ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

いまさらながら、HIKIKOMORI「支援」業者提訴について。570万円とはいったい何だったのか。

こんばんは。Buenas noches!!

先月、NHKクローズアップ現代+(プラス)」にて、「HIKIKOMORI『支援』業者」についての話がなされていたが、その後、業者を相手取って提訴がおこなわれたそうだ。
こちらの記事に詳しい。

biz-journal.jp

今回の訴訟の原告側弁護士へのインタビューなのだが、いやはや「クロ現+」にもあったが「お子さんの未来のためです」「未来を買いましょう」とか、完全に悪徳業者の手口ではないか。

~~~~~~~~~~~~

以前、「電位治療器」のショールームに母親と一緒に通ったことがある。
その際、業者は「100万円払っておつりがくる」ということをアピールしていた。
最終日と業者が称した日に、その金額が明らかになる。

…88万円+税だった。

高くても10万円程度と思しき治療器本体と、ニ●リあたりで1万円足らずで売っていそうな椅子のセットでの価格である。

その際、業者はこう言った。

「これで一生病気知らず、医療費が浮くとなれば安いものでしょう!?」

「ヘエ、本当ニコレヲ使エバ病気ニ「絶対に」ナラナイノカネ?」
私は矛盾に気付いていた。
しかし、母親は健康面に不安を抱えていたのか、やや催眠状態になっており契約しそうになった。
父親に怒鳴られて我に返ったが…

それ以来、私は「健康」という言葉が大嫌いになった。
私が煙草をやらないのも、「健康のため」でもなんでもなく、ただ「ヤニ臭い人生を送りたくない」だけだ。

~~~~~~~~~~~~

話を戻す。

この手の業者が跋扈している理由を弁護士はこう話している。

――ひきこもりの問題は、なぜ放置されているのでしょうか。
望月 ひきこもりの問題は、医療と福祉のはざまで起きています。医療の対象にも福祉の対象にもならないからこそ、法律で報酬が定められておらず、このような業者が多額の報酬を請求する状況になっているわけです。要は、ひきこもり問題を監督する行政が存在しないのです。暴力の問題であれば警察ですが、親御さんや本人の同意書もあり、暴力行為を証明すること自体も難しい。詐欺として立件することも困難で、警察も介入しづらい問題です。

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/06/post_19405_2.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.

そう、公的機関も警察も介入しづらい問題ゆえにこの手の業者があるのだ。
彼らなりの「人助け」なのだ。

しかし、そもそもこの手の業者は「HIKIKOMORI当事者」本人のことなんて何も考えていない。
とにかく親や周辺への不安をあおるばかり。
このことは弊ブログでも過去に綴っている。

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

 弊ブログではこの訴訟を影ながら応援する。
それではまた。Adios amigos!!