会的に立派な親」に対しては本当に子どもは親の価値観とは正反対の道をとるものだ。

代表「共産党員の子どもが軍国主義・極右思想に傾倒」

代表的なのが、

共産党員の子どもが軍国主義・極右思想に傾倒」

だろう。

あるいは女性蔑視 ミソジニーなど「毒オトナの道」にどっぷり入ったり…

私は逆に親がいわゆる「権利は義務を果たした人への恩賞」的考え方だったのでそれに反発して(というよりもこの考え方に依ったら死すら免れない)「共産党」の活動に参加したりしているが、まあこれは レア だろう。

参考過去記事

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

戦後75年、「戦後民主主義」「平和主義」がもはや「親世代の価値観」として子ども・若者世代から反感を覚えつつあるのではないか?

私は先の記事へのコメントにこう綴った。

平和は確かに尊いですが、いまや「戦後平和主義」「戦後民主主義」的な価値観は若い世代にとって「親世代の価値観」になりつつあります。
で、若い世代たちは「親世代の価値観」に反発を覚え、「祖父母以前の世代の価値観」に憧憬を覚えるそうです。
いま、若い世代が「右翼」的な価値観を抱きがちなのもこれが関係していると思います。
ちなみに藤井青銅氏は著書「『日本の伝統』という幻想」で、このことを「時代の遠交近攻」と名付けています。 

戦後民主主義も75年が経った。

本ブログでも以前綴った「時代の遠交近攻」が、「戦後民主主義・平和主義」に対して作用しつつあるのではないかと思うのである。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

次回に続く。

毒オトナの条件(48)「人に、社会に頼るな」からの「お前一人で生きているんじゃないぞ」

おはようございます。¡Buenos dias!

うつ症状は小康状態なものの、まだ夜中に中途覚醒するなど回復には至っていないようだ…

さて、今回は毒オトナの条件・第48回。

私が父親からよく叱責される際に言われるセリフを紹介する。

「人に、社会に頼るな」からの「お前一人で生きているんじゃないぞ」

父親はよく口にしていた。

「人に、社会に頼るな。頼れるのはオノレ自身しかいないんやぞ」

その一方で、「頼れるのは自分自身だ」と言い聞かせて自分の判断で、父親から見て「出過ぎた」行動をするとだな…

「お前、勝手な行動をすんなや。お前一人で生きているんやないんやぞ!」

などと言う言葉を投げつけられた。

なぜ同じ口で矛盾することが言えるのか。それは「下」を縛り付けるための方便だから

私は不思議でならなかった。

なぜ、「人に頼るな、オノレ自身しかいない」とか言っておきながら、「お前一人で生きているんやない」「もっと周りに感謝しろ」などと同じ口で言えるのか。

「毒オトナ」についていろいろ考察するようになった今なら言える。

これらは「下(子どもや女性、社会的マイノリティなど)」を縛り付けるための「方便」なんだ。

DV(ドメスティックバイオレンス)パートナーなんかわかりやすいわな。

  • 「お前なんか嫌いだ、うざいんじゃ」とパートナーに当たり散らす一方で…
  • 「自分にはお前がいないと駄目なんだ」と必要性を説く…

実際、このような事象は「ダブルバインド」と「命名」もされている。

rollingstonejapan.com

 

「お前一人で生きているんじゃない」…集団主義、はては全体主義の肯定

それにしても、「お前一人で生きているんじゃない」というのは、本当に恐ろしい言葉だと思う。

集団主義、はては全体主義を肯定している言葉なのだから。

そういえば「二条淳也」さんのブログにしつこく絡んでいた人が良くコメントしていたよなあ…

「人は古来から狩猟などで集団を組んで生きてきた。あなたも周りの人々がいるから生きてこれたんだ」とか…

私もこの方とは「二条淳也さんに『BAN』された者同士」として一時期親しくしていたが、今思えば「この方の理想は全体主義なんだな…」と思える。

毒オトナたちは、全体主義と親和的である。
これは覚えておいた方がいい。自省も込めて。

次回に続く。

「1万8千筆」と「7筆」のあいだ。

こんばんは。¡Buenas noches!

前回記事で綴った通り、今回は「『1万8千筆』と『7筆』のあいだ」をテーマにして綴る。

レジ袋の有料化制度が始まってから1ヶ月以上が経った。

この前後の時期に署名サイト「Change.org」にてレジ袋やプラ容器・包装に関わる二つの署名キャンペーンが展開された。

一つは、菓子メーカーに対して「クッキーなどの個包装など過剰包装をやめてほしい」という、高校生からのそれ。
こちらは1万8千筆を集めた。

www.tokyo-np.co.jp

もう一つは、本ブログのサイドバーリンクでも紹介している「プレカリアート」氏が「レジ袋の有料化はやっぱりやめてほしい」と訴えたそれ。
こちらは7筆程度しか集まらなかった。

blog.goo.ne.jp

この差が出たのは一体なぜなのか…

はっきりいって、「レジ袋有料化反対」という意見も、ツイッターなどを見ると結構な数があり、7筆程度で終わるものではなかったと私は思う。

もっとも、私はレジ袋有料化には賛成であり、署名には賛同できない旨を過去記事に綴っているのだが…

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

では、なぜ署名が集まらなかったのか。

それは、「提唱者の属性、あるいはオーラ」だと思う。

単純に言ってしまえば、

  • 前者は「女子高校生」だから注目された
  • 後者は「非正規雇用労働者のおっさん」だから注目されなかった

ということだ。

そしてそれはブログなどにも当てはまる。

同じ非正規雇用労働者で元HIKIKOMORIである私のブログも、ほとんど見てくれる人はいない。

シリーズ連載「毒オトナの条件」なんかもっと注目されてもおかしくないと思っているんだけどなあ…

私がもし女性だったら、あるいは何かしらの「有利属性」を持っていたら、少なくとも現在よりは注目されたのかなあと思う。

やっぱりこれも、「努力が報われるかの条件」と同じく、

「運と縁」

なのであろう。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

そんじゃまた。

グループホームに住んでみた(41)お風呂場にOBUTSU…

こんばんは。¡Buenas noches!

うつ症状が相変わらず長引く中、週末には38℃もの高熱を発してしまった…

幸い、例の「新型コロナウイルス」のそれではなかったが…

さて、今回は「『1万8千筆』と『7筆』の間」をテーマに記事を綴ろうと思っていたが、現在お世話になっているグループホームでまたストレスのたまる事件があったのでそれを綴りたい。

お風呂場にOBUTSU…

グループホームでは、曜日ごとにお風呂掃除の当番を決めている。

今日(火曜日)と明日(水曜日)は私の担当だ。

掃除をすることは、日常生活を営む上での鍛錬でもある。

主に、

  • 浴槽
  • 排水口

を掃除する。

 

排水口にべっとりと茶色いものが…

で、今日、浴槽と壁、床の掃除を終え、排水口の掃除をしようとしたところ、排水口の周辺にべっとりと茶色いものが付いていた。

「ウワ、マサカ…」

恐る恐る臭いをかいでみる。

やっぱりお尻から出る「OBUTSU」だ…

世話人さんに立ち会ってもらう

急きょ、世話人さんに立ち会ってもらった。

世話人さんは「とにかく消毒液を掛けるから、水で流しながらはがしとるしかない」と、OBUTSUの周辺にたくさんの消毒液をかけ、私は世話人さんに従い使い捨てのビニール手袋をはめ、処分する予定のブラシで徹底的に磨いた。

しかし、こういうOBUTSUをあちこちにまき散らされたら、それこそ病気になるぞ。

OBUTSUからさまざまな病気に感染する話も枚挙にいとまがないし。

「てめえのケツも拭くことができない」のか…?

しかし驚いたなあ…

ここで犯人探しをしてもしょうがないし*1、犯人にたとえ心当たりがあっても白を切るだろう。

それにしても、まさに「てめえのケツをてめえで拭く*2」ことすらできない人がいるということなのだろう…

以前に綴った「大人の幼稚園=就労支援施設B型」には重度の知的障害により排泄のコントロールすらできない人がいた。
実年齢は私よりも上だが、知能は幼児のままだと聞いた。

しかし、本グループホームの同居人たちはこの方よりも知能はあるはずだ。
会話もできているし。

それでも度々こんなことが起こると、いくら日常生活の鍛錬とはいえストレスが溜まって嫌になってくるわ…

それではまた次回。

*1:まあ、大体「Hさん」だろう…

*2:文字通りの「ケツを拭く」ことはもちろん、排泄のコントロールを自力でできることもここでは意味している。