こんばんは。
今回は先日、「アーノルド・シュワルツェネッガー」氏*1がアメリカ合衆国の「もうすぐ『前』大統領」にたいして痛烈に批判、「もうすぐ『前』大統領」を信奉する人々によっておこなわれたアメリカ合衆国連邦議会への襲撃事件を非難する声明を発表したことについて綴りたい。
こちらの記事に詳しい。
私が中でも心を打たれたのは、かつての主演映画「コナン・ザ・グレート」で実際に使用した剣を見せて、「剣は一体どうやって作られるか」と語ったところ。
これは『コナン・ザ・グレート』で使った剣です。剣に焼き入れをするほど、剣は強くなります。ハンマーで叩かれ、炎で焼かれて冷水で冷やされ、工程を繰り返すことで剣はどんどん強くなります。
この話をするのは剣づくりのエキスパートになって欲しいからではありません。アメリカの民主主義も剣の鋼と同じなのです。鍛錬することで、より強くなります。
私たちの民主主義は、戦争、不正、暴動にさらされました。今回の襲撃事件で、失われかねないことが何かを知ったため、私たちの民主主義は強くなります。
(赤字・太字強調は引用者)
ここで、私は日本国憲法第十二条にある「不断の努力」という文言を思い出した。
第十二条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ
民主主義、それの中心となる「自由」「権利」はまさに鋼を熱して鍛えるように、「不断の努力」で保持・発展させるもの。
そして、「自由と権利」をはき違える=濫用することを戒めねばならない。
今回の声明で、日本国憲法をより深く理解することができたように思う。
思えば、あの暴動は「自由と権利をはき違えた」人たち=毒オトナたちによって引き起こされ、また「もうすぐ『前』大統領」氏はそういう連中を扇動して政権を運営してきたのだろう。
同じく毒オトナたちを扇動することによって大阪の地方行政を牛耳り、「政権与党の一角をめざす政党」まで作った人たちのことを私は「ナニワのドナルド・トランプ」「ナニワのトランピズム政党」と言ってきた。
アメリカ合衆国は大統領が失脚することになった。
ニッポンの「自由と権利」という名の剣を鍛えるための「不断の努力」が今、問われているように思う。