ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

パラリンピックのことを「ハートネットTV」で取り上げる必要はあるのだろうか。

こんばんは。

今日は先ほど放送していたハートネットTVについて綴る。

前々から思っているのだが、ハートネットTVが、パラリンピックのことを取り上げる必要なんてあるのだろうか。

NHKパラリンピックのことを精力的に伝えるようになったのは1998年の長野冬季パラリンピックのころだ。
当時、NHKの局員をしていた人*1が選手として出場していたことから取り上げたのだ。

その後、民放などNHK以外のマスコミ各局も伝えるようになっていった。
今回のリオデジャネイロパラリンピックにも出場した成田真由美氏の「車いすで買い物に出かけようとしたら来客用エレベーターがなく、ごみ集積コンテナ運搬用のそれに乗せられて臭い思いをした」というエピソードが忘れられない。
また、当時テレビ朝日の「ニュースステーション」で放送していた、宮嶋泰子氏が「世界では障害者たちもスポーツやレジャーを楽しんでいる」ことを伝えるドキュメンタリーコーナーも忘れられない。

その後、障害者スポーツを巡る環境も整えられ、スポーツのみならず「バリアフリー」の名のもとに身体障害者が生活をするための環境も同時に整えられていった。

しかし、昨今のパラリンピックを巡る報道は、オリンピック同様、「ショー・ザ・日の丸」のことしか眼中にない。
逆を言えば、それだけ選手・指導者・その他スタッフたちが「遊びに行くのではない、世界と戦うのだ」という意識を持っていることの表れなのだが、パラリンピックを通じて「障害者たちが気軽にスポーツを楽しむには何をすべきか」という取り上げ方をほとんどやらなくなったことは大問題だと思う。

長野パラリンピックのころからは隔世の感もあるが、身体障害者たちがスポーツを楽しむ環境がわが国で整えられているかというとそうでもないのが現状だ。

ただ、少なくとも、ハートネットTVが「パラリンピックのショー・ザ・日の丸特集」をする必要は私からすれば「絶対になし」と断言する。
それこそ週末のスポーツニュースで取り上げるべきだろう。

もしそれでもパラリンピックのことを伝えきれないというのであれば…
それこそ私が姉妹ブログで主張している「スポーツ専門チャンネル」を作ればいいのである。

sgtyamabuunyan.hatenablog.com

それにしても、ゴールボールとボッチャは私もやってみたいなあと思う。
あとチェアスキーも。

それでは。

*1:大日方邦子氏。当時NHK高校講座の制作担当だった。このころの高校講座は本当に内容が地味~なものだった。