こんにちは。今回は手短に。
100日で再生する日本のマスメディア
以前、本ブログでこちらの記事を綴った。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
この記事で私が問題にしていることを、あるツイッターアカウントが「連載記事」にしてくれている。
題して「100日で再生する日本のマスメディア」
#100日で再生する日本のマスメディア
— なすこ (@nasukoB) 2022年2月18日
26日目 やぶへび(水道橋博士編) pic.twitter.com/0agZV6IsjS
このアカウントが投稿される漫画は実に「風刺漫画」というにふさわしい作風である。
過去にも、
- 100日で崩壊する政権
- 100日で収束するコロナ禍
をシリーズで投稿しており、いずれも単行本になっている。*1
もう一本紹介する。
#100日で再生する日本のマスメディア
— なすこ (@nasukoB) 2022年3月8日
35日目 暴論併記 pic.twitter.com/mCstZzMoqe
ちなみに、このアカウントが描くやけににやけて目じりが垂れ下がっている人々の顔、まさに私が綴っている「毒オトナたち」の顔なのではないかと思っている。
#100日で再生する日本のマスメディア
— なすこ (@nasukoB) 2022年3月12日
37日目 和歌山毒物カレー事件 異様なメディアスクラム(日付訂正版2020年→2022年) pic.twitter.com/rc1FRTdnbl
私の師匠のブログ
もう一本。
私の師匠のブログである。
私はおかしいとおもう。竹やりとバケツリレーで、鬼畜米英と本土決戦しろと言っていた日本と重なる。沖縄で投降せず、自爆したりがけから飛び降りた人々を思い出す。特攻隊になったり、人間魚雷になったり、といった玉砕路線を思いだす。
いつからあなたは軍の司令部になったのか - ソウルヨガ
以前、私はR国を「まるで帝国ニッポンみたいだ」と綴ったが、侵略を受けたU国の側も少なくない部分で「帝国ニッポンを思わせる」部分があるようだ。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
欠けているのは、ウクライナを守れとかナチから守れというようなことではなく、軍事力・武力で戦わないという思想である。暴力的闘いを正当化する理屈ではない。国を守れではなく、戦争をしない道を選ぶという生き方(日ごろからの学び)が欠けている。
いつからあなたは軍の司令部になったのか - ソウルヨガ
日本の報道を見ていて強烈に違和感を感じるのは、まるで自衛隊(軍隊)幹部が、今行っている戦争の戦略・戦術会議を開いているかのような視点で、「今ロシア軍はキエフ北東20キロまで来ている」「ウクライナの南部戦線で、この都市が陥落した』「前線ではげしく抵抗しているが、空爆によって戦況は不利になっている」「電気水道が止められあと数日しかもたない」といったような「報道のありかた」である。
いつからあなたは軍の司令部になったのか - ソウルヨガ
これも私自身うなってしまった部分。
さすがは師匠と言わざるを得ない。
ここ2週間余りのU国関連のニュース報道はまるでここニッポンが戦場になったかのような報道で、「U国は負けない」「戦い続けるU国に愛の手を」というようなものばかりにうんざりしていた。
案の定、R国を排除した冬季パラリンピックでも、「国の誇りをかけて戦うU国代表選手」の報道を「がんばれニッポン」とともにやっていた。
あるいは戦争ゲーム(エースコンバットなど)みたいな報道。
最後に、今ロシア国内では情報統制されて、国民の多くは洗脳され、その結果、プーチン支持がまだ高いと言われている。それを苦々しく報道している。それに対して反プーチン、反戦争で一部闘っている人がいる(でも、反体制メディア)が弾圧されていると報道し、そういう声が大きくなることに期待している。(この状況を【A】という)
私はそれを聞いて、立場が変わればそういうことを言うが、自分たちが見えていないなと思う。すなわち、【A】を日本に当てはめれば、安倍政権や維新政治に加担しているメディアがあり、多くの国民を洗脳しているではないか。その結果安倍や維新の支持率が高くなったのであり、それは、プーチン支持が高いのと同じだ。それに対して、メディアの報道がおかしいといい、反体制的な意見を言う人を日本では無視したり、うっとうしく見つめ、イタいひとだと馬鹿にしているではないか。つまりロシアでプーチン支持が高く、反体制が少数でとどまっているのは、日本でも米国でも同じなのである。(程度の違いだけ)
いつからあなたは軍の司令部になったのか - ソウルヨガ
これはまさに、「100日で再生する日本のマスメディア」が問うていることと同じだ。
NHKが「東京2020に反対している人たちは『プロ』だ」という「報道」をしたことはまだ忘れていないぞ。
それではまた。
*1:いずれも元ネタは「100日後に死ぬワニ」。