ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私と発達障害⑨ひきこもりサポートキャンペーン

おはようございます。

昨日はすごい台風が上陸して、雨風がとてもきつかった。
学校と違って仕事場は臨時休業もないからなあ…

私と発達障害⑧ひきこもりサポートキャンペーン

とりあえず、謎の体調不良=うつ状態は回復基調にあった。

しかし、相変わらず仕事の方は見つからない。

見つかったとしても、仕事の速さや濃密さについて行けずやめてしまうことが多かった。

ある仕事では、ある端末機器を取り出され、「あんた、ケータイ持っているんだからこれも使えますよね」と言われたことがある。
しかし、私は当時ケータイを持っていないし、使ったこともなかった。
「あんたはこうだからこれも行けるだろ」先入観に基づくこの言葉が私は嫌いになった。

NHKでひきこもりサポートキャンペーンが始まる

そんな私は、当時社会問題になっていた「ひきこもり*1」なのではないかと感じた。

当時、「ひきこもり」は「不登校」の延長上で、若者の病とされていた。

NHKが、福祉関連番組の枠で、「ひきこもりサポートキャンペーン」を断続的に開催していた。

中心は精神科医斎藤環氏。
「「ひきこもり」だった僕から」の著者、上山和樹氏や、エンターテインメント小説*2NHKにようこそ*3」の著者、滝本竜彦氏も出演していたことを記憶している。

しかし、この番組のシリーズに取り上げられる当事者たちと、自分の境遇は少しずれていた。

「ひきこもり」の特徴として、「部屋から出ることも億劫」というのがあったが、私はむしろ外に出る。
仕事探しもしている。
しかし、周りから見た自分は「ひきこもり」そのものに見えるだろう。

なんとも不思議な立ち位置だ。

あの団体の機関誌に出逢う

NHKの「ひきこもりサポートキャンペーン」のほかに、「ひきこもり」のことを伝えるメディアに私は接触している。

それは、「不登校情報センター」という団体が発行している「Hiki-Com'i(ひきコミ)」という機関誌。
精神保健福祉センター図書コーナーに置いてあったのだ。

当時はまともな出版社から発行されていて、見た目も雑誌らしいものだった。

中身は手記と文通案内が中心。

私はこの雑誌を、精神保健福祉センターに訪れるたびによく読んでいた。

次回に続きます。

*1:弊ブログでは世界共通語となっていることから「HIKIKOMORI」と表記しているが、この記事では過去のことを綴っているので日本語表記です。

*2:当時「ライトノベル」という文言が一般化していなかったため、番組内ではこの言葉で紹介されていた。

*3:この作品のことを紹介するとき、司会のNHKアナウンサーは苦笑していた…