ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナの条件・第26回「『俺は現実を知っている』アピール」

おはようございます。¡Buenos dias!

そろそろ現在のグループホームに住んでみて2ヶ月になろうとしている。

そのグループホームでの現状は今後おいおい綴るとして…

今回は「毒オトナの条件」第26回。
もう、このシリーズ連載は生涯のライフワークになりつつあるなあ…

「俺は現実を知っている」アピール

以前のシリーズで、「評論家」について綴った。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

今回はその手の「評論家」たちがよくやるアピールについて綴りたい。

あれは読売テレビの夕方ニュース「ten.」だったかなあ…

ちょうどあのとき「マイクロプラスチック」が話題になっていたときだった。

その番組でコメンテーターの「評論家」が、

「あのねえ、私は現実を踏まえたうえでものを語りますけどね…」

という文言で語り始めた。

それからは「単に環境に負荷がかかるからといって安易にプラスチックを規制しようというのではなく、ニッポンの技術力を持って地球環境と共生できるプラスチックの開発をすればいいじゃないか」などと語っていた。

要は「理想だけでものを語るなよ」ということらしい。

「俺は現実を知っている。お前らは理想に耽っている愚か者」という恫喝でしかない

このような「理想だけでものを語るな、現実も踏まえよ」という言葉は私の父親からもさんざん聞かされた。

しかし、「現実を知っている」そういうオトナたちの言葉は私には一種の「方便」にしか聞こえなかった。

以前から綴っている「毒オトナしぐさ」の一種「マウンティング」だとしか思えなかったのだ。

つまり、「現実を知らないで理想ばかり考えているおまえらより、現実の酸いも甘いも知っている俺の方が偉いんだぞ」という恫喝だということ。

他の毒オトナしぐさ同様、これも「下」にしか向かわない

そしてこの「俺は現実を知っている」アピールもまた、「下」にしか向かわない。

子ども、若者、そして「声を上げた社会的マイノリティ」…

実際、「排外主義者」「ヘイトクライム愛好家」たちが「日韓断交」「○○人をぶち殺せ」などとまさに「彼らなりの理想論」を掲げているのだが、こういう人たちに対して「理想論ばかり唱えるな。もっと現実を踏まえ、国際協調も考えなきゃ」とは絶対に言わない。
少なくとも私は聞いたことも見たこともない。

「理想ばかり考えるな、もっと現実も考えろ」
本当に嫌いな言葉だ。

それでは。