こんばんは。
前回、堺市長選を綴ったが、案の定ここも「浪速のトランピズム政党」が勝利したね…
前の「大阪府知事・大阪市長ダブル選」とは違い接戦だったけど…
さて今回は久しぶりにシリーズ連載「就職氷河期戦線異状あり」の番外編を綴る。
例の阪急電鉄炎上の件で、思い出したこと
先日、阪急電鉄が中つり広告の企画として実施した「はたらく言葉たち」とのコラボ企画が「炎上」した。
joshi-spa.jpこの中には「『ありがとう』という言葉が大好きで、社員を過労自殺に追い込み、そして現在は政権与党の参議院議員をしている」あの外食チェーンの言葉もあったり。
さて、紹介した記事の中で、私が気になったのはこちら。
「月収50万円の生きがいのない生活より月収30万円の仕事が楽しくて仕方ない生活がいい。 研究機関/ 研究者 80代」
この言葉に対し、ツイッター上ではハッシュタグ「#手取り30万」が誕生。
「手取り30万円が欲しかったら、90万円分の結果を出せ」
私もこうツイートした。
#手取り30万
— やまもと「豚猫は正義」ぶーにゃん (@yamamotobuunyan) 2019年6月13日
20年前の大学時代、就活セミナーで聞いたセリフ
「手取り30万円欲しかったら90万円分の『結果』を出しなさい。企業経営(維持)に30万円、そして株主配当に30万円。」
いわゆる経営者マインド
「結果を出す」という言葉もこの頃から頻繁に使われ出した
「手取り30万円が欲しかったら90万円分の『結果』を出せ。手取り以外の内訳は企業経営(維持・利益)、そして株主配当だ」
これ、本当に言われたことだからね。
まあ、もっともなことなんだけど、バブル世代はこんなこと言われなかったんだろうなあ…「就職戦線異状なし」のような。
注目すべきは企業利益のほかに「株主配当」が入っているということ。
私が就活した西暦2000年代から、「株主を向いた経営」「物言う株主」などといったことが頻繁にメディアで取り上げられるようになった。
その中で企業が株価を上げる=株主から称賛される手っ取り早い方法が、
「リストラ」「新規採用の抑制」
であった。
「月収50万だとか30万」という言葉を見て、ふとこのことを思い出した。
それではまた。