ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

ある著名プロサッカー選手の自殺問題への説教について。

こんばんは。Buenas noches!!
体調はだいぶ回復基調にあります。

さて、今回は先週問題になった「ある著名プロサッカー選手の自殺問題に対する説教ツイート」について綴る。

そのツイートについて詳しいことはこちらを。
この方の論考はまさにその通りだと思う。

www.huffingtonpost.jp

しっかし、これ、著名プロサッカー選手を騙る偽アカウントかなあと思っていたが、本人認証マークがついていることから本当にそう思っていたんだなあ…
だってわが国のSNS界隈では著名人を騙る偽物が多いんだもの…詳しいことはこちらの過去記事で。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 で、そのプロサッカー選手は「他人のせいにするな、社会のせいにするな」に加え、「両親に感謝しないといけない」とまで言ってしまっている。

うわあ…これはあかんやつや…

私に言わせれば、このようなことをいう人が主流に立っているからこそ自殺者が絶えないのではないのかと思う。

たとえばHIKIKOMORI当事者の「二条師匠」。
彼は自殺者がどんどん増えることこそ「健全だ」とまで断言してしまっている。
自身もいつ自殺するかわからない状況だ。

生の強制。 | 高齢ひきこもり

師匠のブログの過去記事をずっと読んでくだされば分かるが、彼は両親、特に母親に疎まれて育ってきた。
いわゆる「毒親家庭」の子供だった。
とても「両親に感謝」などできないはずだ。

最初に示したリンク先でも綴られていたが、スポーツやビジネス界で成功した人間は「自分はだれにも頼らず、自分の力だけでのし上がってきた。自分でのし上がれない人間は愚かである」と認識しがちだ。以下引用。

自分は自分の力で頑張ってきたんだという強い自意識があるから、社会的な弱者に対して「他人のせいにするな」と平気な顔で言い放ってしまう。自分が成功したのは自分ががんばったから、そして、他人が成功しなかったのは他人ががんばらなかったから。あまりにも単純で、あまりにも狭い。物事の複雑な因果を一つの偏狭な図式に当てはめて理解し、それによって成功者としての自分の過去に肯定的な価値を与える。今日もまた一人、また一人と、成功者たちが「自己責任論」のダークサイドに墜ちていく。

この部分は全くその通りだと思う。
以前にも綴ったが、「自分が努力して報われるかどうか」は「運」と「縁」が絡むか否かに関わっている。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 この著名プロサッカー選手もそうだが、こういうたぐいの「励まし」は、「目標がはっきりしていて、自分が現在70%くらいの位置にいて、あともうひと押しで目標に手が届く」ような人に対してしか通用しないし、「そもそも目標などなく、生きること自体に絶望している」人には絶対に通用しない。
以下の過去記事も参照のこと。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

ああ、それにしてもアスリートたちに「公認されない社会的弱者」への温かい目線を持っている人が果たしているんだろうか…

それでは。Adios amigos!!

(追伸)
最近もちょくちょく師匠のブログを覗くのだが、最近は男性はみな「太郎」、女性はみな「花子」ばかりになってるなあ…