こんばんは。10月になっても昼は暑い…
しかも最近は「睡眠時無呼吸症候群」の治療として「CPAP」をつけて寝るため夜も暑苦しい…というか慣れない。
今回も「毒オトナの条件」。
選択的道徳
最近読んだ本の中で、「選択的道徳」という言葉を知った。
(前略)オリンピックは潤沢な資金を、観光客やIOC役員が泊まるホテルや、スポンサー企業の役員が渋滞を避けるための道路建設につぎ込みます。そして、オリンピックの開催なんて頼まなかった一般の人々、オリンピックのせいで人生が閉ざされてしまった人々にはこう言うのです―「申し訳ありませんが、もうお金がないのです」。
これが、オリンピックでみられる「選択的道徳(selective morality)」です。資本主義下で生活するというのは、選択的道徳を生きるということです。オリンピック研究の良い点は、より明確に資本主義を観察することができるようになることです。(後略)
(ジュールズ・ボイコフ著「オリンピック反対する側の論理」P226より。太字&大文字化は引用者)
この本は単に「オリンピック反対運動」だけでなくアメリカで巻き起こっている「新・社会主義運動」とでもいうべきムーブメントも追っていて実に面白い内容になっているのでぜひ読んでほしい。
あらゆる場面でみられる「選択的道徳」
いわゆる「ダブルスタンダード(ダブスタ)」の一形態である「選択的道徳」。
「選択的道徳」はいろんなところで見られる。
- 歩行者には交通ルールの遵守を求めるが、クルマやバイクは多少乱暴でも構わない。
- 毒オトナたちが「下」を誹謗中傷することは許されるが「下」が毒オトナたちを糾弾することは絶対に許さない。
- 「上(上級国民)」は多少の「必要悪」は認められる
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
などなど…
そして選択的道徳で抑圧されるのは常に「下」だ。
選択的道徳に殺されるのはごめん
世の毒オトナたちは本当に選択的道徳を振りかざす。
むろん毒親も。
父親がマウンティングやマンスプレイニングを振りかざしているときに私がそれを指摘すると、
「黙れ、何もわからないくせに!」
などと逆上するんだよね。
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各種SNSで「クソリプ」「誹謗中傷」を繰り返すアカウントたちも同じだ。
選択的道徳を許していたら、最後には殺されかねない。
次回に続く。