ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私と発達障害⑦魂が抜けたような…

こんばんは。今日は雨が降ってたねえ。
台風が近づいているようだし。
今度の週末は友人とタカシマヤに行く予定なんだから勘弁してくれって感じ。
(記事が長くなるので折りたたみます)

私と発達障害⑦魂が抜けたような…

ニューヨーク同時多発テロ事件後、世界は「対テロ戦争」に躍起になっていった。

当時のアメリカ大統領は、

対テロ戦争に参加しないものはテロリストと同じ」

と言っていた。

私は「第三次世界大戦」が勃発するのではないかと危惧していた。

第一次世界大戦が、当時の「オーストリア・ハンガリー帝国」の皇太子夫妻が凶弾に倒れるまさに「テロ事件」をきっかけにして勃発したというエピソードを、世界史の授業で習ったことを思い出したからだ。

職探しの日々

世界が「対テロ戦争」に突入しつつある2000年代初頭、私は職探しをしていた。
主な媒体はハローワークと、いくつかの求人情報誌。

当時、近所のハローワークは求人票を束ねたファイルを閲覧するというものだった。
当然、自分の探している職種の求人票が入ったファイルを他の人が閲覧していたら、その人が閲覧し終わるのを待たなければならなかった。

待ち時間がもったいないと思った私は、近所のハローワークのみならず、当時まだ珍しかった「タッチパネル方式のコンピューター端末」で求人票が閲覧できるハローワークまで、電車で1時間近くかけて足を運ぶこともあった。

ここのハローワークは府内全域はもちろん、隣県の一部の求人票も閲覧することができた。高い電車代を支払ってまで来る価値は十分にあった。

一方、求人情報誌はほとんど役に立たなかった。
というのも、ほとんどの求人広告は京阪神地域に集中していたからだ。
私は京阪神地域とはかなりかけ離れたところに住んでいるので、いわゆる「勤務地のミスマッチ」というものが発生していたというわけだ。

ハローワークの職員と違い、求人情報誌は民間企業の運営だ。
当然、広告を集める係は沢山の広告を獲得して、紙面を充実させなければならない。
京阪神地域から見て「僻地」であると言い切れる、私の住む地域まで足を運んだ挙句に広告を載せられるめぼしい事業所がありませんでした、なんて事態はまさに「骨折り損のくたびれ儲け」であろう。

ただ一つ、「アイデム」という求人広告は私の住む地域の求人もかなりの割合で掲載されていた。
ひとえに「僻地」のエリアをカバーする営業所があったからだろう。

www.aidem.co.jp

ある日、魂が抜けたような感覚が…

そんなこんなでいろいろな形の職探しをしていたのだが、なかなかめぼしい所は見つからない。
「自分にもできそう」と思って応募しても、「あなたのご健勝ご活躍をお祈り申し上げます」という一文がそえられた「お祈り通知」が来るばかり。

そんなある日、あれは遠方の「コンピューター端末で求人票を閲覧できるハローワーク」からの帰りだった。

何か自分の魂がふっと抜ける感覚を覚えた。

その瞬間、活動意欲が消失していった。

どこかへ積極的に出かけることはもちろんのこと、ご飯ものどを通らなくなった。
無理やりご飯を押し込もうとすると、すぐ吐き気を催した。

自分でもよくわからない感覚が、全身を包んでいった。

次回に続きます。