こんばんは。
私の弟がついに四十路を迎えた。
私と違って妻、息子、娘を抱える身である。健康にはくれぐれも気を付けてほしい所である。
さて、今回も前回に続き連載「グループホームに住んでみた」。
ダイニングの床に…
前回、入居者の一人「寡黙なHさん」のことについて綴った。
大の煙草好き、ヘビースモーカーであることを。
ある日、いつもの朝食を食べにダイニングを訪れた。
その床に、とんでもないものが落ちていた。
…煙草の吸殻。
火事になったらどうするのか
以前から、「世話人以上に世話好きな入居者」氏から「どうもHさんは夜中に冷蔵庫の中のハムなどを食べたり、煙草をくゆらせたりしているようだ」と聞いていた。
吸殻は、Hさんが好む銘柄、「わかば」のものだった。
しかし、このHさん、グループホームの生活のルールというか、きまりごとをわきまえていないのだろうか。
火事になったらどうするつもりだったのだろうか。
自分が購入した、あるいは賃貸契約した家であれば好きにすればよい。
自分の吸殻で火事になり、焼け死のうが当人の人生だ。
しかしここはグループホーム運営会社のものである。
他の入居者もいるのだ。
以前に綴ったが、グループホームの入居者には「自立生活への足掛かり」にしようという人がいる一方で、「自立生活の能力はないがせめて親元からは独立したい」という人がいる。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
むろんHさんは後者である。
自分のヘビースモーカーっぷりもコントロール不能なのだろう。
しかし、この人の勝手でこちらも惨事に巻き込まれるのはたまったものではない。
運営会社事務所に報告
私はこの吸殻をケータイのカメラで撮影し、運営会社の事務所に報告をした。
「コウイウ行為デ私タチモ焼ケ死ンダリスルノハタマッタモノデハナイ。運営会社カラモナントカ言ッテクダサイ」
やがて、世話人さんを通じてHさんは厳重注意処分を下された。
次回に続く。