おはようございます。
いよいよ明日に迫った「大阪府知事・大阪市長ダブル選」。
以前から綴っているが、今回も「諸葛亮孔明もびっくりの奇策*1」を弄した「浪速のトランピズム政党」の大勝利だと思っている。
現に各種世論調査でも同政党の候補者が一歩リード、中には「圧勝」予測までされている。
さて、同政党の構成員*2に、「人工透析を受ける羽目になった人たちは自業自得なので全額自己負担にすべき。支払えないならそのまま死ねばいい」と公式ブログで綴った「フリーアナウンサー」がいる。
その「フリーアナウンサー」氏が先月、以前弊ブログでいくつか記事を紹介したサイト「メディアゴン」に弁明の寄稿をされていたのでここに紹介する。
閲覧注意!!
mediagong.jp寄稿の最後に、
もう一つは徹底的に切り取り、ウソを垂れ流すことによって行われる「当該人物や団体への評価を貶めることによって、誰にも相手にされない存在に堕としていく方法」だ。
とあるので、切り取らずに、誠実に、寄稿について綴るが…
やはり私はこの人を擁護できない。
- PV稼ぎのためにあの記事を綴ったのか?
- はっきり言おう、この人の「例の記事」は「ルワンダ大虐殺」を煽ったラジオと同じ
- 結局「金食い虫」だから「死ね」か
- 「自分こそが被害者」アピール
- 結局、「毒オトナの自己弁明」でしかない
PV稼ぎのためにあの記事を綴ったのか?
まず、「例の記事」によって「社会的信用」が失墜した経緯について綴っている。
私は『本気論・本音論』という公式コラムを2014年の4月より執筆しており、現段階でほぼ丸5年間、週に2~3本のペースで時事問題や日本社会の問題点などに『本気で・本音で』執筆する、というスタイルをとってきた。
「スタイルをとってきた」という微妙な表現になったのには訳があり、実は途中、PVを稼ぐために、本音とはかけ離れた突飛な意見や乱暴な表現、他の表現者に対する敬意のかけらもないケンカ腰の表現など、読者の方々に時として不快な思いをさせかねない・・・いわゆる「炎上商法」と呼ばれる文章に傾き過ぎていた時期があったためだ。
2016年9月に「保育園落ちた、日本死ね」という大ブームを巻き起こしたブログ*3のタイトルをもじり、過激に走りすぎたタイトルのコラムを掲載したところ、大きな批判が巻き起こり、多くの方がご存知のように、私はほとんどのメディアがもはや相手にしない存在になった。
「炎上商法」ねえ…
単にPV稼ぎをするためにねえ…
PV稼ぎのためだけに、人間の尊厳をずたずたに引き裂くような内容の記事を綴ったのか。
はっきり言おう、この人の「例の記事」は「ルワンダ大虐殺」を煽ったラジオと同じ
あと、「人工透析を受けている患者は死ねばいい」と綴ったのは「保育園落ちた日本死ね」のニュアンスなのだという。
「保育園落ちた」の場合は「まともな子育ての環境も整えられない日本という統治形態は旧ソ連のように一度崩壊してしまえ」と、直接個人に対して「死ね」とは言っていないと思うのだが、この人の場合ははっきりと「人工透析を受けている人」に直接「死ね」と綴っている。
私自身、「お前のような『NEET』という社会の汚物は死んでしまえ」と「すれちがいMii広場」でぶつけられたことがある。
「死ね」と直接言われた人たちは強い恐怖に苛まれる。
そりゃそうだ。
いつ、どこで、何をされて殺されるかわからないのだから。
はっきり言って、例のブログ記事は「ルワンダ大虐殺」を煽ったラジオと同じだと思う。
結局「金食い虫」だから「死ね」か
さて、しかし、この騒動にはあまり世間的には語られていなかった裏側が存在している。
件(くだん)のコラムは、日本の医療界・特にその中でも医療費の増加傾向に歯止めがかからない人工透析病棟の取材を終え、その問題点を鋭く指摘する内容であった。もちろん、今のままでいい! という意見もあることだろう。その意見も尊重すべきである。しかし、あまりの社会保障給付費の増加に歯止めがかからない現状がある。その社会保障給付費は若者たちの給与から天引きした保険料によって支払われる。
ご存知のように若者たちの可処分所得は限界値を超えて減少の一途をたどっている。果たしてこのままでいいのか? 私は関東にある透析病棟に加え、四国と北海道にある透析病棟の2カ所を取材。あたかも利益目的のために患者を囲い込んでいると受け取られる可能性を否定できない現状をつかみ、その内容をルポすることを文中に匂わしていた。
しかし、人工透析の世界は、どれだけ低く見積もっても年間2兆円、現実的にはある医師などは「年間3兆円のお金が動く」と主張するなど、超巨大市場だ。
ただの私のアンチかも知れない。
人工透析利権を守りたい輩かもしれない。
なんの関係もないただの狂った人間かも知れない。
例の記事を綴った経緯をそのまま転載した。
「切り取らないでほしい」といっているようだからそのまま転載した。
結局「金食い虫」だから「死ね」ということなんだよね。
生活保護受給者バッシングと同じ。
「自分こそが被害者」アピール
記事には、「自分はもちろん家族にまで殺害予告」「公式ブログが突然検索エンジンに引っかからなくなる」「ウィキペディア記事が誹謗中傷だらけ」など、「自分こそが被害者」とアピールしているところもある。
気持ちはわからなくもないよ。
それこそ、先ほど綴った「直接『死ね』と言われたこと」なのだから。
しかしこういう加害者というべき立場からの「自分こそが被害者」アピールは醜いの一言である。
etcetc…
結局、「毒オトナの自己弁明」でしかない
はっきり言って、今回紹介した記事を読んでいて私は心が暗くなった。
結局、「毒オトナの自己弁明」に終始している内容だったから。
悪臭の漂うエリアに入って作業している気分だ。
この人はのちに「浪速のトランピズム政党」から衆院選に立候補し、また今夏の参院選にも立候補する。
以前から「浪速のトランピズム政党は毒オトナの代理人」と綴っているが、今回の記事はそのことの裏付けになったと私は思う。
それでは。
*1:知事と市長が入れ替わる形で立候補。こうすることで任期をリセットできる。もし知事と市長がそのままの形で立候補すれば当選したとしても任期は今秋までだった。
*2:党員なのかどうかは不明。後述のように同政党から立候補していることからこう表現する。
*3:引用者注、正確には「はてな匿名ダイアリー」。