ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

こんな支援サービスを受けてきた・第5回「こころのたまり場」

こんにちは。
もうこれ、実質的に梅雨明けですよね…
朝からじりじり暑くなっていく。

前回綴った「♪ナツナツナツナツココーナッツ」の歌だけど、この歌をバックに旅客機が飛んでいそうなイメージだよなあと思ってこの歌詞で検索かけてみたら、案の定「日本航空JAL)」の沖縄旅行キャンペーンCMソングだったそうな。

ふたりの愛ランド - Wikipedia

さて、今回は「こんな支援サービスを受けてきた」の第5回。

第5回「こころのたまり場」

あれは2010年代に入ったころだった。

私は「舞姫青葉の友」の同僚から、「今度、隣町の『社会福祉協議会』が「こころのたまり場」とかいう事業を始めるようだから一緒に行かないか」と誘われた。

この方は、「舞姫青葉の友」のメンバーではあるが、私同様にあまり積極的に活動には参加していなかった。

なんでも、偶数月のある日に「精神障害者向けの『たまり場』事業」を開始したそうだ。

ぱっと見はただの民家

早速、開催日を空けておき、同僚と一緒に隣町の社会福祉協議会職員との待ち合わせ場所を訪れた。

職員の送迎車に乗り、「たまり場」に赴く。

車は住宅街の中に入っていった。

「着いたよ。ここが『たまり場』だ」

…ぱっと見、ただの民家だ。

どうやら、社会福祉協議会が空き民家を借りるか買い上げるかして、この「たまり場」事業をされているようであった。

「自分は一人ではない」ことを確認する

「たまり場」には、自分と同じ境遇の人たち、つまり精神障害はもちろん、私と同様に「社会適応困難=HIKIKOMORI」の状態にある人たちもいた。

ここでは、利用者は料金(100円)を支払い、お昼ご飯を一緒に作ったり、お菓子や飲み物の買い出しをした後、みんなで思い思いに過ごす。

担当職員が利用者からの悩みなどを聞くコーナーも設けられていた。

花見や海水浴場への外出などもあった。*1

ここで私が感じたことは、「自分は一人ではない」ということだった。

知り合い以外にも話せる相手ができた。
現在は関東地方に在住している元利用者の方とは現在もSNSでメッセージのやり取りなどをしている。

ただ、開かれるのは偶数月の1日だけ…

「たまり場」の雰囲気は、先月NHKEテレETV特集」で見た「ひとのま」のそれと似ている。

www4.nhk.or.jp 

ただ、「ひとのま」はほぼ毎日開催しているのに対し、こちらの「たまり場」は偶数月のたった1日だけというのが寂しい…

しかも平日開催なので、現在仕事をしている私自身もここ2年ほど顔を出していない。*2

次回は最終回として、これからの支援サービスに必要なものを綴ろうと思う。

それではまた。Adios amigos!!

*1:さすがに海水浴そのものはしなかったのだが…

*2:むろん、有給休暇をとるという手もあるのだが…現在勤務している職場は比較的有給休暇を取得しやすい職場であるが。