ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

「セックス・ジェンダー」に関するお題を2つ。

こんばんは。Buenas noches!!

今回はカテゴリー「セックス・ジェンダー」に関する話題を2つ。
なお、今回は性に関する不快感な表現があるので折りたたみます。

 

 「フェミニズム」と「ミサンドリズム(ミサンドリー)」の混同

ブログやツイッター等を見ていると、「フェミニズム」というものをことさらに敵視している人が多くて驚く。
私は、最近「エマ・ワトソン*1」の演説を「ハートネットTV」で知り、その全文にも目を通した。

logmi.jp

記事から一部引用。

女性の権利を主張することが男性嫌悪に繋がってしまうことが問題であるとひしひしと感じています。女性の権利主張=男性嫌悪、という世の中の意識を変える必要があります。(太字強調は引用者)

 わが国には「女尊男卑」という言葉があるように、「女性は男を嫌っており、すべての社会は女性に支配されるべきだと金切り声を上げること」が「フェミニズム」なのだと男たちは認識し、がなり立てている。

ごーまんかましてよかですか?

そういうのはなあ、「ミサンドリズム(ミサンドリー)」というの!!

ミサンドリー」とは「男性嫌悪」の意味。
たしかに一部「自称フェミニスト」の中には「ミサンドリズム推進」を叫んでいる人もいるかもしれない。

しかし本当の「フェミニズム」というのは、「男女ともに*2生きやすい世の中」をつくるための運動であることは、当該記事から見てもよくわかる。

ああそれなのにそれなのに…
わが国ニッポンにおいては「フェミニズム=ミサンドリズム」という認識で、「フェミニズム」に憎悪する人たちは意趣返しとして「ミソジニズム(ミソジニー*3」にはしるのである。

もういい加減にしろと言いたい。
私は過去の記事で、「女性は性的はけ口ではない。私は女性に対してやさしくありたい」と決意表明している。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 イオングループから「性行為・性暴力・性的虐待コンテンツ」が追放される

年明けから、イオングループの各種業態チェーン*4において「成人向け(アダルト)コンテンツ」などと婉曲される、

「性行為・性暴力・性的虐待コンテンツ」

を追放するのだという。

とてもいいことだと思う。

私は昔からねえ、あの手のコンテンツで本当に女性は人間扱いされていないなあと思っていた。
縄などで拘束されたり、周りから精液ぶっかけられたり*5変な格好で性器挿入されたり…

それこそ、「女は男の性のはけ口であればいいんだ」と思っている人たちにとって最適なコンテンツであるといえるだろう。

以前には女性の性器を文字通り「破壊される」事件もあったという。

こういうコンテンツを嗜んでいる人間を私は大いに軽蔑する。

それではまた。

*1:女優。ハリー・ポッターシリーズのヒロイン「ハーマイオニー」役で知られる。現在は社会運動のアクティビスト(活動家)としても知られる。

*2:むろん、LGBTはじめジェンダーマイノリティも。

*3:本来は女性嫌悪という意味だが、わが国においては「女は男の性的はけ口であればそれでいいんだ」ととにかく女性に対して侮蔑、憎悪をあからさまにすること。

*4:総合スーパー「イオン」、コンビニエンスストアミニストップ」、食品スーパー「マックスバリュ」、書店「未来屋書店」など。あと「山陽マルナカ」などの地方スーパーもか。

*5:ちなみに「BUKKAKE」と国際語にもなっている…