おはようございます。
私がブログ紹介記事でいつも取り上げているHIKIKOMORI当事者のブログ「高齢ひきこもり」。
彼*1も含めて、HIKIKOMORI当事者は常々「反・主流秩序の先駆者」だと思う。
主流秩序とは、私が常々「師匠」と仰ぐ、「イダ・ヒロユキ」氏が常々批判しておられる概念である。
はっきり言って、一言で説明するのはむつかしい。
あえて一番近い概念となると「世間の常識」であろうか。
師匠は常に、「主流秩序を疑え!」と訴えている。
「結婚しなければ一人前ではない」「パートアルバイトなど非正規雇用は職業ではない」「金を儲けなければ幸せにはなれない」「戦争は自然の摂理だ」etc.etc.
↑これらを捨てて新しい「個」を確立した生き方を身に着けよ、と主張しておられるのだ。
例えば、「パートアルバイトでは生活できない」と考えるのではなく、「パートアルバイトでも生活できるように社会システムを変える」ことを常々考えていくのである。
話をHIKIKOMORIにもどそう。
私は以前の記事で、「高齢ひきこもり」の二条師匠は発達障害の認定を受けるべきだ、との主張をした。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
しかし、二条師匠を含め、HIKIKOMORI当事者たちにも「主流秩序」にとらわれてしまっているのかして、「自分は障害者のレッテルを貼りたくない」「障害者はむしろHIKIKOMORI当事者の敵だ」という主張が見られる。
…甘ったれるな!!!と言いたい。
「いやいや障害者福祉を享受することこそ甘ったれているんだろ?」と言うだろう。
それこそが「主流秩序にとらわれている」立派な証拠なのではないか?
はっきり言おう。
HIKIKOMORI当事者は健常者ではない!!
むしろ、「健常者」という主流秩序と戦うべきだと考えるべきであろう。
私自身もそうだ。
大学を卒業するまでは健常者だと思っていた。
しかし就職してみると本当に仕事ができず、「お前のIQなんぼやねん、コラ!」と罵声を浴びせ続けられた。
数年後に精神科医に診てもらい、WAIS-Ⅲ検査を受けると「アスペルガー症候群に近い広汎性発達障害」と診断され、肩の荷が下りた思いがした。
とにかく、「健常者」という名の主流秩序を捨てること、これこそ「HIKIKOMORI当事者」に与えられた道なのではなかろうか。
最後に、私が師匠と仰ぐイダ・ヒロユキ氏のブログを紹介する。
さらに今年、師匠は「主流秩序原論」ともいうべき本を出版されているので機会があれば読んでみるといいだろう。
著書の名前な「閉塞社会の秘密 主流秩序の囚われ」。
それではまた。
*1:過去記事から少なくとも私より年上であることはわかった。