ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

うちの友人が農業をがんばっているが、ニッポンの農業(特に都市・郊外型農業)は崩壊状態だ。

こんばんは。¡Buenas noches!

前回予告した、私の友人のことについて綴りたい。

農業をやっているうちの友人

 

前回にも掲載した、「大阪民主新報」に載っていた農業をやっているうちの友人。

兄妹で営んでいらっしゃるのだが、兄は実はXBOXユーザーであり、うちの唯一のXBOX仲間(フレンド)でもある。

単純に「農業をやっている」と話を聞いていたのだが、「民主新報」の記事で具体的な内容を初めて知ったわけだ。

記事より一部引用。

2人は50アールの農地で多品種を育て、先の春以降、コメ作りの他、トウモロコシ、カボチャ、枝豆、トマト、ナス、キュウリ、ダイコンなどを栽培。9月に水稲ヒノヒカリを約1トン収穫し、現在は、サトイモブロッコリー、白菜、キャベツ、ホウレンソウや空豆、アスパラガスなど、冬野菜の耕作に忙しい日々を送ります。

 まさにリアル「牧場物語」やで。

しかし都市・郊外型農業の実態は「大東建託」に…

記事によれば作物は好評で、激励が相次いで寄せられているようである。

しかし、ここ大阪はもちろん、ニッポンの都市・郊外型農業は崩壊状態と言ってもいいかもしれない。

記事にはこうあるんだけどね…

近年、大阪など都市部における農業は、食料の安定供給や国土と環境保全など、多様な役割、機能が再評価されています。2015年4月には「都市農業基本法」が全会一致で可決・成立しました。国際連合は2017年12月の国連総会で、2019年~28年までの10年間を、「家族農業の10年」とする決議を採択。人類史の中で長く受け継がれてきた伝統ある家族農業と小規模経営が、世界の食糧生産の大きな役割を担うとし、各国の振興策強化が呼び掛けられています。

 こうあるんだけど、ニッポン、大阪の足元を見てみたら大体、

耕作放棄→「大東建託」によってアパートに変えられる*1

 のが実態なんだよな…

 

(↑阪南市内で見かけた耕作放棄地に建てられた「大東建託」の計画表示板。プライバシーにかかわる部分は画像加工で隠した。)

鍵は農福連携

こういう「耕作放棄からの『大東建託』」に対してどうすればいいのか…

鍵は「農福連携」だと思う。

古くからの農地を「大東建託」に渡したくない農家と、主に「就労支援施設B型」などの福祉作業所がタッグを組むのだ。
これは以前「ハートネットTV」でも放送されていた。

ちなみに私も小さいころ、福祉作業所の農場で芋掘りをしたことがあるし、また以前綴った「大人の幼稚園」でも農作業をやった。

適切な指導があれば、やりがいのある作業になると思う。
矯正収容所」による矯正作業に利用されるのはまっぴらごめんだが。

そんじゃまた。

*1:10年くらい前までは「レオパレス」が多かったが、最近の同社不祥事で現在はもっぱら「大東建託」が手掛けるようになった。