ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

そういえば、「クールジャパン」ってなんだったんだろうね。

こんにちは。¡Hola amigos!

今週の「しんぶん赤旗日曜版」を読んだ。

小池晃」「立川談四楼」両氏の対談記事にこんなのがあった。

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談四楼

(前略)文化の分野も大変な状況です。ある役者にきいたら、公演が中止で「大変だ」となって、働いていたバイト先に戻ろうとしたらコロナでつぶれたというんです。(中略)いまの政権はエンターテインメント界に本当に冷酷だと思います。

(太字・大文字強調は引用者)

 

小池

冷酷です。演者だけでなく、舞台装置をつくる人や照明スタッフ、公演がはねたあとに流れる食堂や居酒屋に対しても冷酷です。

(中略)ドイツの文化相はコロナの下でも”文化はぜいたく品ではない。芸術家は生命維持に必要不可欠の存在だ。無制限で支援する”といったんです。菅政権に爪のアカでも煎じて飲ませたぐらいです。

(太字・大文字強調は引用者)

 これらの文言を見ていてね、ふと思い出したのは、

「クールジャパン」っていったいなんだったんだろうなあ

ということ。

ニッポンの主にアニメやデジタルゲームなどのポップカルチャーを「輸出する」ためのキャンペーンで、リオデジャネイロオリンピック2016の閉会式でも当時の内閣総理大臣が「スーパーマリオ」のコスプレで登場するなど「次回の東京オリンピック2020(もう2020年も終わったけどな)はクールジャパンを推す」ことをアピールしていた。

しかし今のニッポンはどうだ。

テレビ俳優・芸人たちは活躍の場が狭められ*1一部は人種・民族差別など「毒オトナしぐさ」をアピールして延命に必死だ。

これがニッポンの文化政策だ。

稼げなくなったら容赦なく見捨てる。

もうこんな社会は変えねばならない。

それではまた。

*1:特にNHK連続テレビ小説大河ドラマの制作・放映が中止になったり。

毒オトナの条件(59)もうすぐ「前」大統領になるあの方、もしかしたらニッポンで…

こんにちは。¡Hola amigos!

今回も「毒オトナの条件」を綴る。

今回はもうすぐアメリカ合衆国の「前」大統領になるお方について綴る。

もうすぐ「前」大統領になるあの方、もしかしたらニッポンで…

もう来週になるのかなあ、来たる20日アメリカ合衆国の次期大統領が正式就任する。

もうすぐ「前大統領」になるあの方は最近まで自分の敗北を認めようとしなかった。

大統領就任式にも出席しないらしい。

www.jiji.com

アメリカ合衆国以上に「もうすぐ前大統領」と親和性のあったニッポン

さて、わが国ニッポンはアメリカ合衆国以上に「もうすぐ前大統領」氏との親和性が高かった。

大統領選挙での「次期大統領」氏の当選が確実になっても結果を認めず、またまったく関係ない国であるにもかかわらず「もうすぐ前大統領」氏を支持するデモ行進などをしている。

news.yahoo.co.jp

そうなると、私としてはこんなことも起こりかねないのではないかと空想する。

もしかしたら来日するのではないか

それは、「もうすぐ前大統領」氏が来日するのではないか、ということ。

以前から綴っているとおり、ニッポン社会は「もうすぐ前大統領」氏との親和性が高く、また「ナニワのドナルド・トランプ」氏のように同氏を尊敬する著名人も多い。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

「評論家」として、ニッポン国内で「骨を埋める」こともできるんちゃうかなあ…

経済的に危なくなるともいわれているし、ニッポンで「食っていける」ならこれほどおいしいものはない。

www.businessinsider.jp

そんじゃまた。

毒オトナの条件(58)「毒オトナになったな」と感じるとき

こんにちは。¡Hola amigos!

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

今回は↑のお題を拝借して綴ろうと思う。

「毒オトナになったな」と感じるとき

他人のことや、社会のものごとを「上から目線」で「評論する」ようになったとき。

世の中には「評論家」「専門家」「ジャーナリスト」などの肩書を持つ人があれこれと「上から目線」で論じているが、はたしてそれは私たちの「指針」になりえているのだろうか。

単にテレビに出て出まかせを言うたり、でたらめな文章を綴っているだけのように感じる。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

そして私の親も含む市井の人たちも、テレビを前にいろいろ「評論」してくだを巻く。

当事者が苦しんでいても、「お前が悪いんじゃ」と吐き捨てるようになったとき

いわゆる「自己責任論」。

いや、自己責任でものごとに取り組む人はとても立派である。*1

俗に「自己責任論」と呼ばれるものは単に、

「お前が悪いんじゃ。お前が責任をとれ。俺は何も知らん」

と言いたいだけ。

これを親に言われると、私自身もそうだが本当に心が折れる

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

世の中のおかしい部分を、「それが当たり前」と思うようになったとき

さて、最近のニッポンは、いろいろおかしいところが噴出していないだろうか。

  • 報道、特にテレビ報道は単に「総理大臣が●●と言った」「企業経営者が××と言った」「評論家が◆◆と言った」など、単に「起こった出来事を伝えるだけ」に堕している
  • 本屋さんに行ってみたら、「日本スゴイ」「周辺諸国は醜い」などの「愛国ポルノ」だったり、「自分を磨いて生き残れ」といった「自己啓発本」ばかりが平積みになっている
  • そして、「これっておかしいのではないか」と(主に「下」とみなされた人たちが)声をあげると、四方八方から「何言うてるの?」「それのどこがおかしいの?」などとこれまた「上から目線」で「諭してくる」

こういう現状に対し、何も感じない、「それが当たり前」と思うのなら、もはや立派な毒オトナであるといえる。

次回に続く。

*1:たとえばプロスポーツ選手がそうだ。

門松は冥土の旅の一里塚…新年を迎えても終わりなき日常は続く。

こんばんは。¡Buenas noches!

また一つ、「冥土の旅の一里塚」を通過した…

昔は「新年」「お正月」は特別なものだった。

遠くの親戚、特に福井市に行くときはとても「うきうき」したものだった。

参考記事

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

しかし、20年前に祖母が他界し、その他親戚とも疎遠になり、また自分自身も「HIKIKOMORI」に身をやつすうちに、

「正月、新年なんて関係ない。自分の周りは『終わりなき日常』が続くだけだ。」

と思うようになった。

ゆえに、「あけましておめでとうございます」などとはとても言える気分ではない。

そんな中で出会ったのが「一休さん」こと「一休宗純」が詠ったとされる狂歌

「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」

であった。

「面白い一首だなあ。これが『お正月』の正体だよなあ。」

以来、本ブログなど、そして年賀状や「あけおめメッセージ」にはこの言葉を綴っている。

それでは2021年もよろしくお願いします。

(追伸)

前回記事で綴った「JCPサポーターまつりオンライン」の各コーナーの動画を当該記事に追加した。

とてもよかった!「JCPサポーターまつり」

こんにちは。¡Hola amigos!

今年…つまり今月最後の更新。

今回は先日の日曜日にYoutubeライブで開催された「JCPサポーターまつりオンライン」について綴る。

www.jcp.or.jp

結論を言うと、とてもよかったよ。

もうねえ、「いよいよ明日に迫った『紅白歌合戦』とかいう八百長番宣・ジェンダー平等に反する歌謡番組」などテレビの年末年始特番よりこれを見るほうが面白いのではないかと思ったわ。

など目白押し。

この年末年始にかけて各コーナーごとにアーカイブ配信する予定である。

現在公開されているコーナーはこちら。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

年末年始はこれらを見て、「ホントの共産党」を知ってほしい所である。

それではよいお年を。

私と「共産党」(番外編)しんぶん赤旗日曜版のおすすめポイント

こんばんは。¡Buenas noches!

今回は私と「共産党」の番外編です。

2年前から愛読するようになった「しんぶん赤旗日曜版」のおすすめポイントについて綴ります。

先日、「桜を見る会」の精力的なルポが「JCJ日本ジャーナリスト会議)賞」を受賞した「しんぶん赤旗日曜版」。

www.jcp.or.jp

今回の受賞から、「しんぶん赤旗日曜版とはどんなものか」興味を持たれたかもしれない人たちのために、愛読者である私がその魅力、おすすめポイントを綴っていこうと思います。

しんぶん赤旗日曜版のおすすめポイント

しんぶん赤旗日曜版については、本シリーズ連載の第1回目にも綴っています。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

私はこの「しんぶん赤旗日曜版」を読んで、これは本当に普通の「新聞」とは違うなあと思いました。

そのポイントをいくつか紹介しましょう。

①「です・ます調」で綴られる文体

しんぶん赤旗日曜版(日刊でも可)に目を通すと一番目を惹くのが、

文体が「です・ます調」で綴られているところ

でしょう。

 

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しんぶん赤旗日曜版」の一面。文章をよく見ると、新聞と呼ばれる媒体では非常に珍しい「です・ます」調で文章が綴られていることがわかりますね。

一般紙、大衆紙*1業界紙、そして政党や宗教団体の機関紙がいずれも数ある中で、文章が「です・ます調」で綴られているのは数が少ないのではないでしょうか。

なお、今回はそのことに敬意を表して当ブログでも「です・ます調」で文章を綴ります。

②投書欄ではペンネームの使用もOK

しんぶん赤旗日曜版(日刊も)には読者投稿(投書)欄もあります。

ここで一つ注目すべきポイントは、

ペンネームの使用もOK」

というところです。

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赤旗太郎」という方の投書。「俳句の雅号」みたいな名前から、好きなアニメキャラの名前までさまざまなペンネームの投書がなされます。

基本的に、特に一般紙においてはプライバシー保護に値するケースを除きペンネームの使用は認められていません。

それは、記者に対してと同様に、一般の投稿者に対しても「文章を綴る責任」を持ってもらうためです。*2

しかし、しんぶん赤旗の場合、「共産党」の設立経緯などもあり、堂々と実名を名乗ると官憲ににらまれる恐れがありました。

投書欄でのペンネーム使用が認められているのは、そういう歴史があるのでしょう。

③こども向けページでの「だじゃれコーナー」

しんぶん赤旗日曜版には、こども向けのコーナーもございます。

ここで面白いのは、だじゃれクイズのコーナー。

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ありんこが果物を見つけた!「あ、○○○!」

毎週、なんともくだらない内容のだじゃれクイズが出題されます。

本当にくだらない…

だが、それがいい。(花の慶次並の感想)

ネタを考える人も大変でしょうし…

なお、クイズに回答するとプレゼントがもらえることがありますが、残念ながら送っていいのは小学生のみと決められています。

④広告も面白いものがいっぱい

しんぶん赤旗日曜版にも「広告」がございます。

一般紙ではもちろん大企業の一面広告*3や、「WiLL」「Hanada」など毒オトナ好みの雑誌や書籍の広告がよく載りますね。

しかししんぶん赤旗日曜版では一線を画していて、書籍は「共産党」と近しいとされる出版社のものが中心。*4

また、商品広告もございますが、産地直送の農産物や海産物など、ほんとうに「素朴」で「ほのぼの」としている中小零細業者のものばかりです。

その中で私が面白いと思っているのが「ヤスナガコーヒ*5」。

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エチオピアモカ港はない!」など、コーヒーに対する哲学を熱く語る「ヤスナガコーヒ」の広告。

調べてみたら公式サイトもありました。

煎りたてのコーヒー豆 卸します!ヤスナガコーヒ株式会社

本当はもう一つ、「旅行会社」についても綴ろうと思っていました。

など、これまた一般紙の旅行広告とは一線を画すプランを提供する会社なのですが、この「コロナ禍」で旅行会社自体商売あがったりになってしまっているのか、ここ数ヶ月広告を見ることが無くなっています。

身近に「政党機関紙」を。しんぶん赤旗日曜版はまさに「好適品」

とにかく、面白い読み物が楽しめる新聞としても、「しんぶん赤旗日曜版」はおすすめです。

そして、「政党機関紙」という存在を身近に感じてもらえるための好適品アイテムとしても、日曜版は実におすすめだと思います。

日曜版は月930円。ぜひ一度読んでみて下さい。

それではまた。

*1:ニッポンでは「スポーツ新聞」として出ているものが有名でしょうか。

*2:しかし、インターネットでのコミュニケーションが主流になると、そんな「文章を綴る責任」をかなぐり捨て、「名無し」であることないこと綴ろうとしたネット掲示板サイトが隆盛を極め、現在のSNS界隈にみられるように無責任に著名人などを侮蔑することを「気軽にできてしまう社会」になってしまいました。

*3:ときどきしんぶん赤旗日曜版にも「ユーキャン」の広告が載ることがあります。

*4:主に「大月書店」「新日本出版社」など。

*5:「コーヒー」ではございません。

毒オトナの条件(57)「エール」と「ありがとう」

こんにちは。¡Hola amigos!

本当に更新できずスマヌ…スマヌ…

今回は毒オトナの条件を。

今回の「新型コロナウイルス」の件でよく言われた「主に『エッセンシャルワーカー』などへのエール」について綴ろうと思う。

「エール」と「ありがとう」

さて、医療従事者やその他コロナ禍でも休めない職種の人たちにいろんな形で「感謝の心」を伝えようという「社会運動」がおこなわれた。

などなど…

特にNHKは奇しくも連続テレビ小説「エール*1」を放送していた関係で「みんなでエール」キャンペーンを実施している。

ちなみに今月末の「紅白歌合戦とかいう八百長番宣・反ジェンダー平等歌謡ショー」もこのテーマに沿ったものとしておこなうらしい。

www.nhk.or.jp

www.nhk.or.jp

その一方で生活支援・給付など「実効的な」対策はほとんど取り組まれていない。

これで私が連想するのが「ありがとう」をことさらアピールしていた居酒屋チェーンである。

「ありがとう」で飯が食えるか!

この居酒屋チェーンの「グループスローガン」が、

地球上で一番たくさんの “ありがとう” を集めるグループになろう

である。

www.watami.co.jp

一方で、その「ありがとう」を集めようとして頑張っていたはずの同社社員が「過労自殺」をした事件は記憶に新しいと思う。

lite-ra.com

さらには同社の創業者氏が政権与党の参議院議員になるなど、明らかにその経営理念は「私たち」のほうを向いていないことが明らかになった。

そもそも、「ありがとう」で飯が食えるわけがないのだ。

どれだけ「感謝」を集めても、生活できるだけの資金などが確保できなければいずれ死ぬだけだ。

今回の「みんなでエール」「医療従事者など『エッセンシャルワーカー』への感謝を伝えよう」というキャンペーンを見ていて、この「『ありがとう』という言葉が大好きな居酒屋チェーン」を思い出す。

本当に胸糞が悪い。

次回に続く。

*1:作曲家・古関裕而の一生をモデルにした作品。