ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナの条件・第28回「環境型ハラスメント」

こんにちは。¡Hola amigos!

今日、こちらのグループホームでちょっとした事件があった。
顛末も含めて連載「グループホームに住んでみた」に綴る。

今回は毒オトナの条件の第28回。

環境型ハラスメント

「環境型セクハラ」という言葉がある。

公共の場所で、堂々と「オヤジ系週刊誌」や「『スポーツ』を隠れ蓑にしたオヤジ系新聞」のヌードグラビアなどを閲覧したり、オフィスに裸体の女性のポスターを「これみよがし」に貼り付けるなどと言ったことを指す。

参考リンク

partners.en-japan.com

こういったことは、なにも「セクハラ=性的な嫌がらせや侮辱」に限ったことではない。

私の目の前で「右派評論家」のテレビ番組を見ている父親

毒親、そして毒オトナとして頻繁に例に出している私の父親。

父親は、週末に読売テレビの「そこまで言って委員会」など、「右派評論家」が多数出演しているテレビ番組を好んで視聴していた。

それも、私の部屋に聞こえるようにテレビの音量を大きめにして。

この手の「評論家」たちは私自身もそれに含む、「社会的マイノリティとして福祉を『権利』として行使している人たち」を徹底的に侮蔑する。

父親は言った。

「別に俺は出演者たちの言動にすべて賛成というわけではない。ただいろんな思想・信条を持った人の意見が学べるんだよ」と。

だったら、テレビではなく新聞や雑誌、あるいは書籍を読めばいいと思うのだが。
新聞を定期購読するお金がなければ図書館に行けばいい。

父親の言い分は「言い訳」にしか聞こえなかった。

「高齢HIKIKOMORI当事者は戦場に送ればいい」と右派評論家は言った

この手の「右派評論家」たちがよく寄稿する雑誌のある号に、

「8050問題・子供は戦争に送り出す覚悟で」

という見出しが出たことが話題になった。

 ここでいう「子供」というのは「少年少女」ではなく「40代以上の高齢HIKIKOMORI当事者」にほかならない。

さすがに父親はこの手の雑誌を読まないが、こういう言動をする「評論家」たちの出演する番組を「これみよがしに」視聴しているので、もし私が「脱HIKIKOMORI」をしていなければ戦争…とはいかないものの「矯正収容所」に連れて行こうとしたかもしれないな。

グループホーム、もう一つの入居者タイプ

この間、「グループホームに住んでみた」で、「入居者のタイプ」について綴った。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

ここで私の場合は「自立生活への足掛かり」タイプに含まれると綴ったが、もう一つ入居する理由があった。

それは毒親にして毒オトナである父親から離れること」。

たとえ、あからさまに抑圧的な言動をしていないとしても、普段見ているテレビ番組や雑誌などから「父親が私のことをどう思っているか」がにじみ出るものである。

こういう父親から逃れるための「シェルター」が欲しかった、というわけだ。

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セクハラだけではない、あらゆる「ハラスメント」は普段の言動からにじみ出ている。

「環境型セクハラ」「環境型ハラスメント」は、そのことを「言葉」として教えてくれているように思う。

それではまた次回。