ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主にHIKIKOMORIなど、「公認されない社会的マイノリティ」に関することを綴ります。

毒オトナの条件(42)モデルマイノリティ…「伝説のクリーチャー」も「命名」されていた!

こんばんは。¡Buenas noches!

今回も前回に続き「毒オトナの条件」を綴る。

モデルマイノリティ…「伝説のクリーチャー」も「命名」されていた!

本ブログにおいて、「発達障害界隈における『伝説のクリーチャー』」のことについて何度か綴ってきた。

つまり、「発達障害持ちであっても、その特性をうまく生かして社会の主流秩序に適応することに成功した人たち」である。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

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 最近、こういう「伝説のクリーチャー」たちのことについて、「命名」がされていることを知った。

「モデルマイノリティ」…主流秩序に規範的なマイノリティ

その名は「モデルマイノリティ」。
「主流秩序に規範的に適応した社会的マイノリティ」といった意味である。

こちらのサイトでとても詳しく綴られている。

anthrojp.com

差別というと、特定の人種やグループに属する人々の悪口を言ったり、また平等な機会を取り上げることによって特定のグループに属する人々のあらゆる権利を奪う形が一般的には語られことが多いでしょう。しかし、実際には差別を受けているマイノリティを理想化したり過剰に称賛する形の差別があります。それがモデルマイノリティの俗説 (英: model minority myth)と言います。モデルマイノリティ (手本や見本となる少数派) とは、差別をされていても教育やビジネスで成功を収めたり、法律や規則に従っていて社会の中でも手本になる少数派の事を示します。

(単純な太字は原文ママ、太字+大文字は引用者。以下同じ)

 

モデルマイノリティとしてのステレオタイプが一度作られてしまうと、マイノリティの現状が見えにくくなります。例えば、「一度アジア系アメリカ人は教育のレベルが高く、ビジネスでも成功していて収入も多い」というのがアジア系アメリカ人の生活に関する統計の一部からステレオタイプに変わると、実際にはアジア系アメリカ人の中でも中国系やフィリピン系アメリカ人が失業すると最低でも6ヶ月失業する確率が他のアジア系アメリカ人や非アジア系アメリカ人よりも高いという事実もあることには目が届きにくくなります。(Margaret 2017)

 紹介記事では「アジア系アメリカ人」のケースが綴られていたが、まさにこれこそ発達障害界隈で起こっていることそのものだと思った。

など…

そして発達障害持ちの9割がたは(もちろん私もそれに含まれる)、社会適応が極めて困難な状態であり、「うつ病」「統合失調症」などの「二次障害」に陥り、「HIKIKOMORI」になってしまっている事実は隅っこに追いやられる。

なんで、「発達『障害』」と、「障害」という文言が用いられているのか小一時間問い詰めたい気分だ。
社会生活に支障をきたしているから「障害」なのでしょうに。

話は変わるが…たとえ心身に障害はあっても「才能」があれば適応できる。逆になければ何をしても無駄

話は変わるが、前回綴った「女だから、と…」という本の話。

 

sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp

本書の主人公「ターニャ」は類まれな才能と、並々ならぬ努力を積み重ねてきた「 魔導師ソーサラー」だった。*1

ゆえに「女だから」という理由で冒険者パーティから外されるなど理不尽な仕打ちを受けてもそれを跳ね返す「 チカラ」があった。

しかし、仮にこの「ターニャ」が、何の才能もない人間だったらどうだろう。

「女だから」以前に、「才能がない」「努力が足りない」と理不尽な仕打ちが「正当化」されてしまうだろうね。
才能が無ければ努力のしようもないし。

私自身がまさにそう。

  • スポーツの才能はない
  • 勉強も人並みしかできない
  • ブログをやってもせいぜい月1000PVが精いっぱい
  • デジタルゲームには才能があるかと思ったがこれもからっきしであることがわかってしまった

ただ一つ、才能があるとすれば…

それは「受援力」だ。

つまり、「自分は何の才能もない人間である。それを全力で受け止め、ほかの人や福祉サービスなどを権利として堂々と受ける」才能である。

この才能すら持っていない人もいるからなあ…

  • 何の才能もないにもかかわらず、「自分にはなにがしかの才能があるはずだ」と身の程知らずな考えを持ち続けている
  • 「他人や福祉サービスを受けるなんて『義務』を果たしていないから駄目だ」と思い込んでしまっている

といった、ね…

話が長くなったが、たとえ心身に障害があったり、その他社会的マイノリティであっても「才能のある人」は大成するだろうし「才能のない人」は何をしても無駄である。

こういう厳然たる事実を、「伝説のクリーチャー」=「モデルマイノリティ」は見えにくくさせてしまう。
ほんとうに罪な存在だ…

それにしても「ターニャ」ももし「マジック:ザ・ギャザリング」のカードになったら間違いなく「伝説のクリーチャー」だろうなあ…

そんじゃ次回に続く。

*1:そして、ひょんなことで復活させてしまった伝説の魔女「ラプラス」の手によって「 魔法剣士マギ・セイバー」となった。