ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナ社会の解きかた(16)それはロリコンであり、ミソジニーでもある

こんにちは。

前回から一ヶ月以上記事更新できず申し訳ない。

先月半ばからうつ症状に陥ってしまい、更新どころか職場への出勤すらできない状態だった。

最近はだいぶ寛解したのでまたぼちぼち記事を綴りたい。どうせまた更新滞ることになるかもしれないが。

それはロリコンであり、ミソジニーでもある

以前本ブログでも綴った「ひきこもり国語辞典」を読んだ。

 

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「国語辞典」というよりも、「あいうえお順に並んだ単語に基づき、その単語から得た所感をつづったもの」というもので、どちらかというと「万葉集」に近いんちゃうかなあという本。

その中で、「ロリコン」という言葉の後にこんなことが綴られている一文があった。

ロリコン

明るく元気いっぱいの成人女性には近づき難いです。元気な人はそのペースについていくために追いたてられそうですが、おっとりした人なら少し安心です。私が楽に関われるのは小さな女の子です。恋愛感情はありませんが、これもロリコンなんでしょうか。(太文字・大文字強調は引用者)

「成人女性はダメだが、小さな女の子ならOK」…

はい、ロリコンです。
そしてミソジニーです。

これを綴った「主」は大体見当がついている。

(おそらく)「諸星ノア」だ。

以前綴った「ひきこもりセキラララ」の幕間マンガで「大人の女性は怖い」ことを描いたものの数コマ。

「恋愛感情」がなかったとしても、「『大人の女性』は怖いから小さな女の子なら安心」というのは、女性という存在を「『下』に置きたい」という考えがあるからだろう。

  • 女性は家事育児だけやっていればいい
  • 女性は「男を立てる」存在であればいい
  • 女性は男の性欲のはけ口であればいい
  • そして経済的、社会的に自立した女性は怖いし大嫌いだ。ましてや「女性の権利」などの声を上げるような女どもは

ブログで「小中学生アイドル」「性行為・性的虐待ビデオの女優」にのめりこんでいるのも「小さな女の子だから」そして「性的に『汚れきった』女性だから」という安心感があるのだろう。

参考記事

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「生きる権利」より「死ぬ権利」…毒オトナ社会で「内面化」しているHIKIKOMORIたち

しかし、本当に「国語辞典」の形で編纂されたこの本、ネガティブな内容が多いねえ。

「HIKIKOMORIも生きさせろ」という声が出る前に「どうせ役に立たないなら『死ぬ権利』を認めてくれたらいいのに」の声が出てしまう。

これまた「内面化」の結果なんだろうね。

毒オトナ社会の主流秩序から「お前には生きる価値がない」と突き付けられるうちに「そうだ自分は生きる価値がないんだ」と自分でも責めるようになる。

あるいは諸星ノア氏のように「自分も女性を『性欲のはけ口』として『運用』したい」と「主流秩序へのあこがれ」を示してしまう。

参考記事

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最後に、同書に掲載された諸星氏の四コマ漫画を紹介する。

これはよくわかる。以前本ブログにも綴った「やればできるは地獄の合言葉」ということだから。

あと、「毒オトナ国語辞典」もちょくちょくYoutubeにアップしているよ。

本記事で綴ったことを動画にしたのがこちら。

www.youtube.com