ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナの条件(57)「エール」と「ありがとう」

こんにちは。¡Hola amigos!

本当に更新できずスマヌ…スマヌ…

今回は毒オトナの条件を。

今回の「新型コロナウイルス」の件でよく言われた「主に『エッセンシャルワーカー』などへのエール」について綴ろうと思う。

「エール」と「ありがとう」

さて、医療従事者やその他コロナ禍でも休めない職種の人たちにいろんな形で「感謝の心」を伝えようという「社会運動」がおこなわれた。

などなど…

特にNHKは奇しくも連続テレビ小説「エール*1」を放送していた関係で「みんなでエール」キャンペーンを実施している。

ちなみに今月末の「紅白歌合戦とかいう八百長番宣・反ジェンダー平等歌謡ショー」もこのテーマに沿ったものとしておこなうらしい。

www.nhk.or.jp

www.nhk.or.jp

その一方で生活支援・給付など「実効的な」対策はほとんど取り組まれていない。

これで私が連想するのが「ありがとう」をことさらアピールしていた居酒屋チェーンである。

「ありがとう」で飯が食えるか!

この居酒屋チェーンの「グループスローガン」が、

地球上で一番たくさんの “ありがとう” を集めるグループになろう

である。

www.watami.co.jp

一方で、その「ありがとう」を集めようとして頑張っていたはずの同社社員が「過労自殺」をした事件は記憶に新しいと思う。

lite-ra.com

さらには同社の創業者氏が政権与党の参議院議員になるなど、明らかにその経営理念は「私たち」のほうを向いていないことが明らかになった。

そもそも、「ありがとう」で飯が食えるわけがないのだ。

どれだけ「感謝」を集めても、生活できるだけの資金などが確保できなければいずれ死ぬだけだ。

今回の「みんなでエール」「医療従事者など『エッセンシャルワーカー』への感謝を伝えよう」というキャンペーンを見ていて、この「『ありがとう』という言葉が大好きな居酒屋チェーン」を思い出す。

本当に胸糞が悪い。

次回に続く。

*1:作曲家・古関裕而の一生をモデルにした作品。