こんばんは。¡Buenas noches!
今回は「毒オトナの条件」の第15回。
毒オトナが「ステレオタイプ」に用いる三種の神器について綴る。
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攻撃対象を誹謗中傷する際に必ず持ち出してくる「ステレオタイプ」の中でも最も多く用いられる三種類の「神器」があるのだ。
①朝日新聞
かつて「本多勝一」という名物記者(ジャーナリスト)が所属しており、
など、毒オトナから見れば、
「反日極左」
というべき内容のルポや著書*1を出していることから、いつしか朝日新聞自体も
「反日極左の新聞社」
という「ステレオタイプ」が作られるようになった。
昨年末、MBSで見たドキュメンタリー番組。この番組の中で、政権与党所属議員「杉田水脈」氏が雑誌「新潮45」にて「LGBTに生産性はあるのか」と綴ったのが大問題になり、同誌が休刊になるエピソードがあるが、それを「朝日新聞が問題を煽ったから休刊になった」などと「アジる」雑誌が登場、その雑誌の編集長にインタビューをする。
その時の証言を文字に起こす。この雑誌はことあるごとに「朝日新聞」を叩く作風であることを紹介した後の一言。
朝日、とつけたほうが、同じ新聞よりも、まあ、読者に対するアピール度は強いでしょうね。
また、番組取材班が「ファクトチェック」をおこない、「杉田水脈氏の『生産性』発言」を問題視する記事を最初に配信したのは「毎日新聞」であることを明らかにし、その事実を話すと…
ああそうなんだよね…
でも、毎日新聞は…「弱い」ですよね。部数も圧倒的に少ないし。
(だから、最初に問題視したのは朝日ではなく毎日だと…)
まあ、そうかもな…(笑)
でも、「毎日」じゃあ売れない。
毎日新聞では売れない。朝日新聞じゃなきゃあ。
明らかに「ステレオタイプ」として「朝日新聞」を利用していることがわかると思う。
②日教組(日本教職員組合)
これも毒オトナがよく用いる「ステレオタイプ」としてよく持ち出される団体。
など、これまた
「反日極左の団体」
というステレオタイプが作られてしまった団体である。
4年前に当の内閣総理大臣が
「日教組!日教組!」
というヤジを飛ばしたことは記憶に新しいと思う。
③民主党
これも、「毒オトナのステレオタイプ」としてたくさん用いられる団体(政党)。
現在は主に政権与党、そしてそのシンパが野党を揶揄するために「ステレオタイプ」として利用している。
たとえばこちらの動画。26分48秒から内閣総理大臣が「民主党」というフレーズを持ち出す。そして「小池晃」氏に「私は民主党じゃないですから」と返される。
しかし、「民主党」もほんまに「朝日新聞」「日教組」みたいな使われかたされるようになったなあ…
これらのフレーズ使って「下」を叩けば毒オトナからの共感が得られるんだよね…
嘆かわしい限り。
それでは。
*1:ちなみに今回の参院選で「NHKから国民を守る党」が初めて議席獲得をして話題になったが、この団体の源流も本多勝一氏の著書「NHK受信料拒否の論理」にあると言われている。
*2:学校にも週休二日制を導入するなど。のちに「分数の計算すらできない大学生」などを持ち出して非難囂々を浴びる。
*3:これはスーパーコンピュータの開発事業の目的が漠然と「世界一をとること」でしかないことに対して詰問した、というのが真相。こちらのブログで詳しく解説している。