こんばんは。
昨日は地元大阪で、われらが「山本太郎」氏が共闘派野党の候補者にあいついで激励に駆けつけてくれた。
いくら政権与党と「浪速のトランピズム、政権すりより派の野党」の候補者が有利と情勢が伝えられても、私は自分たちの側を向いてくれる候補者を応援するだけ。
さて今回は前回の続きで、「共産党」がまったく見向きもされなかった暗黒時代の西暦2000年代の情勢を綴る。
「平和と暮らし」より「希望は、戦争」
西暦2000年代…
このときは私自身も就職氷河期で職にありつけず、将来に絶望していた。*1
しかし、そんな絶望を吸収してくれるはずの「代理人」というべき「共産党」は弱体化の一途をたどっていた。
前回にも綴ったが、衆議院、参議院とも一けたの議席に落ち込んでいた。
いくら、「憲法9条と国民の暮らしを守ろう」と訴えても、虚空に響くだけだった。
「自己責任論」の蔓延
こんな情勢になった原因は、ひとえに「『自己責任論』の蔓延」にある。
当時、政権与党は「雇われなければ自分で仕事を作れ」と言い放った。
参考記事
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
また、「社会で成果を残せない人は野垂れ死んでも仕方がない」という「プロスポーツの論理」も蔓延していた。
参考記事
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
「駄目なのはひとえに自分が駄目だからだ」という考えを植え付けられた、といっても過言ではない。
あるフリーターのブログが…
そんな中、あるフリーターのブログが注目される。
「希望は、戦争」
簡単に言えば、「希望のない世の中での『平和』などくそくらえ、戦国時代みたいに『下剋上』ができる戦争状態になることを望む」ということである。
このブログ、そして新聞社に請われて綴った論文は受けに受けた。
「共産党」に対しては「くそ左翼死ね」「憲法9条で飯が食えるのか」と罵られる一方で、この方に対しては「気持ちがよくわかる」「この方を黙殺してはいけない」など、共感の声が(特に同じ就職氷河期世代に)広がった。
私自身、同世代として一部においては共感はしたものの、大部分は、
「この人は相当に歪んでるなあ…」
と思った。
なぜなら、この方は「闘っていない」からである。
今の状況を変えようなどとみじんも思っていなかったからである。
結局は「世代間対立」を持ち込んだだけ
その後、この方は「就職氷河期世代・ロスジェネ世代の論客」として脚光を浴びる。
しかし、この方の著書を私は読んだことがあるが、とにかく、
「団塊世代への怨嗟」
に満ちている。
それも、「終身雇用と年功序列に守られた世代」という「ステレオタイプ」に基づいて。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
結局、この方は「世代間対立を煽る」ことしかしなかった。
しかし、「共産党」を霞に追いやるには十分すぎる「活躍」をした。
現在、この方は「AI(人工知能)」に「希望」を見出しているらしい。
www.jprime.jpそういえば今年発売されたゲームソフト「エースコンバット7」では、「世界がAIに支配されそう」になるんだっけか(すっとぼけ)
そんときは「AIによる退屈な平和よりも自分の意志で世界を変えたい」とか言うんちゃうか(適当)
次回に続く。
*1:ここらへんの情勢は、シリーズ連載「就職氷河期戦線異状あり」をご覧ください。