おはようございます。
今回は毒オトナの条件・第39回目。
駅で見かけたあるポスターについて綴る。
「大人って、こどもだなあ」…私が「オトナ」とカタカナで表記する理由
見かけたポスターは、
「大人って、こどもだなあ」
と少女が不思議そうに見つめているもの。
そして少女の見つめる先には、高齢者の女性や妊婦などが立ったままで、おそらく優先座席と思われる車内座席には大人の男性が足を広げてスマホを弄ったり、これまた男性が足を組んで眠りこくっているさまが描かれている。
そして「座席はゆずりあって座りましょう」と表記されている。
「ゆずろうよ」と言うと、「俺だって仕事で疲れているから優先座席に座る権利がある」などと言う…
で、誰かがこういう人たちに「席をゆずってあげましょうよ」とか言うと、「知恵をつけた」人がこう言い返すんだよなあ…
「俺だって仕事で疲れているんだから優先座席に座る権利があるはずだ」
「つらいのはこいつらだけじゃないんだぞ」
だから誰も席をゆずろうとしないし、「席をゆずりましょう」と声をかけることもない。
まるで「こども」じみた反抗…ゆえに私は「オトナ」とカタカナ表記をする
以前、ある方から「毒オトナ」という言葉について、
「オトナって少しふざけていると思う。『大人』と漢字で書いた方がいい」
とアドバイスを受けた。
しかし、私が目の当たりにした毒オトナたちは、今回の列車座席をゆずるケースのように、「こども」じみた反抗をよくする。あるいは自己正当化を。
それは「下=社会的マイノリティ」が声を上げたときも同様だ。
「女性は差別されているとかいうけれど、俺たちこそ長時間労働を押し付けられたりしている『男性差別』の被害者だ」
とかね…
そして声を上げた人たちに対し、ネット上で執拗な嫌がらせをしたり…
ほんまに大人とちゃう、「こども」そのものや。
ゆえに私は「毒大人」ではなく、「毒オトナ」とカタカナ表記をするのである。
次回に続く。