短期集中連載「潜入・大人の幼稚園」第1話　就労支援施設B型 - ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

こんばんは。

前回予告したとおり、今回から短期集中連載「潜入・大人の幼稚園」をお送りする。
以前シリーズ連載「私と発達障害」に登場した「就労支援施設B型」についてさらに詳細に綴ろうと思う。

私がショッピングモールを要らぬトラブルを起こして退社したのち、「地域活動支援センター」で「大佐」のカウンセリングを受けたりしていたころ。

2008年ごろだったと思う。
両親が「知り合いが運営している就労支援施設があるんだが…」と、私に勧めてきた。

その知り合いとは、私が幼少のころ、療育施設にいた同期生の母親だった。
その同期生は重度の知的障害で、なかなか話をすることもできなかった。
…といっても、36年くらい前の話なので、全くと言っていいほど覚えていないが。

で、その「同期生の母親」が、「就労支援施設B型」を運営しているという。
施設長を務める彼女によれば、ジョブコーチ的存在の方もいるらしい。

「あなたには内職作業が向いているから、それをやってもらおうかしら」
施設長は私にそう言った。

「今行くところもないあンたには良い施設じゃないかね」父親が自信ありげに言った。

確かに、今は行くところがない。
少しでも、自分の足しになることはやりたい。

私はその施設に入ることに同意した。
「大人の幼稚園」に…。

次回に続きます。