こんばんは。
突然ですが、今回は性的な表現がいくつも入るので折りたたみます。
先日更新された「マガジン9コラム・雨宮処凛がゆく」の話に衝撃を受けた。
「先っぽだけ入れさせて」
この言葉は、6月16日に出版される私の新刊『女子と貧困 乗り越え、助け合うために』(かもがわ出版)の前書きの一番最初の一文だ。
どういうことかというと、物書きデビューした20代の頃、ある小さな出版社の社長から会うたびに言われていた言葉である。つまり、ヤラせろ、ということだ。
この冒頭の部分に、である。
つまり「性行為の強要」である。
いやあ、物書きの世界にもこんなものがあるんですねえ…
私がこのエピソードを拝見した時、脳裏をよぎったのは私自身がファンだったある「セックスアピールアイドル」の電撃引退のことだった。
姉妹ブログ記事を紹介する。
このとき、いわゆる「ハメ撮り」撮影を担当したカメラマンは「自分の夫であり、それも数年前に入籍した」と彼女は語った。
その割には彼女の公式ブログや公式ツイッターに「夫婦生活」について綴られた形跡はない。
となると、この「入籍」は本人が望んだものではない可能性が高い。
要するに、「俺の妻になってくれればいくらでも仕事のあっせんをしてやる」と「諭されて」の入籍だろうと想像してしまう。
公的に性行為できる関係になれば…*1
姉妹ブログ記事にも綴ったが、この事件で「ほかのセックスアピールアイドルたちもこの手の性行為・枕営業は日常茶飯事なんだろうなあ」という「疑念」を抱くようになった。
この手の「セックスアピールアイドル」たちは、かつては主に少年漫画誌のグラビアや、ビールなどの飲料や水着および水着素材メーカーのキャンペーンガールなどを務めることが多かった。
その後、キャンペーンガールについては「ジェンダー問題」に関する批判から姿を消し、少年漫画誌のグラビアについても、現在は「AKB48」「乃木坂46」などのアイドルグループメンバーが兼務するようになった。
本来の「セックスアピールアイドル」たちにはもはや「オヤジ系週刊誌」「オヤジ系趣味のコンテンツ*2」しかアピールできる場所がない。
当然、この手のコンテンツ関係者への接触もあるだろう。
そう、接触がね。
「私と性行為してくれたら、その後の生活を保障してやる」
「私と結婚・入籍してくれたら…」
時代劇でよく見る「吉原遊郭の遊女たち」と何が違うというのか。
そしてその成れの果ては「性行為・性的虐待ビデオ」の女優だろう。*3
実際、姉妹ブログ記事の最後に紹介した記事の人が、ついに「性行為・性的虐待ビデオ」に出演した。
とにかく、わが国において「セックスアピールアイドル」は性的強要なんて当たり前である、という認識を持つべきであろう。
物書きですらこうなのだから…
それではまた。Adios amigos!!