こんばんは。¡Buenas noches!
あらら、半月以上更新してないや…
まあ、気が向いたときに更新します。
今回は今日放送していたNHKの「憲法記念日特集」でのワンシーンについて綴る。
憲法記念日特集でのワンシーン
今回のNHK「憲法記念日特集」のテーマは「新型コロナウイルスと憲法」。
世界的なパンデミックの中、
- 店の営業など経済活動への「私権制限」
- 感染者への差別・偏見をなくすには
が主なテーマであった。
ハンセン病患者が語る「差別の根源」
その中で、ハンセン病患者(当事者)が今回のコロナ禍でも見られる差別の「根源」について語っていたことが印象的であった。
患者と若者たちとの集いの席で若者が、
「偏見を真に受けた人たちの集団心理も原因に残っているんじゃないかと思う」
「集団の目の怖さについてどうお考えですか」
と問うたところ、
「いまおっしゃるとおり、集団の目って怖いですよ」
と答え、
「ハンセン病とかコロナウイルスによる差別とか、やはり理解が足りないこととか自分とは違うものへの恐怖が根幹にあると思う」
「差別というものをなくすことはできるんでしょうか」
と問うた人には、
「病気に対する差別は人の努力によって解決できるんじゃないかと淡い希望を持っている」
「今のコロナを考えれば、『自分は病気が怖い』『自分は病気になりたくない』…だからそういう相手をいじめるという構図ですよ」
と答えたシーンに私は心打たれた。
「『自分は病気が怖い』『自分は病気になりたくない』から当事者をいじめる」…
まさに今までの連載でつづってきた、
「『自分は社会的マイノリティの当事者とは違う』ことを確認したいために当事者に対してマウンティング、バッシングする」ことと通じる話だ。
参考過去記事
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
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そのうえで、「恐怖は無理解につながる。無理解を取り除けば、差別問題も取り除ける」と締めた。
しかし全体的には駄作
それを受けて出演者の「トラウデン直美」氏が
「若い人たちが当事者の話を聞いて理解を深めることは差別の連鎖を断ち切ることにつながるという意味でも大事だ」
と述べていた。私もそう思う。
しかし残念ながら、この「トラウデン直美」氏は基本的には毒オトナのポジションに立っている人だ。
そして番組全体も、「時には強権発動って必要だよね」の論調が目立っていた。
いつもの「評論家たちが駄弁るテレビ番組」だ。
参考過去記事
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そんな駄作番組の中でもいいところを拾い上げることができたのは私にとっても収穫であった。
次回に続く。