こんにちは。Hola amigos!!
今週一週間、体調を崩しっぱなしで、ちょくちょく欠勤することもあった。
ブログなかなか更新できずに本当に申し訳ない。
今回のシリーズ連載「就職氷河期戦線異状あり」執筆に当たり、現在「岩波新書」の「ルポ解雇」を読んでいる最中である。
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本シリーズで後日、本書のことについて綴るつもりである。
また、当時のことを綴った書籍をもう一度読み直すつもり。
さて今回は、私が就活に失敗して卒業する羽目になった2001年ごろ、各種求人広告で跳梁跋扈していた「業務請負」について綴ろうと思う。
就職氷河期戦線異状あり②「業務請負」ってなんだ?
西暦2001年、春。
私は結局、就職の内定を得ることのないまま大学を卒業した。
むろん、その後もパート・アルバイトなどの非正規雇用含め、ハローワークや各種求人広告を漁って職探しをしたのはシリーズ連載「私と発達障害」でも綴った通りだ。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
これら求人情報の中で、ひときわ目を見張るほどの業種があった。
「業務請負」
「総合アウトソーシング」という言葉も使われていたが、ほぼ同じものととらえていいと思う。
「労働者派遣」とどう違うのか?
「業務請負」と書かれていた企業の求人広告は、「各種製造業の現場でのライン作業」など。
そこに書かれていた勤務地は、「愛知県●●市」「茨城県●●市」など、おそらく世界的に有名な企業の工場がある場所として有名なところばかりだった。
ただ、なぜか、企業の名前は書かれていなかった。
後に見知ったところによると、企業名を公表してしまうと「なぜあんたの企業は直接雇用しないんだ」と詰め寄られる可能性がある、とのことらしいが…
社名も意味の分からないカタカナを並べていたものが多かった。
事務所・営業所が実は「アパートの一室」だった、というのもあったらしい。
おい、これって「労働者派遣」とどう違うんだよ…
私はそう思った。
当時「労働者派遣」は原則自由化されていたが…
「労働者派遣」に関する法律は、私の大学在学中に、「ポジティブリスト方式*1」から「ネガティブリスト方式*2」に転換され、原則自由化されていた。
しかし、製造業(工場労働)については、「一部禁止とする業種」の対象に含められ、認められてはいないはずである。
そうか、「工場の一部業務を丸ごと請け負う」という形態を装って、実質「労働者派遣」をやっているわけか…
後に、「偽装請負」として社会問題となり、「工場での労働者派遣」も同時に認められるようになっていった。
次回に続きます。