ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナ社会の解きかた(8)「家族の絆」がうざい!

こんばんは。¡Buenas noches!

今回も毒オトナ社会の解きかたをお送りする。

今回は「家族の絆」について綴る。

 

「家族の絆」がうざい!

このニッポン社会は本当に「絆」という言葉が大好きである。

特に「家族の絆」についてはほんとうに「うざい」くらいに叫ばれている。

たとえば、警察庁などは「オレオレ詐欺」「特殊詐欺」防止に「家族の絆」を強調している。

www.gov-online.go.jp

「ハ?ザケンジャネエヨ」と私は思うのだが…

そうでなくともうちの父親は、
オレオレ詐欺、特殊詐欺に引っかかるのは当人の自業自得なんだよ!」
と口うるさく言うてるし。

仮に私が「特殊詐欺」に引っかかったとしても「お前が悪いんやろが!」などというにきまっている。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

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家族が機能不全になっている人たちはどうすれば…

このような「家族の絆」キャンペーンにおいて一番むかつくのは、

「家族が機能不全に陥っていたらどうしたらいいのか」

という視点がなさすぎること。

私の家族親戚の場合、本当にめちゃくちゃだ。

  • 父親については以前から綴っている通り
  • 父親の弟(私から見れば叔父)は借金まみれの末蒸発、ようやく無一文のまま発見されたそうだが…
  • ほかの親戚に対しては完全に音信不通

この状況で、どうやって「家族の絆」で勝てばいいのだろうか…

社会の最低単位は「個人」ではないのか?

「家族の絆」がうざいのにはまだ理由がある。

憲法改正だ。

現在の政権与党の改正案では、

「ニッポン社会の基礎的単位は家族(世帯)である」*1

ということが盛り込まれている。

おいおい、社会の最低単位、基礎的単位は「個人」ではないのか?

家族のいない人はどうしたらいいの?

前回綴った「生活保護」についても、受給申請をしようとしたら機能不全家族であっても「扶養照会」などが行ったりするが、これも「社会の最低単位、基礎的単位が『家族』にある」ことからくる弊害だろう。

最後に。恥ずかしながら…

さて、「家族の絆」についていろいろ綴った。

とにかく「家族の絆」などというものは主流秩序、毒オトナ社会から「ずれてしまった」人たちを排除するための「論理」なのだろうと思う。

最後に、恥ずかしながら、「毒親」という新語が生まれるきっかけとなった本、

「毒になる親」

を今更になって初めて読んでいる。*2

現在半分くらい読み進めているが、私の父親に当てはまる点が非常に多い。

やはり私は「毒親育ち」だったんだ…

次回に続く。

*1:自由民主党憲法改正草案第二十四条。こちらのサイトからPDFファイルで閲覧可能

*2:同じ著者の続編「毒親の棄て方」は読んでいる。