ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私立学校は「お受験系」「プロ部活系」だけではない。

こんにちは。

以前、「浪速のドナルド・トランプ」のことについて綴った。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 このとき、「私学助成の拡充」を訴えた(当時の)高校生のことを紹介したのだが、この人が通っていた私立高校は、

  • 難関大学への合格を目指す「お受験系」
  • 高校野球などトップアスリート*1を目指す「プロ部活系」

の、どちらでもなかった。

ここでも、「私立高校(学校)といえば『お受験系』か『プロ部活系』のどちらかなんだろ?」という「ステレオタイプ」が見て取れるんだよなあ。

では、どういうタイプの高校だったのかというと、

「学びなおし系」。

「普通の」学校になかなかなじめない人が、せめて「高校卒業」の証だけでも獲得したい、「人並みの学力」を身につけたいために通う学校。

テレビドラマにもなった「ヤンキー母校に帰る」のモデル「北星学園余市高校」が有名だろうか。*2

しかし、「お受験系」「プロ部活系」と比べ、「学びなおし系」は知名度が低く、また「主流秩序に沿わない」人たちが在籍しているとあって社会的に認められにくい。

そこに、「私立学校といえば『お受験系』か『プロ部活系』」という「ステレオタイプ」が合わさって、「浪速のドナルド・トランプ」氏は高校生に対してあんな態度をとったのだろう。
「エリート風情が乞食ごっこしてるわ」という感じで。

やはり、できるかぎり「ステレオタイプ」でものを語らないように気を付けたいものである。

*1:文科系部活なら「アーティスト」か?

*2:ちなみに主人公のモデルになった人は、現在政権与党の国会議員で、現政権好みの「教育政策」を訴えている…