こんにちは。ぽっちゃり猫が大好き、「ぶた猫ぶーにゃん」と申します。
本ブログの概要をこちらに綴ります。
続きを読むこんにちは。
今回も「与党も野党も茶番」をお送りする。
過去3回は「あの茶番政党」について綴ってきたが、今回は別の政党、いやまだ国会に議席がないから「政治団体」について綴る。
最近、いずれも差別主義者として知られる「ベストセラー作家(笑)」氏や「女性ジャーナリスト(笑)」「名古屋市長」などが「保守党」を名乗る政治団体を結成した。
その政治団体は早速JR大阪駅前での街宣において「やらかし」をしている。
もはやこの時点で政治団体失格だと思うのだが、私が一番思うのは、
かつて「保守党」を名乗っていた「立派な国政政党」に対して失礼ではないのか
ということである。
さて、その「立派な国政政党として存在していた『保守党』」。
2000年に当時「自自公政権」から「自由党の当時の代表ら」が離脱したことを受けて設立。政権名も「自公保政権」と呼ばれるようになった。
その初代代表が、今春亡くなられた「
政治思想面では相いれない立場なのだが、数少ない「女性が代表を務めた政党」として一目置いていたなあ。
扇千景氏が代表を務めた保守党。
ポスターもまた素敵だった(繰り返すが政治思想面では相いれない)。
扇代表とともに夫である「のちの四代目坂田藤十郎」氏*1、そしてご夫妻の子どもたちが出演されていたんだよね。
あいにく、画像検索をしてみたんだけど該当ポスターは見当たらなかった。
なぜそんなポスターを知っているのかというと、
地元選出の衆議院議員が当時この「保守党」の所属だったから*2。
当該衆議院議員のポスターとともに例のポスターも貼られていたのである。
現在は旧保守党メンバーは政権与党に吸収され、一派閥として落ち着いている。
その派閥の代表であり、旧保守党の中心メンバーだった方は、中国(中華人民共和国)の政財界との間に太いパイプを持っていることで知られることから「『保守党』を名乗る差別主義者の政治団体」を支持する輩からは「反日認定」を受けている。
参考記事
「自分の気に入らない国とのパイプを持っている」からといって「反日認定」するような差別主義者には正直「保守(党)」を名乗ってほしくないし、恥を知れと心から思う。
次回からは再び「あの茶番政党」について綴る。
おはようございます。
今回も「与党も野党も茶番」をお送りする。
今回は古谷経衡著「シニア右翼」での記述から、「あの茶番政党」が大切にしてきたものは何なのかを考えたい。
本書では、雑誌やテレビ、そしてYoutube動画などで「右翼思想」、ぶっちゃけいえば「差別思想」「排外思想」に感化されているのはシニア、つまり高齢者が多いと分析。
本ブログにも綴ったように私の父親もこの手の思想に感化されている一人だ。
そして、この手の思想に高齢者が感化されるようになった原因に、
「戦後民主主義を自身の血肉にすることができなかったこと」
を挙げている。
具体的にいえば第二次世界大戦における自国の戦争責任をきちんと清算しなかったこと、そして日本国憲法の精神である「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」を本書の表現でいえば「ただなんとなく、ふんわり」としか理解・受容しなかった、ということである。
「権利」「人権」を、
「義務を果たした人たちに『オカミ』から与えられる恩給」
だとのたまうのなんかまさにそうだわな。
参考過去記事
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
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本書の終盤に、「右翼思想に感化されやすくなったシニア=高齢者たち」の中で、「稀有な存在」として「あの茶番政党=日本共産党の構成員」を挙げている。引用する。
(前略)日本共産党や傘下団体が主催する反戦・反政権集会に行くと、その参加者のほとんどがディープシニアで40代はぼちぼち、30代はほとんど見られない。まして20代の若者は1000人規模の集会であっても数える程度である。党員や支持者のシニア寡占は革新側でも凄まじいものがある。
加齢したシニアがシニア右翼となるのであれば、革新側でもシニアが多いのはどういう訳だろうか。答えは簡単で、彼らは強力な戦後民主主義の護持者であり「ネット動画」による一撃を食らってもなお動じないほどの確固とした価値観を有しているからだ。(電子書籍dブック版89%地点*1)
戦後民主主義は未完であるが、それでも戦後日本人のなかのある部分に、その崇高な理念を検証・分析し、その結果ますます民主的自意識を確立させることの重要性を認識した人々は少なくない。そこまで強力な民主的自意識を成立させるには経験や知識の蓄積が必要で、一般的にそのためには長い時間がかかる。結果としてその時間経過が彼らの年齢をシニアにしただけであり「高齢者が古臭い左翼思想にしがみ付いている」のではない。長い経験が彼らを戦後民主主義の真の護持者に育てたのであり、革新の高齢化は原因ではなく結果にすぎないのである。
しかし革新側の年齢構成が高齢のまま推移するのは、その下の世代に戦後民主主義の重要性を継承できていないからである。すでに述べた通りその理由は戦後民主主義が未完で終わっていることにある。戦後民主主義の足腰がさらに弱まってしまい、真の民主主義的意識がはぐくまれないからこそ、その下の世代にも意識の循環が生まれない。革新のシニア化は、ある時期まで辛うじて生きていた戦争の失敗と反省という原体験を継承した人々が、その支持の主役となりそのまま加齢した結果である。(同地点)
いや、まったくもってその通りなのであり、あの茶番政党=日本共産党はそれこそれいわ新選組言うところの「アメリカの犬」「資本家≒財界の犬」である政権与党と対峙し、民主主義とは何なのか、権利・人権とは何なのかを深く学び実践してきた存在なのだ。
最初は「ソビエト連邦の犬」として生まれ、日本国憲法に対しても反発、「日本人民共和国」にせよとまで言っていたが、その後のすったもんだを経て同憲法の精神を学び、「憲法を守れ」「人権を守れ」と自国民、特に社会的マイノリティの「代理人にして護持者」として一定の支持と議席を確保してきた。
その結実と、同党が目指す未来社会は「自由と民主主義の宣言」としてまとめられている。
それなのにである。
あの茶番政党は愚かなことに、同党の改革を訴えた党幹部などを「党の規約を破り、民主集中制を否定した」などどして除名や除籍などの処分、まさに「粛清」を図っている。
民主集中制とは、規約によれば、
第三条 党は、党員の自発的な意思によって結ばれた自由な結社であり、民主集中制を組織の原則とする。その基本は、つぎのとおりである。
(一) 党の意思決定は、民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める。
(二) 決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である。
(三) すべての指導機関は、選挙によってつくられる。
(四) 党内に派閥・分派はつくらない。
(五) 意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない。
ということなのだが、党は一枚岩でなければならない、と言いたいのである。
一応、「選挙」「民主的な手続き」によって方針などを決定はされているが、一般市民からはブラックボックスになっている。
ゆえに一般市民からは「民主主義を守れなどと言うてるのに党内が民主主義的ではないのは自己矛盾ではないか」などとみられるのである。
そもそも「民主集中制」は、現在の視点から見れば「犬時代の遺物」でしかないといえる。
私から見れば、それに拘泥して改革の声を潰す茶番政党は自らの歴史をもかなぐり捨てているようにしか見えない。
そんでもって「私たちは支配勢力から攻撃されている」と泣き叫んでいるのだ。
最近は、「民主集中制に対して異論を言うことは党への攻撃である」とまで言っている。
だから言われるんだよ、あんたらは宗教団体、それも宗教系カルトとおんなじだと。
あまりに滑稽すぎる。哀れすぎる。
民主主義の護持者、砦だったことを思い出せ。
これ以上、「茶番政党」と私に言わせないでくれ。
今回も党改革を訴え、「粛清」され、現在は名誉回復を党に対して訴えている「松竹伸幸」氏の動画を紹介する。
こんばんは。
ああ、前回記事からまた1ヶ月以上更新が滞った…
この間、資格試験の勉強をしていたもので…
先月試験があったのだが、無事合格した。
今回は前回より始まった新シリーズ連載「与党も野党も茶番」の第2回目。
「あの茶番政党」の再生を願うと謳う書籍の感想・書評を綴る。
早速だが、こちらが今回紹介する書籍である。
この中の、「
早速引用する。
しかし問題はここからである。そのような立派な人物によって占められる政党が、現在なぜ衰退の道を歩んでいるのだろうか。この事実は日本の将来にとっても不幸なことである。なぜなら、軍拡が進み貧困と格差が拡大する現在の日本で、もっともその役割を果たすことが期待されるのが、戦前と戦後を通じて平和と民主主義のために不屈に闘ってきた共産党だからである。それゆえ、共産党の勢力回復と前進のために同党の衰退の原因を明らかにし、それを取り除くことが日本の将来にとっても重要な課題となる。本稿の目的はこの点を追究するところにある。(P144)
そう、確かに個人(国会議員や地方議員など)は立派なの。
そして「あの茶番政党」は確かに平和と民主主義のために闘ってきたし、なにより、
「私たち≒社会的マイノリティのための代理人」
として働いてくれている。
それなのになぜ国会や都道府県議会、市町村議会で軒並み勢力を減らし、私の在住する自治体はじめ議員が一人もいない「空白区」を生み続けてしまっているのか。
それを考え、なによりアップデートしない限り「あの茶番政党」と罵られ続け、ついには解散消滅するしかないであろう。
これは本シリーズ連載に共通して問い続けるテーマである。
繰り返すが、本当に「あの茶番政党」は、「私たちの代理人」として闘っている。
それなのになぜ伸びないのか。というよりもなぜ「私たち≒社会的マイノリティ」からすら支持が得られていないのか。
それは「あの茶番政党の『組織のあり方』にある」、と碓井氏は問うている。
再び引用。
それではなぜ共産党は現実の変化に応じた、新たな組織体質の形成ができなかったのであろうか。この問題を考える際には、組織を支配する固有の傾向について理解しておく必要がある。(P146。傍線部分の太字化は引用者。)
そこで、「組織が変化を嫌うという傾向」、「組織慣性」について綴られている部分において、私が以前綴ったことを裏付けてくださった部分がある。かなり長くなるが引用。
一方、宗教団体のような組織はどうであろうか。どのような宗教にも聖書やコーランのような原典となる教義があるが、それらは時代の変化によって変わるわけではない。古典としての教義を守り、それを広めていくところに宗教団体の役割があるからであり、それゆえ、時代環境の変化に応じた組織編成を考える必要は基本的にないと考えてよい。
問題は政党のような政治組織である。中国や北朝鮮のような、政党と国家が一体化した全体主義的一党支配体制においては、政党は国民の意識の変化に対応する必要は基本的に存在せず、それゆえ、政党の組織編成を工夫する必要はない。その点では、この種の国の支配政党は宗教団体と似ているということができる。
しかし国民が主人公であり、国民の支持をめぐる政党間の競争による民主主義体制においては、そういうわけにはいかない。政党は国民(選挙民)の考え方の変化に応じて、政策や組織のあり方を変えていく必要があるからである。その点では、民主主義社会における政党は企業と似たところがある。企業が自社の商品を他社と競いながら販売するのと同じように、政党は自党の政策を選んでもらえるよう、選挙民に働きかけなければならないからである。もちろん自党のアイデンティティを踏まえながらではあるが。そこでは商品と政策は同じようなものとして位置づけられることになる。このような政党間の競争による民主主義体制を、かつてJ・シュンペーターは競争的政党民主制と呼んでいた。
(P147-148。太字・大文字強調は引用者。)
これは私がまさに以前の記事で「
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前回にも綴りましたけどね、「宗教」であれば上記の折伏論でいいんですよ。
だって邪宗教の存在を許していたら、世の中をそれこそ邪宗教に乗っ取られてしまうのだから。
しかし「あの茶番政党」は国政政党である。
国民からの支持を得るためには、「党自らのアップデート」が必要なのである。
残念ながら、「あの茶番政党」は「組織維持にかまけるあまりの宗教(団体)化」に突っ走ってしまっている。
いずれも一般市民から「(笑)」と付されて嘲笑されかねない組織方針である。
「宗教系カルト」とほんまにそっくりやで。「顕正会*1」みたいな。
参考過去記事
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さて、今回紹介した碓井氏であるが、今年初めに「党の改革」を訴え、除名処分にされた「松竹伸幸」氏のYoutubeチャンネルにゲスト出演した。
とにかく面白い動画、「神回」になっているので是非ご覧いただきたい。
次回に続く。
*1:先月中旬、代表の方が逝去されたそうな。
こんばんは。もう今年もあと3ヶ月を切った。
もう「おせち料理」の予約キャンペーンが各地で始まっている。
今回から新しいシリーズ連載
「与党も野党も茶番」
をお送りする。
主に「あの茶番政党」への
さて、第一回目は「れいわ新選組・大石あきこ衆議院議員にトーンポリシングをかました『あの茶番政党』の元参議院議員氏」について綴る。
早速だがこの動画を見てほしい。
昨年6月の衆議院予算委員会での質疑において、大石氏が減税など国民生活への手厚い支援を渋る内閣総理大臣に対し、
「鬼」「資本家の犬」
と糾弾されているのだが、これに対し「あの茶番政党所属の元参議院議員」氏がTwitter(現・X)で、
「学芸会みたいだ」
などとトーンポリシングをかました。
これのなにが「トーンポリシング」なのかと言うと、当の「茶番政党」こそ現政権与党のことを「資本家の犬」「アメリカの犬」などと(党綱領などで)糾弾していたくせに*1、それを他党に言われると「自分の持ち味を奪った」とばかりに叩いているということなんだよね。
こちらの動画の30分26秒あたりからで、当該元参議院議員氏によるトーンポリシングのことが語られている。
さて、その大石氏にトーンポリシングをかました元参議院議員氏であるが、あつかましくも2025年開催される「大阪関西万博」の中止を訴えている。
言うとることは立派だが、大阪を文字通り「牛耳っている」、「維新を名乗るナニワのトランピズム政党」に対して足元にも及ばないことをまず自覚すべきだろう。
そして、大石氏にトーンポリシングしたり、「私たちは支配勢力から攻撃されている」と被害妄想をかますよりもまずは崩壊寸前の茶番政党のことを心配したらどうだ。
今回はここまで。
おはようございます。
今回も毒オトナ社会の解きかた。
今回も「あの茶番政党」について。
さて、本連載では最近「あの茶番政党」についてずっと綴っているが、相変わらず茶番政党の新聞などでは「こっぱずかしい企画」がなされている。
茶番政党の新聞日曜版の最新号では「101年目の茶番政党」に感動した人たちの歯の浮くような称賛が綴られていて「大丈夫かこの人たち」と思ってしまった。
まるで宗教系カルト団体の新聞の「体験発表」みたいで。
そして、記事の中では相変わらず「たたかいの弁証法」だとか結局は被害妄想でしかない「反党戦略」だとかが並べられている。
さて、そんな中で最近、重大な情報が飛び込んできた。
「紙屋高雪」というペンネームで漫画評論家としても活躍されていた党地方幹部に重大な処分がなされようとしているのだ。
処分の理由はそれこそ「言いがかり」だ。
党幹部でありながら党のことをブログで公開したからだ、なんだってさ。
参考記事
同じく「党のことを著書にしやがった」として今春党幹部が除名処分されたことと言い、本当にこの茶番政党は「ご乱心」状態だ。
かつて「テリー伊藤」氏が「お笑い革命」という茶番政党をテーマにした著書を出したが、まさに別の意味で「お笑い革命」。
何度でもいう。茶番政党よ、あなたがたは「支配勢力に恐れられている」から攻撃されているんじゃない。
「乱心状態で自らお笑いのネタを提供している」からからかわれ、笑われているだけなんだよ。
お笑い芸は、演者がとにかく真剣であればあるほどより笑いをとれるという。
茶番政党も真剣に「党への攻撃」「私たちは革命政党だ」と唱えているからこそ、外からは「格好のお笑い」として消費されているのである。*1
本当に、一度なくなってしまったらいいと思うわ。
それではまた。
おはようございます。
今回も「毒オトナ社会の解きかた」。
断続的に綴っている「あの茶番政党」のことをお送りする。
以前、元「あの茶番政党」関係者のnote記事を紹介し、「選挙戦に勝つ気がなくただ存在をアピールしたいだけの茶番政党」について綴った。
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その当該note記事が更新されていたので今回はこのことを綴りたい。
以下、記事を抜粋して解説する。
101年という日本最長の歴史を誇る政党ですが、その間、党の代表者は常に男性でした。
現在の機構と人事を見ても、委員長・書記長・筆頭副委員長の「三役」は全て男性です。
副委員長には女性もいるのですが、6人中4人が男性と、男女比は2対1です。
もうこの時点で茶番政党の言う「ジェンダー平等」は嘘っぱちだと言うことがよくわかる。
私がこのことを思い知ったのはやっぱり一昨年の女性衆議院議員が「小選挙区での惜敗率は名簿中トップだったにもかかわらず、『茶番政党特有の名簿順位ガチガチ方式』により落選した」ことだった。
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上記過去記事より引用。
そのため、比例代表での順位は実質的に「党内の序列」を示しているともいえる。
ほら、よく「中国共産党」「朝鮮労働党」関連のニュースで「党内序列〇位」という表現がなされるじゃない。
これらをあの茶番政党も気取って「衆議院、参議院選挙における比例代表での順位決め」にやっとるわけ。
表向きは両政党(および両政府)を批判している茶番政党。
しかし本当のところは両政党とおんなじことを国政選挙でやっているわけ。
さすが「民主集中制堅持」を謳う政党やで。
それにしても思うのは、この茶番政党の言う「ジェンダー平等」は、結局は、
「当事者憑依」
でしかないということ。
つまり、当事者(この場合は女性)を「党勢拡大のため」に利用しているとしか思えないということだ。
実際、今春の統一地方選挙で起こった「パワハラを告発した女性地方議員がなぜか党公認を外され、結局は立候補もできなかった」事件は何も進展もないし名誉回復もなされていない。
結局ね、「おじさん社会」にどっぷり漬かっている政党が、「女性の味方」を唱えても表面だけなんだよね。
男性が女装をしても女性になれないのとおんなじ。
基本政策の不徹底、そして党改革を求める声を「自党への攻撃、全面否定だ」と拒絶する茶番政党。
以前「維新を名乗るナニワのトランピズム政党」の代表が茶番政党のことを「なくなってもいい」と言って批判された。
私はこの方とは違う意味で、
「茶番政党なんてなくなってもいいんじゃない?」
と思っている。
それはスクラップ&ビルド、破壊と再生である。
自ら謳った「ジェンダー平等」すら不徹底のまま、誠実さもクソもない態度、そして被害妄想ばかり取り続けるこんな政党など一度解党してしまえということだ。
次回に続きます。
こんにちは。ついに9月になりましたね。まだまだ盛夏なんですけど…
今回も「毒オトナ社会の解きかた」です。
動画投稿してふと思ったことを綴ろうと思う。
この間、私の動画コンテンツ「毒オトナ国語辞典」を更新した。
以前に綴った「この国ニッポンにおける『権利』観は『御恩と奉公』程度でしかない」ことを動画にしたものである。
今回から概要欄に参考にしたサイトや書籍などのリンクを載せることにしたのだが、その際に以前紹介した「国賦人権」について綴っていた記事に面白いエピソードを発見した。
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その部分を一部引用。
一君万民の平等思想は、経済不況により格差社会に不満を抱いた人々にテロリズム的行動を起こさせた。その発端は安田財閥の安田善次郎を暗殺した朝日平吾の事件だ。ウイルス感染の流行(スペイン風邪)と戦後恐慌(第一次世界大戦後)による不況の中で巨額な富を得ていた善次郎の暗殺は社会に衝撃を与えた。自害した朝日の遺書には天皇を根拠とする平等思想から「天誅」を加えたと綴ってある。
その直後、朝日の影響を受けた何者かによって原敬首相が暗殺される。二・二六事件を起こした青年将校も一君万民の平等思想から経済的利権を独占する支配階級に行動を起こした。当時、彼らに理解を示す庶民も多かった。
一君万民の統一理念は、平等思想と結びついたことによって、それを考えた人々が想像もしなかった方向へと向かった。天皇への熱狂的忠誠心を抱いた国民がそれを担うことによって、もはや製作者が操ることのできないほど力を発揮し、暴走したのである。
私はこの一文を読んだとき、ふと思った。
「『権利』や『民主主義』があまりにも未熟で中途半端にしか理解されないこの国で、『世直し』を図ろうと思ったら要人暗殺や大量殺害などの『テロ』か『クーデター』くらいしか手段がないんとちゃうんかなあ」
実際、引用部分に出てきた「安田善次郎暗殺事件」などを、昨年起こった「元内閣総理大臣殺害事件」や今春起こった「現役の内閣総理大臣に対して爆発物を投げ込む事件」と結び付けられて語られることが多い。
そして昨年や今年の事件が「結果を出している」ということも見逃してはならないだろう。
昨年の事件では「宗教2世」、あるいは「毒親が『宗教系カルト団体』にのめりこんだら本当に洒落にならない問題」が注目されるようになったし、今年の事件では私の盟友にして同志(と勝手に思っている)プレカリアートさんが「被選挙権と供託金の制度に不満を持っていた」実行犯に対し「そこにシビれるあこがれるゥ」とばかりにほめそやし、記念にX(旧Twitter)アカウントをフォローした。
昨年の事件の実行犯のXアカウント*1も、もし凍結されていなかったらプレカリアートさんはフォローしていただろう。
ここから見えるのは、「キレイゴト」を持ち出して「下=社会的マイノリティ」たちの声、訴えを押さえつけるような世の中は絶望でしかないということである。
「民主主義」を体現する舞台というべき国会(衆議院・参議院)が体を張って戦っていた「れいわ新選組」を叩き、「あの茶番政党」までそれを黙認するようなことを目の当たりにしていたら、そりゃ「テロ」「クーデター」を企んだり、そして実行者を拍手喝采もしたくなるよなあ。
そんじゃまた。
*1:ホラーゲーム「サイレントヒル(Silent hill)」をアカウント名にしていた。