ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

就職氷河期戦線異状あり・番外編④なぜ、「起業家(企業家)」たちは社会的弱者に冷酷なのか

おはようございます。

今回も私がツイッタータイムラインで見たツイートを紹介して始めたいと思う。

https://twitter.com/peureka/status/1141712268419166208

 このツイートに私は唸り、このような形で引用ツイートをした。

 

 なぜ、「起業家(企業家)」たちは社会的弱者に冷酷なのか

今年初めの「ZOZO*1」問題とかホリエモンの「税金泥棒」発言とか、30代~40代の「起業家(企業家)」たちはなにかと他人、特に社会的弱者に対して冷酷な態度を取り、馬鹿にする。

なぜ彼ら彼女らがこんな態度をとるのか。
それを解くキーワードはやはり、
「2000年代就職氷河期
ではないかと思う。

「自分で仕事を作り出せ」と突き放される

以前の「就職氷河期戦線異状あり」連載記事にも綴ったが、「2000年代就職氷河期」の世代は各種マスコミ屋、そして内閣総理大臣から、
「企業で雇用されることを期待せず、自分で仕事を作り出せ」
と突き放された。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

当然、自分で事業を興す以上はだれにも頼ることはできない。
そして以前の記事にも綴ったように事業が成功するのは「運と縁」に恵まれたほんの一握り。

だれにも頼れず、「一握り」に入るために熾烈な競争を潜り抜けた「起業家(企業家)」たち。

そんな人たちが「頼れるのは己のみ」と思い、そして「他人に頼らざるを得ない」社会的弱者たちのことを馬鹿にするのはある意味自然といえる。

やはり、「脱・主流秩序」の考えが必要

現在の政権与党は「就職氷河期世代の救済」を掲げている。
それも「人生再設計第一世代」などと称して。

maga9.jpしかし、この政策で救済が「成功」するのもまた一握り、競争率は高いと思われる。

だったら、いっそのこと、以前から綴っているように、
「脱・主流秩序」を目指すべき
ではないかと私は思う。

「脱・主流秩序」の精神を持つことで、たとえ「成功者」になれたとしても、社会的弱者に対してやさしくなれると思う。

それにしても、「ナナロク世代*2」なんてよく言われたよなあ…「2000年代就職氷河期」の起業家(企業家)ってさあ。

そんじゃまた。

*1:前澤友作代表は私より2歳年上である。

*2:1976年前後生まれの起業家たちを指す。先述の前澤氏や「はてな」創業者もその一人。