こんにちは。
前回から一ヶ月以上記事更新できず申し訳ない。
先月半ばからうつ症状に陥ってしまい、更新どころか職場への出勤すらできない状態だった。
最近はだいぶ寛解したのでまたぼちぼち記事を綴りたい。どうせまた更新滞ることになるかもしれないが。
それはロリコンであり、ミソジニーでもある
以前本ブログでも綴った「ひきこもり国語辞典」を読んだ。
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「国語辞典」というよりも、「あいうえお順に並んだ単語に基づき、その単語から得た所感をつづったもの」というもので、どちらかというと「万葉集」に近いんちゃうかなあという本。
その中で、「ロリコン」という言葉の後にこんなことが綴られている一文があった。
明るく元気いっぱいの成人女性には近づき難いです。元気な人はそのペースについていくために追いたてられそうですが、おっとりした人なら少し安心です。私が楽に関われるのは小さな女の子です。恋愛感情はありませんが、これもロリコンなんでしょうか。(太文字・大文字強調は引用者)
「成人女性はダメだが、小さな女の子ならOK」…
これを綴った「主」は大体見当がついている。
(おそらく)「諸星ノア」だ。
「恋愛感情」がなかったとしても、「『大人の女性』は怖いから小さな女の子なら安心」というのは、女性という存在を「『下』に置きたい」という考えがあるからだろう。
- 女性は家事育児だけやっていればいい
- 女性は「男を立てる」存在であればいい
- 女性は男の性欲のはけ口であればいい
- そして経済的、社会的に自立した女性は怖いし大嫌いだ。ましてや「女性の権利」などの声を上げるような女どもは
ブログで「小中学生アイドル」「性行為・性的虐待ビデオの女優」にのめりこんでいるのも「小さな女の子だから」そして「性的に『汚れきった』女性だから」という安心感があるのだろう。
参考記事
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「生きる権利」より「死ぬ権利」…毒オトナ社会で「内面化」しているHIKIKOMORIたち
しかし、本当に「国語辞典」の形で編纂されたこの本、ネガティブな内容が多いねえ。
「HIKIKOMORIも生きさせろ」という声が出る前に「どうせ役に立たないなら『死ぬ権利』を認めてくれたらいいのに」の声が出てしまう。
これまた「内面化」の結果なんだろうね。
毒オトナ社会の主流秩序から「お前には生きる価値がない」と突き付けられるうちに「そうだ自分は生きる価値がないんだ」と自分でも責めるようになる。
あるいは諸星ノア氏のように「自分も女性を『性欲のはけ口』として『運用』したい」と「主流秩序へのあこがれ」を示してしまう。
参考記事
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最後に、同書に掲載された諸星氏の四コマ漫画を紹介する。
あと、「毒オトナ国語辞典」もちょくちょくYoutubeにアップしているよ。
本記事で綴ったことを動画にしたのがこちら。