こんばんは。¡Buenas noches!
寒い…昼間はそうでもないが、朝夕は本当に冷える。
今回は毒オトナの条件の第31回目。
「ジークハイル」で殺された人もいる
昨日、サッカーゲーム「FIFA 20」の「FUT*1」モードを始めたら、「開発チームからのお知らせ」として、
「Marco van Basten(マルコ・ファン・バステン)の関連要素が使えなくなる」
というメッセージが表示された。
その文の中で、「社会の多様性を尊重」という文言もあったので、「おそらくなんか差別発言でもしたのだろうか…」と思った。
真相はこうらしい。
うわあ…「ジークハイル」ですかあ…
本人はジョークのつもりでの発言だったらしいが…
数年前にプロレスラーの「ハルク・ホーガン」氏が過去の差別発言を掘り起こされてプロレス界(WWE)を追放されたことを思い出したなあ。
お二方とも、おそらくは「生粋の毒オトナではない」と思う。
ただ、「ジークハイル」や「ニガー*2」という言葉のもとに、差別や侮蔑、虐待、そして虐殺された人たちがいるということにまで想像力が回らなかったのだと思う。
当事者目線、あるいは当事者への想像力の欠如だ。
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「一つ前はダサく、二つ前以上はロマン」…もしかしたら「ジークハイル」も「ロマン」なのか?
ところで、最近「『日本の伝統』という幻想」という本を読んでいる。
その中で、面白い一文があった。
「時代の遠交近攻(P85)」
自分のいま生きている時代の一つ前の時代に対しては「ダサい」と感じ、それ以前の時代に対しては「ロマン」「憧れ」を感じる「現象」があると著者は説く。
そしてそれは、「本人が親(世代)に対しては反発を感じ、祖父母には親近感がわく」ようなものと似ているとも。
ここら辺を踏まえると、もしかしたら「ジークハイル」などの差別発言、虐殺を扇動した勢力をたたえる発言って「親世代への反発」として出てくる発言なのではないかと思う。
ここでの「親世代」「一つ前の時代」は「戦後民主主義」や「国際連合を中心に、平和で人権が尊重される社会の構築」が叫ばれていたころ。
そして「祖父母世代」は「大日本帝国」「ナチスドイツ」が悪名を高めていた時代。
そういえば、暗黒面に堕ちた「ゴーマニズム宣言」が大日本帝国を美化する作品を投稿しつづけたが、「うちのおじいちゃんを悪しざまに罵るのか」とかよく言っていたよなあ。
あと、団塊世代への憎悪も「時代の遠交近攻」の一種だな。
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そして、言うまでもなくわが国ニッポンは「大日本帝国への回帰」が一番進んでいる国である。
戦後民主主義や国連中心の「平和と人権の構築」などくそくらえだと思っている。
「憲法改正」「ポリコレうざい」もその一つのフレーズだ。
ニッポンの毒オトナたちの、政治・社会観といえる。
実際、世界の毒オトナたちにとって、ニッポン社会は「憧れ」の存在なのだそうだ。
ノルウェーの銃乱射殺人事件の犯人や、フランス「国民連合*3」の党首など…
ほんま、毒オトナの跋扈、どうにかせんとあかんわ…
それではまた。