こんにちは。
今回も「毒オトナ社会の解きかた」をお送りする。
プレカリアートさんが至言。もうこの国では女性にブルカやヒジャブを被せないと「体を触られて当たり前」だとされかねん
また、女性の尊厳を傷つける事件が発生した。
私の地元で開催された音楽フェスにおいて、女性DJが「同意のない形」で身体を触られたという。
そして、当の女性DJに対して、
「あんたが刺激的な恰好しとるからやろ」
などという「声」がぶつけられている。
この国ニッポンの「風物詩」だよなあ…「被害者(あるいは「下」)への二次加害、バッシング」。
プレカリアートさんが「X」で至言。もはやブルカやヒジャブを被せる必要があるんちゃうんか?
この問題で、私の「同志」たるプレカリアートさんが「X(旧Twitter)」で至言を述べている。
DJ SODAさんが性被害に遭ったのは薄着で歌っていたからだと言うが、では海水浴の歌謡ショーはどうなる?ビキニ水着もデビュー当初はビキニ水爆実験と同じ衝撃を世の男性に与え、それが水着の名前に。SODAさんを非難する奴は海水浴場の歌謡ショーでビキニ姿の女性がレイプされても同じ事が言えるのか?
— プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) 2023年8月18日
更に追記。タリバン政権下のアフガニスタンでは女性はベールを被らないと処罰される。高等教育を受けると処罰される。こんな女どもはレイプされても構わないと。DJ SODAさんが性被害に遭うのは薄着で歌うからだという奴も、被害者に責任なすりつけ加害者を免罪している点では、このタリバンと同レベル
— プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) 2023年8月18日
後者の「タリバンと同レベル」というのはまさにその通りで、それこそこの国ニッポンでは女性が(たとえ外国人の観光客でも)ブルカやヒジャブを被せないとダメなのかと絶望してしまう。
それでも本当のところは「女性を性的消費の対象であり続けてほしい」と思っているんだろうなこの国の毒オトナたちは
まあ、こうやって女性に対し「刺激的だから触られる」などと言うとる人たちは、本当のところ女性が「性的消費の対象であり続けてほしい」と思っているのだろう。
実際、あの「ゴーマニズム宣言」の最初期エピソード*1を思い出す。
- ミニスカートを身に着けている女性が下着が見えないように隠していることに憤ってみせる。
- 「下着が見えるのが嫌なら最初からそんな恰好をするな」と怒鳴る。
- 「だがそれでも女性はミニスカートを身に着けろ。そして俺たちの性的消費の対象であり続けろ」と締める。
本当に、この国ニッポンで女性は女性であるだけで生き地獄だ…
「毒オトナ国語辞典」ミソジニー編で描いたとおりだわ。
そんじゃまた。
*1:見開き2ページだけのものだった。