こんばんは。Buenas noches!!
今回は、前回記事で触れた「マガジン9・雨宮処凛がゆく」の内容について綴る。
そういえばあった「HOGO NAMENNNA」
記事の冒頭にはこうある。
今年を振り返ってみると、年明けそうそう衝撃を受けたのは小田原市の「保護なめんなジャンパー」事件だ。ご存知、小田原市の生活保護担当職員が、「保護なめんな」「不正受給はカス」などと英語やローマ字でプリントされたジャンパーを勤務中に着用していた問題である。
そういえばあった。不覚にもわすれかけていた。
「HOGO NAMENNA」とかいろいろ書かれていたジャンパー。
あと「SHAT=生活保護『悪』撲滅チーム」とか言ってさあ。
いわゆる「シャットアウト」的な意味での綴りは「SHUT」のはずなんだけど…
すさまじいブログこと「ぼそっとプロジェクト」ではこの部分を、
スハット
とか言っていて面白かったなあ、皮肉がきいていて。
しかし、もう忘れているんだろうなあ…
しかし、この「SHAT」「HOGO NAMENNA」は、年末の現在、もう忘れられてしまっている感がある。
「新語・流行語大賞」にも取り上げられなかったし。
年明け早々の出来事、というのが「分が悪かった」のだと思う。
ほら、「ミスター味っ子」などの料理対決漫画では「後で食べたほうが対決に勝利する」という法則があるでしょう。
どうしても1年の話題を振り返るタイプのイベントでは夏以降の出来事のほうが選ばれやすいんだよなあ。
「忘年会」「年忘れ」という言葉が、私は嫌いだ
忘れてしまうといえば、この時期よく聞かれるフレーズが、
「年忘れ」「忘年会」
であろう。
私はこれらの言葉が大嫌いだ。
なぜなら、この1年間をまるまる忘れてしまおうと言うことではないのか、という気がするからだ。
私たちは過去を背負って、現在を生きている。
そして、時にはその過去を振り返る、あるいは向き合う必要もある。
これらのフレーズには、そういうことを「ないがしろ」にしようという雰囲気がどうしてもぬぐえないのである。
最近、知人の方が友人とともに開催した飲み会では、
「望年会」
という文言が使用されていた。
過去の1年間を心に刻みつつ、新しい1年を希望のある年に、という意味が込められていていいように思う。
そういえば、今年のノーベル文学賞受賞者の方のNHKインタビュー全文に、
「過去を忘れるか、過去と向き合うか」
という項目があるが、まさにその通りだと思う。
それではまた。