豚猫大好きぶーにゃんの社会的弱者研究所

豚みたいに太った猫が大好きでたまらない私、ぶーにゃんの「社会的弱者(マイノリティ)」について考えるブログです。主にHIKIKOMORIなど、「公認されない社会的弱者」に関することを綴ります。

私と発達障害35 私は今ここにいる

こんばんは。

だらだらと続いてきたシリーズ連載「私と発達障害」、今回が最終回です。

本当に文章を考えるのはむつかしいわ…
よく漫画やテレビドラマなどで小説家が原稿用紙をくしゃくしゃにしてポイするシーンがあるが、あんな感じ。

私と発達障害35 私は今ここにいる

(章タイトルは「アイムヒア 僕はここにいる」をパクりました)

障害者職業センターのカウンセラー「中将」が、ジョブコーチとともに私自身の特徴=障害への理解を社内に共有してくださったおかげで、会社での業務をスムーズにこなせるようになっていた。

以前の職場なら、何らかのトラブルを起こして出勤しづらくなるのがパターンになっていたが、この職場ではほとんどそういうことは起こらなかった。

やがて、ちょうど2年前、会社と正式契約を結ぶことになった。
総務部付きのパートタイマーで、6時間勤務、週5日、契約更改は1年毎。

ついでに当時Yahooでやっていた「戦国IXA」を引退(ゲームデータ削除)した。
仕事において多くのことを覚えなければならず、とてもゲームなんてやっていられないと思ったからだ。
あと全然めぼしい結果が出なくなったというのもある。

改めて業務内容

業務は大体こんな感じである。

  • 午前は昨日あがった商品サンプルを、寸法や容量を計測して記録する。
    その記録を事務所にもってかえり、Excelのファイルに入力する。
  • 午後は午前やり残した記録・検査と、掃除はじめ雑用。
    特にトイレ掃除は念入りにやっている。

職場で作っている日用品は、主に自社ブランドで作っているが、他に大手メーカーの下請け(OEM)製品や、大手小売業のプライベートブランド*1製品も作っている。
むろん、各企業向けの商品は寸法や規格が違う。
各企業の要求通りに作れているかを調べる、というわけだ。

仕事は単調だが、やりがいはある

仕事自体は毎日毎日同じことの繰り返しで、傍目にはつまらなく見える。
「毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうよ」がぴったりくる。

しかし、毎日毎日、仕事をするたびに、主任や課長はこう言ってくれる。
「いつもありがとう。本当に助かるわ」

この言葉がとてもありがたかった。
以前にも綴ったが、元々総務部内で手の空いた社員が片手間でやっていたという作業だ。
それを私が専門的に請け負っているのだ。

「私ハコノ会社ニヒツヨウトサレテイルノダ」

そう感じることができた。

そして今、ここにいる

仕事をこなし続けて2年が経過した。
私はこの会社に不可欠な存在になっていた。
主任・課長がそうおっしゃっているのだから間違いない。

仕事のスピードも速くなった。
まさに「板についてきた」。

確かに6時間のパートタイマー、非正規雇用労働者だ。
時給も最低賃金だ。

しかし自分が会社、そして社会に必要とされている。
これが最高の報酬といえるのではないだろうか。

社会に必要とされず、自分から「社会に必要とされる人間になろうともしない」…
HIKIKOMORIと呼ばれる、そんな人間たちがいる。
私も2年前まではそうだった。

だが、こういう人たちも、「社会に必要とされている」実感を得られたら、HIKIKOMORIから抜け出せるような気がすると思う。

そして、私はこの経験をもとに、HIKIKOMORIたちの問題を考え、そしてエールを送るべく、このブログを開設したのだ。

思えば、地域活動支援センターの精神保健福祉士「大佐」、障害者職業センターの職業カウンセラー「中将」、「中将」の部下のカウンセラーやジョブコーチに私は助けられたように思う。

そのうち、「大佐」と「中将」はすでに退職、「中将」の部下たちも退職あるいは民間の支援施設に移籍したりしている。

「大佐」と「中将」とはまたいつかどこかで会いたいが、現在はどこにいるのかすらわからない状態だ。
本当に会ってお礼を言いたい。

というわけで、シリーズ連載「私と発達障害」はひとまず終了です。
第一部・完というわけです。
今後は「番外編」として不定期連載する予定です。