おはようございます。¡Buenos dias!
今回は毒オトナ社会の解きかた。
「不逞外国人が悪用している」福祉サービスなら私たちが正当に利用すればいいのに
私の職場の同僚に、自身ががん治療を続け、さらに妻も難病に悩まされているという人がいる。
同僚の話によれば、治療費は年間数百万円かかるのだという。
私は「生活と健康を守る会」のことなどを紹介しながら、「苦シイノナラ福祉サービスヲ積極的ニ利用スレバイイトオモウヨ?ココノ人タチナラ的確ナアドバイスヲスルハズ」と提案した。
それでも拒み続ける同僚
しかし、同僚はそれを拒んだ。
理由は以下。
- たとえば生活保護を受けるのなら、車や家土地などの財産を処分しなければならない
- 市役所の相談窓口などにも行ったが「利用できる福祉サービスはない」と言われた
- それにここって「キョーサントー」じゃないか!
そして「不逞外国人」を持ち出す
そしてさらに、同僚はこう言った。
「この手の福祉サービスって、不逞外国人が悪用していることで有名じゃないか!」
恥ずかしながら、私は言い返せなかった。
同僚との交流にひびを入れたくなかったから。
あまりにもニッポン的な福祉サービスの拒否
さらに同僚はこう続けた。
- 福祉サービスを利用すると国や地方公共団体に財政負担をかけてしまう
- 借金一千兆円超えているというのにそんなことができるか
- それに私はそんなサービスに甘んじるほど落ちぶれていない
あまりにも、あまりにもニッポン的な…
そういえばうちの父親も言うていた。
「生活保護受給者が高級外国産車を乗り回している。こんな連中に俺はなりたくない!」
私は思うんだよねえ。
だったら、同僚も父親も堂々と利用し、そのうえで「正常化」を訴えればいい。
「俺たちは福祉サービスの利用者だからこそ、不正を許さない」という感じに。
しかし、それをしないというのは、私が過去に本ブログで綴ったように、
「私はこんな落ちぶれた、はっきり言ってしまえば『反日』的な人間になりたくない」
というニッポン的な心理が働いてしまっているから。
もう一つ付け加えると「不逞外国人」を差別する側に立ちたいから。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
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まあ、この根底にはいまだに「権利」を「封建社会的な『御恩』である」と思い込んでいるニッポンの権利観があるんですけどね…
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次回に続く。