こんにちは。
今回も「与党も野党も茶番」。
あの茶番政党の選挙結果を受けての声明について綴る。
「目が点」「開いた口が塞がらない」とはまさにこのこと
さて、さんざん本シリーズ連載で綴っているあの茶番政党は現有議席を減らした。
そのことについて茶番政党が声明を出した。
もうね、読んでいて「目が点」「開いた口が塞がらない」状態になってしまった。
これから破折していこう。
いや、茶番政党自身は拒否されているんだが…
この政治の激動をつくりだすうえで、決定的な役割を果たしたのは、自民党の政治資金パーティーによる裏金づくりを暴露し、さらに選挙の最中に、裏金非公認議員にたいする政党助成金からの2000万円の支給をスクープした「しんぶん赤旗」と日本共産党の論戦でした。選挙戦の終盤で、与野党ともに「空気が激変した」というほど、日本共産党は、自公政権を追い詰めるうえで大きな貢献をすることができたと確信しています。
たしかに茶番政党の「しんぶん(新聞ではない)」がおそろしいほどの「政権与党糾弾・破折能力」を持っていることは否定しないよ。
しかし今回の結果はそれが茶番政党への「信奉」にまでつながっていないことの表れではないのか。
というよりも、議席も得票数も減らし、さらには「れいわ新選組」にも負けていることについて何も触れていないのは卑怯だ。
また性質の違う選挙での得票と比べてる
比例代表選挙では、残念ながら、改選9議席から7議席への後退となりました。比例得票は直近の国政選挙である2022年参議院選挙と比べると、361万8千票(得票率6.82%)から336万2千票(得票率6.16%)への後退となりました。比例代表選挙で議席と得票を後退させ、東北、東京で現有議席を守り切れなかったことは、たいへんに悔しい結果であり、常任幹部会として責任を痛感しています。
また性質の違う選挙と比べてるなあ。
まあ、国政選挙ならまだましではあるが。
しかし今年初頭の党大会などでは比例代表での得票数を「650万」にするんだと意気込んでたよね。
総選挙では、比例代表での躍進を中軸にすえ、「650万票、10%以上」の獲得、すべての比例ブロックでの議席獲得と議席増をめざす。小選挙区では、沖縄1区の「オール沖縄」の「宝の議席」を必ず守り抜くとともに、小選挙区でも勝利できる党への成長・発展を戦略的目標にすえ、議席増をめざす。比例代表選挙での党躍進のためにも小選挙区で党候補者を積極的に擁立する。(大文字・赤文字強調は引用者)
その目標に遠く及ばないどころかさらに減らしていることについてもっと深刻に受け止めていない、反省していないのは本当に「深刻」としか言いようがない。
「選挙戦の論戦をリード」?何を言うてんねん
深刻といえば、このあとに綴られている「選挙戦」についての一文なんか本当にひどい。少し長いが引用する。
総選挙を通じて、日本共産党は、「腐敗政治を根本から正し、政治に信頼を取り戻す」「大企業・大金持ち優遇から暮らし優先へと政治を変える」「日米軍事同盟絶対の『戦争国家』づくりを止め、外交の力で平和をつくる」「石炭火力ゼロ、原発ゼロで、気候危機から人類の生存をまもる」「ジェンダー平等を求めるムーブメントをともにすすめる」という〝5つのチェンジ〟を訴えましたが、これらは有権者の気持ちにかみあい、選挙戦の論戦をリードしました。
「賃上げと一体に労働時間短縮で『自由な時間』を」という新たな政策提起は、国民の切実な願いと響きあい、訴えが届いたところでは大きな共感がよせられました。年金、医療、介護などの負担増・給付削減に対し、世代間対立をあおるのではなく、国の責任で社会保障の拡充をはかる「緊急提言」も大きな力を発揮しました。
また今度の総選挙では、第29回党大会以来の理論的開拓の到達点にたち、日本共産党のめざす未来社会――社会主義・共産主義社会が、「人間の自由」が全面的に花開く社会であることをおおいに訴えてたたかう、初めての選挙戦となりました。
これらの訴えが共感を集め、とりわけ若い世代、労働者のなかで新鮮な注目と期待をよんだことは、来年の都議選・参議院選挙のたたかいにとっても、党の世代的継承を中軸とした党づくりをすすめるうえでも大変重要な教訓だと考えます。
総選挙で訴えた政策、わが党の綱領路線、科学的社会主義に確信をもって、今後のたたかいにのぞむことを全党によびかけるものです。(大文字・紫文字強調は引用者。以下同じ)
もう口がアングリ、「開いた口が塞がらない」状態になってしまったよ。
茶番政党は選挙戦での論戦でリードなんかしていないし、「緊急提言」とやらも大きな力になっていないし、以前のブログでも綴った「共産主義と自由」が共感を集めてなんかちっともしていないじゃないか。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
今回はれいわ新選組のほかに「国民民主党」が伸び、その国民民主党は一部「世代間対立」をあおる主張もしていたというが、両方とも共通しているのは、
「未来社会よりも『今』をどう解決するのか」
を訴え、心に響いたからだろう。
れいわ新選組は「『今』の死にたくなる世の中を変えるために積極財政」を唱え、国民民主党は「手取りを増やす」と言うてるわけだ。
はっきり言って茶番政党には「今」へのアプローチがないんだよ。奇しくも私が唱えている懸念が現実になったわけだ。
で、結局は「自力が足りない」。まるで成長していない…
最後にはこう綴られている。
この総選挙では、日本共産党のご支持を広げようと多くの支部・グループ、党員のみなさんの大奮闘がありました。しかし、対話・支持拡大は近年の選挙と比べても半分程度にとどまり、党の訴えを有権者に十分浸透させきれないまま投票日を迎えたことを率直にお伝えしなければなりません。その根本にはわが党の自力の後退があります。ここに総選挙から引き出すべき最大の教訓があり、この弱点の打開は、いよいよ緊急で死活的課題となっています。そのことは全党のみなさんが、共通して痛切に感じておられることだと思います。
自力の遅れをカバーするために、第3回中央委員会総会では「国民とともにたたかう選挙」をよびかけ、全国各地で、「折り入って作戦」、SNSの発信・活用、選挙ボランティアの組織などで新しい創意的努力が行われましたが、この挑戦はまだ始まったばかりです。
いま、自民党政治の変革を願う広い方々から、党派を超えて、「自民党を追い詰めたのは『しんぶん赤旗』、ありがとう」と購読の申し込みが急増しています。「もっと自分が活動しなければ」との思いで入党する方も広がっています。
全党のみなさん。総選挙のたたかいがつくりだした新しい条件、財産を生かし、世代的継承を中軸にした党づくりにただちにとりかかろうではありませんか。強く大きな党をつくりながら、「国民とともにたたかう選挙」の探究をさらに本格的にすすめ、来るべき都議選・参議院選挙では必ず勝利をつかもうではありませんか。
毎回毎回綴られている
「自力が足りない」
というフレーズ。もうこんなの見飽きたよ。
衆議院議員総選挙でも、参議院議員通常選挙でも、そして統一地方選挙でもひたすら負けて(議席を減らして)はいつもこのフレーズ。
まるで成長していない…
あと、「○○ではありませんか」と締めるのも正直うざい。「ネットのおもちゃ」にすらされてしまっている。
あざ笑われるだけなんだよ茶番政党が真剣になればなるほど。
もういい加減にしろ。
次回に続く。