ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

こんな支援サービスを受けてきた・第3回「精神科デイケア」

こんにちは。Hola amigos!!

暑いなー。九州北部は連日豪雨だというのに…
関西は現在カンカン照り。

さて、今回は「精神科デイケア」について綴る。

こんな支援サービスを受けてきた・第3回「精神科デイケア

私が精神科デイケアと地域活動支援センターを利用したのは西暦2000年代中盤から後半。

家庭内暴力で「署」に連れていかれて精神保健福祉センターの診察を受けろと言われ、センターに通い続けて1年経ったころだ。

当時の主治医の先生が「デイケア」という存在について教えてくれた。

共同生活とレクリエーション、そしてSST

当時の私はまさにHIKIKOMORI当事者であり、この状況を打破するために何かが必要と感じていた。
私は是非、デイケアを利用したいと申し出た。

デイケアには、自分と同じ境遇の人たちがたくさんいた。
むろん、同世代の利用者も多い。

ルームにはゲーム機があり、私はゲームをよくやった。
デジタルだけでなく、アナログのそれも楽しかった。

時には外出して近くのグラウンドまで移動し、ソフトボールなどスポーツをすることもあった。
ただ、スポーツの場合、他の人たちがうまくプレイできないと苛立って怒鳴ってしまうこともあった。
自分がいかに他者との協調性がないのかということが分かったといえる。

特筆すべきは「SSTソーシャルスキルトレーニング)」。
数人が専用ルームに入り、社会でよくあるシチュエーションのロールプレイングをおこなう。
たとえば「面接で担当者から答えにくい話題を振られたとき、どう対処すればいいか」というお題があったとき、「正直に答える」「少しはぐらかす」など個人がそれぞれ対処法を「演じる」。
そこに他のメンバーがいろいろ批評するのだが、条件がある。
それは「かならず褒める」こと。
「●●は××でとてもよかった」という形で言わなければならない。
「●●ははっきり言って褒められない」と否定するのはもちろん、「●●はよかったんだけど、××は問題かな」と課題を提起することもダメ。
これは自分を褒めることすらできなかった私にとってきついものがあった。

精神保健福祉センターデイケアには期限がある

しかし、私が入所した精神保健福祉センターデイケアには期限があり、「3年」が経過したら「卒業」しなくてはならなかった。

課題も見え、デイケアを通じて少しでも克服しようと努める途中で、この「期限」が来てしまった。

せっかく自分が克服すべき課題も見えてきたのに、この後はどうしたらいいのだろう…

そう思っていた時に、デイケアの職員が紹介してくれたのが、「地域活動支援センター」だった。

次回は「地域活動支援センター」について綴る。

それではまた。