こんばんは。
年が明けたとおもったらもう今月も終わりだなあ…
そしてあっという間に大晦日へ…
さて、右メニューのリンクに掲載している「ダイヤモンドオンラインコラム・引きこもりするオトナたち」が先日更新されていた。
前回の記事で別のネット記事とともに綴らせてもらった「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」の調査をもとにしている。
80・50問題
記事では最初に「80・50問題」というキーワードを紹介している。
いうまでもなく、両親80代、HHIKIKOMORI当事者50代にそれぞれ突入しつつある、ということだ。
前回記事にも綴ったが、内閣府は40代以上のHIKIKOMORIは「存在しないもの」とされている。リアル「黒歴史」、ということだろう。
「80・50」のキーワードで私が連想するのはやはり「諸星ノア」。
来年、彼はジャスト50歳を迎える。
著書「ひきこもりセキラララ」によれば、「自分が生まれた時、両親は20代前半」と綴っていたと記憶しているので、両親は「80」に満たないのであるが、まあ状況は変わりないであろう。
HIKIKOMORIをピンポイントに支援するシステムがない…
記事には、自治体担当窓口への調査結果として、以下のことが綴られている。
「ひきこもり事例への対応について感じていること」などの自由回答を見ても、「支援を拒む」「居場所や地域でのキーパーソンが不在」「対象者に合わせたゴール設定が難しい」「ひきこもりに関する支援の実績がない」といった現場での課題が挙げられた。
(太字強調は引用者)
この中でも「居場所や地域でのキーパーソンが不在」という部分は、そのまま「HIKIKOMORIをピンポイントに支援するシステムが不在」であることを意味する。
高齢者や障がい者のような支援システムが存在しないのだ。
実際、私自身も「無理やり自分のことを『障がい者』にでっち上げる」ことで、ようやく支援を受けることができたのが現状。
ましてや、プライドの高い人の多い高齢HIKIKOMORI当事者が、「改めて障がい者=公認された社会的弱者」に認定してもらうことなど耐えられない屈辱だろう。
実際、それで私は二条淳也師匠を怒らせてしまった…
こうなったら「障がい者」を「社会不適応当事者」に言い換えてみては?
そこに「HIKIKOMORI」も含めるように。
で、私から提案。
「障がい者」「HIKIKOMORI」などをひっくるめて…
「社会不適応当事者」
としてみてはいかがだろう。
たとえば、私も世話になった「障害者職業センター」を統括する独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」を、「社会不適応当事者雇用支援機構」に名称変更するのだ。
あえて「HIKIKOMORI」という文言を用いなかったのは、ひとえに大手予備校が「浪人生」という言葉を使わず「高卒生」という言葉を用いるのと同じ理由である。
実際、弊ブログにおいてアルファベットで「HIKIKOMORI」という表記をしているが、海外では「HIKIKOMORI≒社会不適応当事者」という意味合いで使用されている。
最後に
それにしても、HIKIKOMORI当事者たちは社会の「主流秩序」から思いっきりずれた存在だというのに、その「主流秩序」にしがみついているのが不思議でならない。
最初につづった「諸星ノア」なんか、性欲だけはいっちょまえだ。
次回は諸星ノアの「女性観」について綴る。