ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

私立学校は「お受験系」「プロ部活系」だけではない。

こんにちは。

以前、「浪速のドナルド・トランプ」のことについて綴った。

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 このとき、「私学助成の拡充」を訴えた(当時の)高校生のことを紹介したのだが、この人が通っていた私立高校は、

  • 難関大学への合格を目指す「お受験系」
  • 高校野球などトップアスリート*1を目指す「プロ部活系」

の、どちらでもなかった。

ここでも、「私立高校(学校)といえば『お受験系』か『プロ部活系』のどちらかなんだろ?」という「ステレオタイプ」が見て取れるんだよなあ。

では、どういうタイプの高校だったのかというと、

「学びなおし系」。

「普通の」学校になかなかなじめない人が、せめて「高校卒業」の証だけでも獲得したい、「人並みの学力」を身につけたいために通う学校。

テレビドラマにもなった「ヤンキー母校に帰る」のモデル「北星学園余市高校」が有名だろうか。*2

しかし、「お受験系」「プロ部活系」と比べ、「学びなおし系」は知名度が低く、また「主流秩序に沿わない」人たちが在籍しているとあって社会的に認められにくい。

そこに、「私立学校といえば『お受験系』か『プロ部活系』」という「ステレオタイプ」が合わさって、「浪速のドナルド・トランプ」氏は高校生に対してあんな態度をとったのだろう。
「エリート風情が乞食ごっこしてるわ」という感じで。

やはり、できるかぎり「ステレオタイプ」でものを語らないように気を付けたいものである。

*1:文科系部活なら「アーティスト」か?

*2:ちなみに主人公のモデルになった人は、現在政権与党の国会議員で、現政権好みの「教育政策」を訴えている…

ようやくコンビニ大手から「性暴力系雑誌」が消えるようだが…

こんにちは。

先月下旬、コンビニ大手(セブンイレブンファミリーマート、ローソン)において「成人向け(という名の性暴力コンテンツ)雑誌」の販売を取りやめることが決まった。

www.bbc.comまずは一歩前進だと思う。
もっとも、ミニストップはじめグループ全体で「成人向け」販売を取りやめた「イオングループ」の足元にも及ばないが。

さて、「成人向け(という性暴力系)コンテンツ」は雑誌だけではない。

電子書籍や日本式PtW(Pay to Win)ゲーム=ソーシャルゲームにも性的表現・性暴力系コンテンツはごまんとある。

そして、これらのコンテンツの広告が、
スマホブラウザなどの広告欄に堂々と表示されるのだから困ったものだ。

特に日本式PtWゲーム、てめェーだよてめェー!!
まあ、私も姉妹ブログに綴っているように、「大航海時代5」など「露出度の高い衣装を身につけた女性が多数出演している日本式PtWゲーム」は嗜んでいるんだけど、この「露出度の高い衣装を身につけた女性」というのが困りものでねえ…
スマホ等でのバナー広告はやたらとこれを強調するのよ。*1

「成人向け(という名の性暴力系)雑誌」の規制が終わったら、次はこれらな。

それでは。

*1:主に乳房と臀部。

こんな「代理人」、国会や地方議会にいてほしいとは思いませんか?~山本太郎氏のこと

こんにちは。¡Hola amigos!

もう1月も終わりなんだな。
「あけましておめでとうございます(ちっともめでたいとは思わないが)」というとったのが昨日のことのように感じる。

先日、ある国会議員(参議院議員)の映画を見、講演を聞いた。

名前は「山本太郎(やまもと・たろう)」。

 私が映画で一番印象に残ったのは、実は序盤のシーン。

山本氏がこう語るのよね。(以下意訳)

  • 「自分は今まで芸能人をやっていた。芸能人はテレビ局やスポンサー企業にたてついてはならない」
  • 「しかし、2011年の東日本大震災、そして東電福島原発の事故を目の当たりにしてもなお、自分は『今までの生き方』をやっていていいのだろうか」
  • 「自問自答を重ねた結果、自分は『今までの生き方』を捨てることにした」

…思ったね。
山本氏もまた、「脱・主流秩序」の道を選んだ人だ。
そして私の師匠である「伊田広行」氏の言う「たましい*1」を持った人だ。

そして2013年、山本氏は参議院議員選挙に立候補する。
「新党・今はひとり」を自称して。
いわゆる「泡沫候補」扱いだった。

山本氏は当選を勝ち取った。

当選後も山本氏は「たましい」のこもった闘いを続ける。

などなど…

そして、映画では綴られていないが、昨秋から年末にかけての臨時国会入管法改正の賛成反対投票において、同法改正賛成する議員のことを

と喝破したことは歴史に残るだろうし、まさに「そこにシビれるあこがれるゥ」。

以前の記事で、「国会議員や地方議員はいわば『代理人』。『私たちの声の代理人』を作ることを考える必要があるのではないか」と綴ったが、山本氏は「私たちの声の代理人」の一人と言えるだろう。

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 さて、今年は春に「統一地方選挙」、夏に「参議院議員選挙」が待っている。
山本氏のような「代理人」が、国会や地方議会にもっといてほしいとは思いませんか?
今年はまさに「代理人」を増やすチャンスだと思う。

むろん、私も「私たちの声の代理人」になりそうな人を応援し、活動するつもりだ。

山本氏もまた、今回の選挙が改選期だ。

それではまた。

*1:「魂」にあらず。詳しくはおすすめリンク欄にある同氏のブログ「ソウルヨガ」を熟読すべし…相変わらず読みにくいが…

*2:慶應義塾大学名誉教授にして東洋大学教授、人材派遣会社「パソナ」の会長にして「オリックス社外取締役、元参議院議員にして元内閣府特命担当大臣etc…とにかく政権与党に入り込んで私腹を肥やし続けてきた。

「年越し派遣村」バッシングを思い出した…

おはようございます。¡Buenos dias!

最近はテレビをほとんど見ることが無くなり、Youtubeの各政党のチャンネルなどを見るようになったのだが、ふとこの動画を見ていて思い出したことがある。

www.youtube.com

あの「世界の亀山モデル(笑)」の工場にて、最近外国人労働者の大量「雇い止め」があったという話をしているのだが、内容が酷い。

  • やはりというべきか「請負会社」がからんでる
  • 複数の「請負会社」とたらいまわし契約されることで「無期雇用転換」を回避している

相変わらずこんなのが横行しているんだよなあ…
フリーター漂流のころから全く変わっていない。
参考の過去記事↓

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

この話で思い出したのが10年余り前の「年越し派遣村」。
そして毒オトナたちがネット上で浴びせた「派遣村バッシング」。

いわく、

  • おまえら「非正規雇用」が「使い捨て」だということは認識していたはずだ
  • なにを企業に幻想抱いているんだ
  • 派遣村に集まっているやつはホームレス
  • 派遣村の運営は「プロ市民」で「共産党の手先」

…綴っていて腹が立ってきた。
なぜなら、こんなことを綴っていた毒オトナたちの中には「自身も非正規雇用労働者」というのが多数いたからだ。

当時はなぜこんなことをするのかがわからなかったが、シリーズ連載「毒オトナの条件」で綴ったように「自分は主流秩序の住人であり、また『年越し派遣村』の世話になるような愚かな人間ではない」というアピール、マウンティングなのだろうと想像できるようになった。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

それにしても、今回の動画で議員さんが指摘されているように、今春からの「特定技能」外国人労働者も結局使い捨て労働者の調達にしかならないと思う。

それでは。

議会や政党って、本当に「自分とは関係ない」存在なのかなあ…

こんばんは。¡Buenas noches!

この間、「共産党」の成人の日宣伝のお手伝いをし、「今年は統一地方選参議院議員選挙などがありますが投票に行きますか?」と「シールアンケート」をやってきたんだけど、「自分は投票に行かない」という方が結構多く「政治不信」が深刻なことを改めて思い知らされた。

行かない理由は、

  • 自分一人が投票したところで何も変わらない
  • めんどくさい
  • 議会や政党が自分とは関係ない存在だから

など…

気になったのは「議会や政党が自分とは関係ない」というところ。
本当に議会や政党の存在が「自分とは関係ない」のかなあ…

国会や地方議会の議員というのはいわば「私たちの声の代理人である。

たとえば現在の政権与党は企業経営者など、主流秩序におもねっている人たちの「代理人」となっている。

非・主流秩序に属している人たちから見たら、無力感に陥るのも無理はないだろう…

だったら、「非・主流秩序の代理人」を作ればいいじゃないか。
そして、国会や地方議会で自分たちの声を代弁してくれたら…

私はそう考えるんだけどなあ。

国会はともかく、地方議会は結構面白いぞ。
なにせ、「HIKIKOMORI当事者」が立候補していることもあるんだからな。

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それにしても、「投票したってなにも変わらない」とか言っているのは、
「わが国ニッポンにおける民主主義教育の不足」
が原因だと思う。

英語教育や、プログラミング教育もいいが、まずは民主主義教育を強化すべきではないか。
しかし現在の政権与党はやらないだろうなあ…
やはりここでも「私たちの声の代理人」づくりが必要なんだよね。

あと、成人の日宣伝をやっているのが「共産党」だけなのはどうしてだろう。
政権与党もやればいいし、あと「立憲」を名乗る政党は何をしているんだろう。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 それでは。

ああこれぞ、主流秩序の醜さよ!

こんにちは。¡Hola amigos!

新年早々、「月旅行を予約したり、人気芸能人の女性を恋人にしたりしている通販サイトの経営者」氏の醜いおこないを見てしまった。

そのことを「藤田孝典」氏が痛烈に批判しているので紹介する。

ironna.jp

まあ、この方は「主流秩序の住人」の中でもかなり上位にいる人だし、「自分たちとは別世界に生きている人」なのだから私としては何の感情も抱かないのだが、しかしこれを各種マスコミ屋たちが
「さすが経営者氏、そこにシビれるあこがれるゥ」
と称賛していたのには唖然とした。
特にNHKの「おはよう日本」6時台の「おはBiz」までも…

御多分に漏れず、この企業も多数の「非正規雇用労働者」「派遣労働者」で回っている企業である。
そういう人たちのことを顧みずになにがお年玉だ、と藤田氏は憤っているのである。

それにしても、これでこの経営者氏はツイッターのフォロワー数が世界一になったらしいね。日本一、ではなく。

ああ、これこそ主流秩序の醜さよ!

経営者氏と言えば、過労自殺者まで出した外食企業「ワタミ」の創業者氏が6年前に政権与党の参議院議員になったが、今夏の参議院選挙では6年目で改選の対象なんだな。

次回は選挙、議員について綴る予定。
それではまた。