ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

「毒親の条件」第2回「いろいろ理由を言って子どものやりたいことをやらせようとしない」

こんばんは。関西地方は今日も暑かったです。
関東地方は相変わらずぐずついているようだが…

さて、今回はシリーズ連載「毒親の条件」の第2回。

第2回「いろいろ理由を言って子どものやりたいことをやらせようとしない」

父親は大の阪神タイガースファンだ。
その阪神タイガース、昨年はある試合においてエース投手の「藤浪晋太郎」氏に序盤で大量失点を招いた責任として交代させずにそのまま「完投」させたことが話題となった。
監督の「金本知憲」氏の「パワハラ采配」としてね。*1

この「パワハラ采配」に対し、父親は、
「あれくらいさせないとプロとは言えんわ」
と言った。

私は背筋が凍った。赤の他人に対してこんな態度なのだからこの父親は私がひどい目に遭ったとしても「そんなのは当たり前だろう」というのだろう。
実際そうだったのだし。
このエピソードでも、私の父親は「毒親」という言葉がふさわしい人であろうことは想像に難くない。

私が「運転免許を取りたい」と言ったとき

私が大学生の時。

私は運転免許を取りたいと父親に申し出た。

父親はこう言った。
「おまえ、運転免許をとることがどんなにきついかわかってんのか。教官からは怒鳴られ、殴られたりするんだぞ!!」
「おまえは容易く運転免許とかいうけど、運転するということは命を預かることなんだぞ、それがどういうことかわかっているのか!?」

厳しいことは知っている。
生半可な気持ちで運転することは「死」につながるのだし。

しかし、父親の怒鳴りは明らかに違った。
私にどうしても運転免許を取ってほしくないのだ。

その後、2008年に私は運転免許を取ったが、ペーパードライバーである。
あのときの父親の怒号がよみがえってくるから。

「やりたいことをやらせない」理由、それは「本心では自立してほしくない」から

最近、私は鉄道に乗って旅をすること、いわゆる「鉄旅」に凝っている。

ある日、特急列車「サンダーバード」に乗って福井県に行ってみたいと父親に話したところ、「福井へ行って何すんの?そんなところに行く必要ないだろ」と言った。

むろん、父親の「ありがたいご忠告」など無視して黙って特急券を買い、行ってしまっても構わないのだが、もし旅行先で何かトラブルに巻き込まれたら、父親が「それ見たことか」とばかりに、

「だから言ったじゃないか、おまえが父親の忠告を素直に聞かないからトラブルに巻き込まれたんだぞ」

と、延々説教を聞かされることになるのがとても怖いために、どうしても二の足を踏んでしまうのだ。

それにしてもどうして父親は子どもの行動を束縛しようとするのだろうか。

それは、いくら口で「自立しろ」といっても、本心では、

「お前が真に自立することは許さないからな」

と思っているからだと思う。(あくまでも想像です)

実際、父親は老後に不安を抱えている。
私がいないと困るのだ。

「自立しろ」というくせに本心では自立してほしくない。
こういうのを「ダブルバインド」という…

ちなみに、福井県は私の父親の生まれ故郷である。

それでは次回に続きます。Adios!!

*1:ちなみに、藤浪氏はこのときのオーバーワークが祟ったかどうかはわからないが故障が続き、2軍で調整中である…