ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私と発達障害29 結局ここも退社…

おはようございます。

前回綴った職場に入った2012年の暮れ、再び政権交代が起こった。
その数日前、上司が「今の政権はもう終わりやで」とおっしゃっていた。
私は前の政権与党に政権が戻らないでほしいと思っていたが、「ムード」がそれを許さなかった。
週刊誌やテレビは当時の政権をバッシングし、ネットでも政権交代当初の総理大臣をからかうAA(アスキーアート)を作って貼り付けるなど、とにかく「昔の政権に回帰してほしい」ムードが漂っていた。

案の定、その後の衆議院議員選挙では前の政権与党が大勝、「消化器系の病気で志半ばで辞任した元総理大臣」が内閣総理大臣に再任された。
そして現在に至る…。

所詮、わが国で政治を動かす力は「ムード」しかない…
いくら政策理念や哲学を訴えてもムードの前には無力なのだ。*1
私はそう悟った。

私と発達障害29 結局ここも退社…

空港での仕事は自分にとってやりがいを感じられる職場であることは確かだった。
しかし、それ以上に「時間に追われる」仕事でもあった。

仕事内容にも慣れ、スムーズに作業が進められるようになったが、それに伴い、周囲からの要求や、求められる作業量も多くなった。

ターニングポイント

そんなある日、現場で私のことについていろいろ面倒を見てくれていた上司が、航空貨物部門に転属されることになった。

この上司は、私の入社当時から、作業のやり方などはもちろん、心理面、プライベートの面でも相談に乗ってくれるなどまさに「心の支柱」になってくれたお方だった。
本記事最初に述べた「政治状況の話」も、この上司と話をしていてのことだった。

今思えば、これがターニングポイントだったのではないかと思う。

仕事で不安を覚えても、それを受け止めてくれる上司・同僚がいない。
こうなってくると本当に作業がつらくなってくる。

プレッシャーに耐えられず…

入社から約1年が経過しようとしていた2013年。

求められる作業量はさらに増加した。
受け持つ航空会社も、ニュージーランドN社、カタールQ社など、さらに増えた。

さらに時間に追われるようになっていった。
1機終了したら移動バスに乗り込みまた別の1機に移動…
息つく暇もない。

「時間に追われない仕事は存在しない」
「仕事は時間との闘いである」

頭では分かっている。
しかし私の心身へのプレッシャーは相当なレベルに達していた。
家に戻ると嘔吐を繰り返すようになった。

そして年末、耐えられず退社した。
また、負けたのだ…

次回に続きます。

*1:それは各種マスコミが開票に入る夜8時になった瞬間「ゼロうち」当確が出されることからもわかると思う。NHK大河ドラマ本放送が始まった瞬間上部に「●●当選確実」のテロップが出るとか。