ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私と発達障害28 職場自体はよかったのだが…

こんばんは。

先日の記事で、「お客様にキレられて心が折れた」という内容を綴ったが、この時以来、私は小売業や飲食業の従業員に接するときは最大級の感謝の心をもって接するようにしている。

例えば、商品のある場所を教えてもらったときは、「オイソガシイトコロ、オ手数ヲオカケイタシマシタ。オカゲデタスカリマシタ」などと、たとえ商品が見つからなかったなど不本意な結果であったとしても、感謝の言葉をかけるようにしている。

わが国は小売り・飲食業の従業員にいろいろ求め過ぎだと思う。
「お客様の声」掲示板に張り出された書込みを見てみると、「あの店員感じ悪い」「●●という商品がない。糞」など、「お客様の横暴」が見て取れる。

私は「お客様は神様」という名のもとにおこなわれるこうした行為をやめ、「お客様は仏様」という気持ちで、「従業員をいたわる気持ち」で接していくつもりだ。

私と発達障害28 職場自体はよかったのだが…

2012年秋。

私は空港内での機内清掃・備品準備の作業を請け負う「グランドハンドリング」の会社に入社した。

私たちの出番は旅客機から乗客が降りた後。
素早い身のこなしでテーブルなどの清掃、ゴミ片付け、枕(ピロー)とブランケットを並べなおしていく。

私は主にテーブル拭きを担当した。

空港内なのであまり具体的な話はできないが、その会社は日本のA社、ドイツのL社、韓国のA社などの旅客機を受け持っていた。

出勤は朝5時ごろ。自宅からはかなり離れているため、これくらいでないと間に合わない。

大体朝7時ごろから勤務開始だ。

仕事のフロー

まず、「ブリーフィング」が開始され、「今日はA社●機、L社●機をこなしていくぞ」と確認をする。

その後、必要な器具類を持ち込んで旅客機に乗り込む。

乗員たちに気を付けながら、自分の受け持った仕事をこなす。

時には、枕カバーの交換や、ブランケットのたたみなどもすることがあった。

やりがいはあった。ただ…

仕事自体は本当にやりがいのあるものだった。
時間には急かされるが、一つの物事に集中してテーブルを拭いたり窓を拭いたりするのは本当に自分に向いているなあと思った。

航空機が間近に見られるのもよかった。

そして従業員たちがとてもいい人たちだった。
老若男女問わず頑張っていた。また中国人・韓国人のスタッフもいたっけ。
1か月ごとに本社事務所からカウンセリング担当の社員が来てくれて、「何か困ったことはないかい」と聞いてくれるのもありがたかった。

しかし、基本的に空港関係の仕事は「時間に急かされる」仕事である。
清掃予定の旅客機の到着が遅れることがある。しかし清掃のために次の出発を遅らせるわけにはいかない。
このときはみんなぴりぴりした。より短時間で清掃を済ませなければならなくなったから。
時には怒号も飛び交う。

私の、一番苦手なケースだ…

次回に続きます。