ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

かつて大橋グレース氏の「感動ポルノ」が、同じNHK大阪放送局で放送されていた。

こんにちは。

この間の記事↓についてもう少し綴ります。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

この記事にも載せているNHKEテレ「バリバラ」の「障がい者と感動」の話。
現在公式サイトで秘蔵VTR公開中です。

www6.nhk.or.jp

この番組の中で、「感動ポルノ」の典型として、大橋グレース氏*1の偽「ドキュメンタリー」が紹介されていた。

ところで、2,3年前のNHK関西ローカル番組で、まさに彼女主演の「感動ポルノドキュメンタリー」が放送されていたことについてはあまり知られていないのではないか。

それは、今年3月まで金曜日夜8時台に設けられていた「各地方ローカル番組枠」で制作された「ドラマチック関西」。*2
この番組は関西各地、様々な立場の人たちが出演する「ちょっとぐっとくる話」を集めたドキュメンタリー。*3

で、大橋氏の回のサブタイトルは「グレースの幸せ難病記」。

さすがにNHK公式サイトには資料が残っていないようなので、番組内容を紹介しているブログ記事を掲載する。

old-joe.blog.so-net.ne.jp

(検索をかけてみたらこのブログ記事の他には違法動画アップロードサイトばかりが引っ掛かる…)

この番組は私も見ていたので内容はおぼろげながら覚えている。

一番印象的だったのは「いずれ人工呼吸器をつけるために声帯切除、自分の『声』を失うかもしれない」ということだった。

そこで大橋氏がとった対策は、「自分の声をサンプリングして合成音声化したソフトウェアを作成する」というものだった。
いわば「ボーカロイド」のようなものを作ることだった。

あれから2年近くになるが、大橋氏はまだ声を失っていないようである。

あと、先ほどのブログから、大橋氏が勤務している団体の公式サイトがあったので紹介する。

夢宙センター HOME

(ちなみにこの団体の活動も番組では紹介されていた。)

それではまた。

*1:多発性硬化症当事者。現在はピアサポーターとして各種メディアで活動している。

*2:他に関西地域では「えぇトコ」「きわめびと」が放送されていた。現在はいずれも土曜日の朝に移っており、「きわめびと」は「困っている人に達人が手助けする」内容の「助けてきわめびと」に変更されている。

*3:例えばアドベンチャーワールドのパンダ飼育員密着取材や、13人の大家族奮闘記などがあった。