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豚猫大好きぶーにゃんの社会的弱者研究所

豚みたいに太った猫が大好きでたまらない私、ぶーにゃんの「社会的弱者(マイノリティ)」について考えるブログです。主にHIKIKOMORIなど、「公認されない社会的弱者」に関することを綴ります。

就職氷河期戦線異状あり⑨(最終回)非正規雇用でも「食える」ように社会構造の転換を!!

おはようございます。Buenos Dias!!

私が直面した「2000年代就職氷河期」と、その雇用状況について綴ってきたシリーズ連載「就職氷河期戦線異状あり」も、今回でひとまず最終回。

むろん、雇用の問題については今後とも綴るので、最終回ではあるものの「未完」ではあるのだが。

それにしても、本連載ではいろいろ本を読んだなあ。
「ルポ解雇」「フリーター漂流」「ワーキングプア」…
いずれも当時の雇用状況を克明に綴ったものだった。

今回は、最終回ということで、私からささやかな「提案」をしたいと思う。

就職氷河期戦線異状あり⑨非正規雇用でも「食える」ように社会構造の転換を!!

「2000年代就職氷河期」についていろいろ綴ってきたが、やはり、私は「昔の雇用慣行に戻す」よりも、「変わってしまったのは仕方がないから、せめてそれに合わせる形でせめて『食える』方策をとる」ことが重要だと思う。
「なんでもかんでも正社員にすべし」というのも現実的ではないと思うから。

非正規雇用でも社会保険の加入を

「2000年代就職氷河期」で急増した「偽装請負労働者」や「日雇い派遣」などの非正規雇用*1

これらが問題なのは「労働者が無権利状態にある」ということだ。

特に日雇い派遣では作業中に負傷しても労災保険すらないということが問題になっていた。

私は「非正規雇用労働者であろうが、労働者を使役する以上は必ず労災など社会保険加入を義務付ける」ことを訴えたい。
自動車を購入・所有する際にかならず加入しなければならない「自賠責保険」のようにすればいいのではないかと思う。

最低賃金が低すぎる

ワーキングプア」でもそうだったが、なぜ非正規雇用労働者たちは生活が苦しいのか。

それは法定の最低賃金が低すぎるからだと思う。

せめて、全国一律にするべきではないかと思う。

私は「最低賃金を1500円に」を訴えている「AEQUITAS(エキタス)を応援している。

aequitas1500.deci.jp

「まともな」就労支援システムを構築すべき

前回では、「職業訓練機関では機材やソフトウェアが陳腐化している」「就労支援担当職員も非正規雇用」など、わが国の就労支援環境が貧弱であることを綴った。

また、厚生労働省が新設した「職業訓練受講給付金」についても、「何も義務を果たしていないのに給付金がもらえるとは何事だ」という指弾を受けて審査基準が厳しくなっているということも綴った。

「雇用の流動化*2」を進める代わりに「就労支援システム」を構築するつもりではなかったのだろうか。
職業訓練受講給付金」についても、「雇用の流動化促進に伴う代償」とは考えられないだろうか。

今からでも遅くはない。
「まともな」就労支援システムを構築すべきだと思う。
政権与党が実施したら支持率うなぎ上りだと思うぞ。

賢い消費者になろう

労働者周辺のことだけでなく、消費者としても考えるべきことがある。

それは「賢い消費者」になることである。

たとえば、「廉価雑貨ショップ*3」で売られている商品はほとんどアジア周辺諸国で安く作られたものだ。
安く買える代わりに、生産拠点が海外に流出し、わが国の雇用が減少しているといえる。

こういうことも念頭に置いて商品の購入を心がける姿勢も大事なのではないかと思う。

なるべく「MADE IN JAPAN」の商品を買う、海外生産の物は「フェアトレード」の商品を買うことなどを心がけたい。

そして、小売店や飲食店で働いている人たちは、安い時給で一生懸命に働いているのだから彼ら彼女らに対して「無茶ぶり」なふるまいは慎みたいものである。
「少々接客態度が悪かったからといって即座にクレームをつける」とかね。

非正規雇用でも「食える」ようにすべし

いろいろ綴ったが、一言で言えば「非正規雇用でも『食える』ようにすべし」である。

「2000年代就職氷河期」によって、「非正規雇用」の増大はもはや止められなくなってしまった。*4

だったら、せめて非正規雇用労働者たちが「食える*5」ための施策・権利拡大を訴えるべきではないだろうか。
これは、「非正規雇用の増大」に対する「ツケを支払ってもらう」という意味も持つ。

私自身も非正規雇用労働者の一人だ。
これからも、労働・雇用の問題を弊ブログで綴っていきたいと思う。

それではまた。Adios amigos!!

*1:他にも時給制のパートタイマーなのに8時間以上のフルタイムで労働をする「フルタイムパート」などという「矛盾の故事がぴったりあてはまる」名前の労働形態もあった。

*2:=整理解雇・大量解雇容認。

*3:いわゆる「100均」「100円ショップ」。消費税が加われば108円だし、今後もっと上がる可能性もあるのだからことさら「100円」を誇張することはやめるべきだと思う。

*4:実際、「ワーキングプア」放送から10年で非正規雇用の割合は30%→40%に増えている、と「老人漂流社会」の昨年の放送で言及されていた。

*5:ここでは当事者自身が「食える」ほかに、結婚・出産・子育て・教育をまともに実施できる経済力をもつことを意味している。